スリムシリーズ、ニッセイと同額値下げ。そしてニッセイの天下に

スリムシリーズが、本日、ニッセイへの対抗値下げを発表しました。
https://www.am.mufg.jp/text/release_180703.pdf

第一報は、いつものとおりアウターガイさんです。
https://www.valuetrust.net/entry/2018/07031506.htm


※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●楽天・インデックスバランス・ファンドが登場(7/20~)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-955.html

●「たわら男爵15種」の構成銘柄を変更しました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-954.html#more

●スリム先進国株150億円、スリムバランス130億円を突破
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-953.html#more

●nanacoギフト券で2%得して税金を払おう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-952.html#more

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私は、スリム先進国株がいち早く信託報酬0.1%の壁を破ってくれるのではないかと期待していましたが、ふたを開ければニッセイと同額値下げという残念な結果になりました。

スリムシリーズの信託報酬は、7月25日から

先進国株 0.109%
新興国株 0.189%
バランス 0.159%

にそれぞれ引き下げられます。

ニッセイ外国株の純資産額は、

1、二ッセイ外国株 910億3900万円
2、SMTグローバル株式 646億0200万円
3、eMAXIS先進国株 349億9400万円
4、たわら先進国株 238億0200万円
5、外国株式インデックスe 159億2900万円
6、eMAXIS Slim先進国株 151億0300万円
7、Funds-i外国株 97億2000万円

のとおり他ファンドを圧倒しており、独走状態です。

これまでスリム先進国株には異常なほど資金が集まっていました。
その理由は、「いくらニッセイといえども0.1095%は無理じゃね?」とみんなが疑っていたからです。

しかし、ニッセイは、今回、スリム先進国株の0.1095%を下回る0.109%に値下げすることを発表しました。
これでおそらく流れは大きく変わります。

スリムシリーズは所詮は最安ファンドに追随するだけなのに、ニッセイは出血覚悟で最安値を狙いにいく

という評価が固まってしまうでしょう。

しかも、ニッセイ外国株が今回の値下げによって徹底的に超低コスト戦争を戦っていく姿勢を示したことで、ニッセイ外国株を見限ってスリム先進国株に乗り換える顧客はいなくなるでしょう。これらの顧客層をスリム先進国株が得ることで、スリム先進国株が純資産額を伸ばすという作戦はもはや機能しなくなってしまいました。
インデックス投資家の数は限られていますので、これはスリム先進国株にとって致命的な痛手となる可能性があります。

ニッセイ外国株は原因不明の下方乖離を毎年出しており、その影響もあって1年リターンは悪いです。

●スリム先進国株
2017.6.26 10386
2018.6.25 11483
騰落率 10.56229%

●ニッセイ外国株
2017.6.26 13762
2018.6.25 15200
騰落率 10.44906%(スリム先進国株比-0.11323%)

しかも、ニッセイは、なぜニッセイ外国株が乖離を頻発するのかについて、その原因を把握していません。

インデックスファンドの運用って難しいんですよね(@ニッセイ外国株)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-784.html
●刮目せよ、これがニッセイマジックだ!!
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-791.html
●ニッセイ外国株から、説得力ゼロの弁解が公表されました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-831.html

私はこの点は非常に問題であると考えていますが、投信ブロガーであってもこの点は一切無視し、信託報酬だけからニッセイを支持していますので、スリムシリーズの同額値下げではニッセイの岩盤は微動だにしないでしょう。

スリム先進国株が昨年12月30日に異次元の値下げをしてからちょうど半年が経過しました。
当時、スリム先進国株の純資産額は30億円でしたが、わずか6か月で120億円を増やし、純資産額は5倍に激増しました。

しかし、その勢いもこれで打ち止めです。
スリム先進国株は純資産額が1000億円を超えると信託報酬が0.099%になることから期待をしていましたが、残念です。


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コメント

No title

まだ先の話ですが、slim先進国株は純資産が500億円を越えると、超えた分の運用管理費用が値下げになりますが、これに対してニッセイはどう対応してくるのか気になります。
この方式は値下げによる対抗がしにくい(純資産が増えるほど実質的なコストが下がる)ように思いますので、僕はてっきりニッセイが先に適用して三菱の対応を伺う展開かと思ったのですが。
slim先進国株が500億に達するのも時間の問題のように思いますので、この時にまた何か動きがあるのではないかと注目しています。

No title

コメントありがとうございます。

>slim先進国株が500億に達するのも時間の問題のように思いますので、この時にまた何か動きがあるのではないかと注目しています

私は無理だと考えています。
ニッセイ外国株が一人勝ちして終わるでしょう。それだけ先駆者の先行者利益は大きいということです。

バンガード社は同率一位作戦というセコイ作戦は採用せず、自らの身を削って最安値を追求しています。
スリムシリーズはバンガード社にはなれず、その称号はニッセイにこそふさわしいという評価になってしまうでしょうね。

No title

有言実行で最安値にするslimは信用できる
これから他のファンドが値下げしたとき、ニッセイは付いていかないだろうが
slimならきっと同率1位は最低限やってくれるはずだ

No title

コメントありがとうございます。

>これから他のファンドが値下げしたとき、ニッセイは付いていかないだろうがslimならきっと同率1位は最低限やってくれるはずだ


多くの人は、ニッセイの今回の値下げによって、ニッセイは必ず他社より少しでも安くすると確信することでしょう。

スリムシリーズは、わずか70万円をおしむことで、そのブランド価値を大きく毀損し、躍進の好機を逃してしまったと考えます。

No title

あとはslimシリーズの年内直販開始でどれくらいのインセンティブを出してこれるかですね。

やっぱりこういうことを考えると、ニッセイを積み立てた方がいいんでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>slimシリーズの年内直販開始でどれくらいのインセンティブを出してこれるかですね

SBI証券や楽天証券のポイントを上回らないと話になりませんが、果たしてそこまでできるのか楽しみですね。

>やっぱりこういうことを考えると、ニッセイを積み立てた方がいいんでしょうか

スリム先進国株は、今後は劇的な純資産増は期待できませんが、既に150億円ですから、早期償還のリスクはなく安定運用も期待できます。

あえて運用技術に疑問があるニッセイ外国株を選択する必要はないと考えます。

これからの積立nisa は・・・

ずっーとスリム先進国で行こうかと思っていました。まさかニッセイがくるとは。

今年スリム先進国にしたことは間違ってなかったと思いますが、先進国系は日本では人気なのでよい商品が出てくれば早期償還の可能性もあるのかなと。

純資産が多く、乖離が少ない。
ここら辺が重要なきがしてます。

というか毎年1月1日に1番いい条件の先進国インデックスを買えばいいだけなんですね。

No title

コメントありがとうございます。

>ずっーとスリム先進国で行こうかと思っていました。まさかニッセイがくるとは。

今回の件は、スリム先進国株が先進国株インデックスファンドの覇権を取る可能性がなくなっただけであり、ベストバイファンドがスリム先進国株であることは変わりません。


我々は、今までどおりスリム先進国株を買えばよいと考えます。

No title

信託報酬を下げられる下限はいくらくらいだと予想していますか?

No title

コメントありがとうございます。

ニッセイ外国株は分かりませんが、スリム先進国株やたわら先進国株はマザーファンドを買うだけファンドですから、下限はなく、いくらでも売れば売るほど儲かると考えています。

それだけに、今回のニッセイ外国株の決断は重く、スリム先進国株の決断は軽いわけです。
もっとも、微動だにしないたわら先進国株は論外ですけれど。
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●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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