マネックス証券、米国株の円貨決済を開始するも極めて不十分

マネックス証券が、本日から米国株の円貨決済を開始しました。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20180326_03.html

なお、併せて、4月30日約定分までの円貨決済による米国株の購入時の為替手数料の全額をキャッシュバックするキャンペーンも実施します。

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これまでマネックス証券では、米国株を購入する場合には、必ず、事前に円をドルに交換しておかなければなりませんでした。

その結果、指値で注文を出すと、約定までの数日間に為替相場が変動し、円高になって思わぬ不利益を被るリスクがありました。

※1ドル100円のときに事前に100万円を1万ドルに交換し、VTの指値注文をし、数日後、1ドル90円のときに指値が刺さって約定したとき、100万円分のVTを買ったはずなのに、VTの取得価額は90万円となってしまい、買った瞬間に100万円との差額である10万円×20.315%2=2万3150円の損が確定してしまいます。

これに対し、円貨決済で注文をすると、指値が刺さって約定した時点で円をドルに交換するため、注文から約定までの円高リスクを回避することができます。

マネックス証券は、なぜかこれまで円貨決済を導入していませんでした(SBI証券や楽天証券は導入済)。
今回、購入時限定とはいえ、円貨決済に対応したことで、米国ETFをバイアンドホールドするインデックス投資家のニーズに応えることができます。

ただし、SBI証券も楽天証券も、売却注文時の円貨決済に対応しています。

マネックス証券はこんなことを言っています。

米国(アメリカ)株の円貨決済では、買付け時に円貨決済を利用した銘柄でも、売却時の売却代金は円貨への為替振替をせず、米ドルで返ってきます。
売却については円貨への為替振替が自動で行われないため、次の売買をそのまま米国株で行う場合に、不要な為替振替が行われず、為替振替にかかる手数料を抑えられるほか、スムーズに次のお取引をいただけます。また、円貨に戻したい場合はご自身で戻したい金額だけ為替振替を行うことができます。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20180326_03.html

いやいや、SBI証券も楽天証券も、売却注文時に円で受け取るかドルで受け取るか選択できますから。
ドルでほしいのに円で受け取らなければならない場合などありませんから。

また、マネックス証券はこんなことも言っています。

米国(アメリカ)株の円貨決済では、米ドル資金と円貨資金の両方がある場合、米ドル資金から優先して使用しますので、米ドル資金が不足している最小限の金額だけ為替振替が自動で行われます。
米ドル資金と円貨資金の残額をご自身で都度計算することなく取引が行え、不要な為替振替も抑えることができるため、為替振替にかかる手数料を最小限に抑えられます。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20180326_03.html

いやいや、SBI証券も楽天証券も、買付注文時に円で買うかドルで買うかを選択できますから。
円高なのでドルは寝かせておいて、新たに円貨決済で米国ETFを買いたいという需要はありますから。

先ほどの件といい、なぜ顧客に自由に選択させる仕組みにしないのか、理解に苦しむところです。
マネックス証券には、早急にシステムを改善することを要望します。


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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(SBI証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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