イーマクシススリムシリーズは、業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざすことを宣言した
インデックスファンドのシリーズです。
特に、
先進国株 0.1095%
新興国株 0.19%
8資産均等型 0.16%
これら3種類のファンドの信託報酬は、異次元ともいえるほど、他の同種ファンドの信託報酬とは隔絶した安さを誇っています。
これまでは8資産均等型バランスファンドがスリムシリーズの主力でしたが、今年に入ってスリム先進国株の勢いが止まりません。
eMAXIS Slim先進国株の純資産額の推移です。
2/27 新規設定
5/22 5億0700万円
8/3 10億1300万円
9/5 15億2600万円
11/1 20億2800万円
12/8 25億0100万円
12/29 30億円
1/11 35億7500万円
1/18 40億6900万円
1/26 45億4700万円
2/13 51億4200万円
2/19 56億8800万円
2/22 60億9000万円
3/5 65億0300万円
3/9 70億8700万円
3/19 75億3200万円
3/30 80億4700万円
4/6 85億8900万円
4/13 91億0900万円
4/19 95億9300万円
4/25 100億1400万円
異次元の値下げをした12月29日の純資産額は30億円です。
スリム先進国株の純資産額が30億円になるまでには新規設定から10か月かかっています。
しかし、異次元の値下げ後、わずか2か月で30億円を集めて純資産額を倍増させ、わずか3か月半で60億円を集め、純資産額を3倍に増やすことに成功しました。
そして、今回、大きな節目の100億円に到達しました。
ところで、このところの株価下落と円高によって、コストの高い旧ファンドの含み益が減ってきたことで、売却を伴う乗り換えを真剣に検討すべき状況になりつつあります。
●【基礎知識】
投資信託の売却を伴う乗り換えをする際の判断基準
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-874.html上記記事で検討したとおり、例え
たわら先進国株であっても、含み益が1割程度になれば売却してスリム先進国株に乗り換えたほうが得をします。
しかも、上記記事は譲渡所得税の税率が同じであることを前提にしていますが、現在の20%から25%に増税しようという動きもあり、その場合は20%のうちに利益を吐き出して納税してしまったほうが得をするケースもあるでしょう。
たわら先進国株は純資産額が200億円程度しかありませんし、有力な低コストファンドの一つですから、その保有者には切迫した乗り換え需要はないかもしれません。
ターゲットは、下方乖離を年中行事のように出しているニッセイ外国株(純資産額837億円)と、かつての王者SMTグローバル株式(純資産額622億円)です。
この2つのファンドから顧客を奪って、純資産額を500億円、1000億円へと増やし、いずれは信託報酬を0.1045%、0.0995%へと引き下げたいものです。
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