ニッセイマジックが炸裂するもスリム先進国株には及ばず

信託報酬0.1095%の異次元の安さで純資産額100億円突破が間近のeMAXIS Slim先進国株ですが、早いもので新規設定(2017/2/27)から1年が過ぎました。

インデックスファンドの判断基準は、コストとトラッキングエラー(指数との乖離率)の2点です。
しかし、コストは運用報告書では分からない隠れコストが存在すること、トラッキングエラーは指数には3種類あり、やはり運用報告書を見ても比較することができないことから、我々のような素人には、結局のところ、日々の騰落率が他ファンドと明らかに異なるものがないかチェックしつつ、最終的には騰落率で判断するほかありません。
なぜなら、ファンドの基準価額は、全てのコストとトラッキングエラーが反映された結果だからです。

というわけで、先進国株ファンドの3か月、6か月、1年リターンを比較してみます。

なお、指数の種類については、下記記事をご覧ください。

●【基礎知識】指数の種類
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-757.html

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●eMAXIS Slim先進国株式インデックス
2018/4/11 11146円
2018/1/22 11922円(騰落率-6.5089%)
2017/10/20 11162円(騰落率-0.1433%)
2017/4/20 9662円(騰落率15.3591%)

たわらノーロード先進国株式
2018/4/11 12045円
2018/1/22 12889円(騰落率-6.5482%)
2017/10/20 12067円(騰落率-0.1823%)
2017/4/20 10455円(騰落率15.2080%)

●<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2018/4/11 14764円
2018/1/22 15798円(騰落率-6.5451%)
2017/10/20 14789円(騰落率-0.1690%)
2017/4/20 12802円(騰落率15.3257%)


これを見ると、ニッセイ外国株が全ての期間でたわら先進国株に勝利していることが分かります。
ただし、ニッセイ外国株は不可解なトラッキングエラーを出しており、その原因を自社でも把握することができていません。

●ニッセイ外国株から、説得力ゼロの弁解が公表されました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-831.html

というわけで、私は、この結果を見ても、ニッセイ外国株ではなくたわら先進国株のほうが良いファンドであると考えます。

つぎに、スリム先進国株とニッセイ外国株を比較すると、全期間でスリム先進国株が勝利していることが分かります。

前述したとおり、ニッセイ外国株は処理不可能な爆弾を抱えていますので、積極的に選択する理由はありません。
今後はスリム先進国株を買っておけば間違いない時代に突入したといえます。

なお、スリム先進国株とたわら先進国株の1年リターンを比較すると、その差は0.1511%。
これは1000万円あたり1万5110円、1億円あたり15万1100円の差です。けっして少ない金額ではありません。

※スリム先進国株が異次元の値下げをしたのは2017/1/30ですから、3か月リターンの最初の1週間分は旧報酬のままです。とはいえ、旧報酬の期間は全体のほぼ10%ですから、無視できる程度といえます。
スリム先進国株とたわら先進国株の3か月リターンの差は0.0393%ですから、それを4倍した0.1572%が値下げ後の1年分のリターン差であると推計できます。
これは1000万円あたり1万5720円、1億円あたり15万7200円の差です。

とはいえ、含み益の20.315%を納税してまで乗り換えたほうが得をするといえるほどの差ではありません。

たとえば、たわら先進国株の保有額が1040万円で、うち含み益が240万円(30%)のとき、たわら先進国株を売ってスリム先進国株に乗り換えると、240万円×20.315%=48万7556円の税金を支払うことになります。
乗換えによって得られるコスト差を1000万円あたり1万6000円とすると、単利で計算しても失われた48万7556円をコスト差で取り戻すには30年以上がかかります(48万7556円÷1万6000円)。
現実には、失われた48万7556円は年5%の期待リターンを複利であげ続けますので、72の法則と115の法則によれば、14.4年で48万7556円は97万5112円になり、23年で146万2668円に増えます。

※72の法則とは投資元本が2倍になるまでの期間、115の法則とは3倍になるまでの期間の法則。

私のたわら先進国株の含み益は、現時点で31.05%ですから、相場が2割以上暴落しないと、スリム先進国株に乗り換えることができません。

というわけで、おそらくずっと私は「たわら男爵」のままであり、このブログのタイトルも「たわら先進国株でベンツを買うブログ」のままということになりそうです。


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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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