野村つみたて外国株投信、10億円に到達するも、今後は厳しい

野村つみたて外国株投信の純資産額が、3月5日付けで10億円に到達しました。

同日付けの純資産額は10億7400万円です。


※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●楽天市場ではこれを買おう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-815.html#more

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野村つみたて外国株投信は、「先進国株+新興国株」でありながら、信託報酬が税抜0.19%であり、先進国株ファンドより安かったことから、私は、新規設定当時から毎営業日1万円積立買付をし、このブログでも推奨してきました。

しかし、超低コストかつ巨額のマザーファンドをバックにもつにもかかわらず、野村つみたて外国株投信の純資産額は、新規設定日(2017年10月2日)からなかなか伸びませんでした。
その原因は、スポット購入ができず、積立買付専売にしたことです。

私は、それでも、今年の1月からつみたてNISAが開始されれば、状況は好転すると考えていました。

しかし、

(1)2017年12月29日にeMAXIS Slim先進国株が0.1095%という異次元の値下げをする旨を発表したこと
(2)2018年3月4日にeMAXIS Slim全世界株が0.142%でリリースする旨を発表したこと

の2つの理由で、野村つみたて外国株投信の未来はなくなりました。

私は、eMAXIS Slim先進国株の異次元の値下げの発表が決定的であり、eMAXIS Slim全世界株の新規設定はダメ押しにすぎないと考えています。

そもそも、我が国において、「先進国株+新興国株」のファンドは人気がありません。

本家のeMAXIS全世界株でさえ、2010年7月2日の新規設定日から6年半が経過するのに、その純資産額はまだ70億円程度にすぎません。
2009年10月28日に新規設定されたeMAXIS先進国株の純資産額が330億円を超えていることと比較すると、全世界株の不人気は明らかといえます。

野村つみたて外国株投信が衝撃的だったのは、「新興国株を含みながらも先進国株より低コスト」という点であり、換言すれば、先進国株より高コストであればその魅力は一気に失われてしまいます。

今回、eMAXIS Slim全世界株は、信託報酬0.142%で登場しました。
しかし、既に検討したとおり、eMAXIS Slim先進国株+新興国株で自作したときより高コストであること、そもそも日本を除く全世界株の人気は低いことから、eMAXIS Slim全世界株が人気を集めることはないでしょう。

そして、eMAXIS Slim全世界株より高コストで、スポット購入をすることができない野村つみたて外国株投信が人気を集めることもないと考えます。

もっとも、

●この投資信託がすごい(2018年3月、全世界株編)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-810.html#more

で検討したとおり、野村つみたて外国株投信のほうがeMAXIS Slim全世界株よりも、トータルコストでは安いです。

しかし、投信ブロガーを含め、トータルコストを意識する人は少数派であり、誰もが信託報酬だけで比較します。
あれほど高コストで乖離の激しいニッセイ外国株が人気を集め、投信ブロガーの中にも熱烈な支持者がいるのは、単にニッセイ外国株の信託報酬が安かったからです。

というわけで、野村つみたて外国株投信は一応の節目である10億円に到達しましたが、今後、純資産額を集めるのは非常に難しいと予想します。

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コメント

No title

スポット購入できるようにする気はないんですかね~。

まあ、1カ月1億円ペースで増えてもらえればいいのですが・・・

No title

男爵殿

野村つみたて外国株投信はスリムが投入されて以降、確かに中途半端になりましたね。

役人にはNISAの恒久化、野村には純粋なACWI投資信託の組成を期待します。

最後はやはり野村だろ。



No title

コメントありがとうございます。

>スポット購入できるようにする気はないんですかね

>野村つみたて外国株投信はスリムが投入されて以降、確かに中途半端になりましたね。

新記事で指摘しましたが、信託報酬を0.10%に下げればすべては解決すると思います。
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http://www.masuitousi.com/

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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

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