ネット証券で国債を買うと損します

無リスク資産の王道である個人向け国債変動10。

マイナス金利の影響で現在の利率は0.05%に過ぎません。
しかし、何度かお伝えしたとおり、個人向け国債のうまみは利率ではなく、1年ごとに解約・申込みを繰り返すことによってキャッシュバックを得ることです。
1年ごとに解約・申込みを繰り返すと、利息金を全額没収されるペナルティを受けますので、利率が幾らかは一切関係なくなります。

今回は、個人向け国債はネット証券で買うと損をするので、大和証券かみずほ証券で購入すべきだというお話です。

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1 100万円を購入するケース
(1)ネット証券 2000円(マネックス、SBI)、2000ポイント(楽天)
(2)大和証券、みずほ証券 3000円+100ポイント

2 500万円を購入するケース
(1)ネット証券 1万円(マネックス、SBI)、1万ポイント(楽天)
(2)大和証券、みずほ証券 2万円+500ポイント

3 1000万円を購入するケース
(1)ネット証券 2万円(マネックス、SBI)、2万ポイント(楽天)
(2)大和証券、みずほ証券 5万円+1000ポイント

4 結論その1~ネット証券は損
ネット証券で購入するのは明らかに損です。

5 結論その2~3000万円以上を同時保有するなら大和証券、そうでないならみずほ証券で買うのが得

大和証券では5500ポイントで5000円分のギフト券、1万500ポイントで1万円分のギフト券と交換できます。

これに対し、みずほ証券では、1600ポイントで1000円分のギフト券、5600ポイントで5000円分のギフト券、1万1000ポイントで1万円分のギフト券と交換できます。

ポイントの有効期限はどちらも最長3年ですが、大和証券は3000万円以上の国債の同時保有で無期限になります。

したがって、

(1)国債を同時期に3000万円以上保有する人
大和証券(有効期限が無期限で、しかも1ポイントの価値が高い)

(2)同時期に3000万円以上は無理だが、3年以内に累計で1600万円以上の国債を購入できる人
みずほ証券(ポイントの価値は低く、有効期限があるが、1600ポイントから交換できる)

(3)3年以内の累計投資額が1600万円に満たない人
ギフト券は諦める。
大和証券とみずほ証券のポイントプログラムを見比べて、自分の3年以内の購入予定額で交換したい商品がある方で購入する。

ということになります。

ちなみに、大和証券では、3000万円以上の同時保有でIPOの当選確率が5倍、5000万円以上の同時保有で10倍に増えます。
10倍に増えてもはっきり言って当たりませんが、1倍よりははるかにましです。なお、国債を幾ら購入しても支店の裁量配分は期待できませんので、支店で取引する意味はありません。

大和証券ポイントプログラム
https://www.daiwa.co.jp/PN/AP/OnlineTrade?aid=N_WWW_SSG301&cpy=00

みずほ証券ポイントプログラム
https://pointsystem.mizuho-sc.com/client/main/


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Painter:ますい画伯
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ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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