なぜたわら先進国株なのか(2)

先進国株に投資する投資信託には、アクティブファンドとパッシブファンドがあります。

私は、世界経済の右肩上がりによって株価も右肩上がりになる可能性に賭けているわけですから、そのためには株式市場全体を丸ごと買うのが合理的です。
そうすると、当然、アクティブファンドではなくパッシブファンドを購入することになります。

パッシブファンドを選ぶときの判断要素は、

1 信託財産は多額か
2 信託報酬を含む実質コストは低額か

という2点が重要です。

広告

なぜでしょうか。

第1に、信託財産が多額であればあるほど、途中償還されるリスクは低く、運用も安定しているはずです。

運営会社は、信託財産の一定割合を信託報酬として受け取ります。信託財産が少なくても、どうしても一定の固定費(人件費、事務所家賃、光熱費、什器備品など)は掛かります。そのため、信託財産が少なければ儲からないため、運用を途中で打ち切り、その時点の時価で現金化して返金して終了することがあります。
20年30年ホールドすれば必ず儲かりますが、途中で償還されると、もしかしたらその時点では含み損が出てしまっているかもしれません。償還されたことで、含み損が確定損になってしまうわけですね。
また、償還時に含み益になっていたとしても、償還されたことで含み益が確定利益になる結果、その2割が税金として天引きされてしまい、8割の利益しか手元に残りません。税金の2割分を運用していれば得られたであろう利益が失われるわけですね。

また、運営会社は、新規流入資金で現物株を購入します。基本的には、日本時間の15時までに顧客から得た金を使って、日本時間の夕方から夜に開場する外国株式市場で現物株を調達します。
信託財産に比して新規流入資金が多いと、一時的にファンドが荒れます。同じコップ1杯の水でも、小さなタライに流し込めばタライの水は大きく揺れ動き、元に戻るまでに時間が掛かるのに対し、プールに流し込めばほとんど影響なく、すぐに何もなかったように水面は鎮まります。

このような理由で、信託財産が多額である方が良いといえます。

第2に、コストが安いことですが、これは言うまでもないことでしょう。全く同じ商品であれば安い方が得に決まっています。

パッシブファンドは、一定の指標(インデックス)の値動きを忠実に再現することを目指すものです。そのため、実際には、ファンドが違えば運用の上手下手(指標との乖離率がどれだけ少ないか)も違いますが、理論的には同じ商品であるはずですから、安い方が良いということになります。
また、ファンドの運営には一定の固定費(信託報酬でまかなうべき、人件費や事務所家賃、光熱費等のほかにも、為替手数料、株式売買手数料、監査費用などが必要です)が掛かります。信託財産が多額であれば、そのスケールメリットを利用して、より安い手数料を払えば済むでしょうし、安くならない監査費用なども全体に占める割合は少なくて済みます。

なお、運用の上手下手ですが、単にインデックスをなぞるだけですから、運営会社やファンドマネージャーの力量によって違いが出ることはありません。
ただし、信託財産が少なければ、購入できる現物株も少ないため、先物運用等でしのがなければならなくなります。先物運用をすると、期限ごとに買い換える必要があったり、配当金が入ってこなかったりするため、現物株の市場平均に一致させることが難しくなります。

このように、信託財産が多額かどうかは、実は、コストだけでなく、運用成績(リターンではなく、指標との乖離率の少なさ)にも影響することになります。



広告

コメント

非公開コメント

広告

プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
●カテゴリ「この投資信託がすごい」では、ベストバイファンドの具体名を明示しています。
●カテゴリ「インデックスファンドの基礎知識」を読めば、誰でも簡単に投資信託の必須知識を得ることができます。

インデックス投資家必読の書

ブログ記事検索

他の投信ブログはこちら

管理