刮目せよ、これがニッセイマジックだ!!

ニッセイ外国株が2月6日から3日連続で他社の先進国株ファンドと大きく乖離し、1営業日おいて13日にも乖離したことは既にお伝えしました。

●ニッセイ外国株、1日で0.12%の下方乖離を出す(2/6)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-779.html#more
●ニッセイ外国株、1日で0.22%の上方乖離を出す(2/7)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-781.html#more
●ニッセイ外国株、1日で0.08%の下方乖離を出す(2/8)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-782.html#more
●ニッセイ外国株、1日で0.05%の上方乖離を出す(2/13)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-789.html#more

ニッセイアセットマネジメントに電話して事情を聞いてみたところ、

なぜ他社の先進国株ファンドの騰落率と乖離するのか、その原因は分からない。
インデックスファンドの運用は難しい。
1日ではズレるかもしれないが、1週間とか、もう少し長い目で見てもらえれば帳尻が合うはずだ。

という回答を得たことは、下記記事でお伝えしたとおりです。

インデックスファンドの運用って難しいんですよね(@ニッセイ外国株)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-784.html#more

あれから1週間がたちました。
そこで、少し長い目で見てみます。

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実は、ニッセイアセットマネジメントの担当者は、ニッセイ外国株の騰落率だけが他社の先進国株ファンドの騰落率と乖離する原因について、最初から分からないことを認めたわけではありませんでした。

最初の説明は、

他社とは違う運用をしている。他社とは違ってうちは完全法を採用している。他社より銘柄数が多いから、どうしてもズレが出てきてしまう。

というものでした。

しかし、ニッセイ外国株の構成銘柄数だけが他社よりも多いなどということは聞いたことがなかったことから(後で運用報告書を確認したところ、たわら先進国株とほぼ同数でした)、

本当に多いんですか?
御社より少ないところもあれば、多いところもあるんじゃないですか?
御社より少ないところも多いところも、その騰落率は固まっているのに、御社だけ上か下に突き抜けていますよね?

と確認したところ、最終的に、

2016年とは異なり、今回はどうしてこうなったのか、はっきりとした原因は分からない。
インデックスファンドの運用は難しい。
1日で見るとどうしても乖離してしまうから、1週間とかもっと長いスパンで見てほしい。うちは長い目で見ると結構取り返している。

という説明に代わりました。


長い目で見たときの騰落率です。

●ニッセイ外国株
2/5 15418
2/15 14604
騰落率 -5.2795%

たわら先進国
2/5 12579
2/15 11911
騰落率 -5.3104%

●eMAXIS Slim先進国株
2/5 11638
2/15 11019
騰落率 -5.3187%




これがニッセイマジックかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ



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コメント

No title

ベンチマークをいかにきれいにトレースできるか、が大事なポイントだと思うんですけどね。

No title

コメントありがとうございます。

>ベンチマークをいかにきれいにトレースできるか、が大事なポイントだと思うんですけどね。

全く同感です。

No title

またワロタ

No title

基準価格の違いから来ている可能性無いですかね?

No title

コメントありがとうございます。

>基準価格の違いから来ている可能性無いですかね?

騰落率は割合ですから、基準価額が違ったとしても、同じ先進国株インデックスファンドであれば同じパーセントだけ増減しなければおかしいということになります。

No title

運用に携わったことがありますので、助言しますね。

パッシブ運用における代表的な運用手法
1.完全法
ベンチマークを構成する全ての銘柄をその時価構成比率に合わせてポートフォリオを構築する方法
2.準完全法
完全法では、信用リスクがある破綻リスクの高い銘柄を保有するため、完全法からそれらの銘柄等を除外してポートフォリオを構築する方法。
3.最適化法
ベンチマークとの連動性を保てるように一部の銘柄をサンプリング抽出してポートフォリオを構築する方法
4.層化抽出法
ベンチマーク構成銘柄を小グループに分類した上で抽出してポートフォリオを構築する方法。 債券運用は、銘柄数多数で流動性がばらつくため、この手法を取ることになります。

完全法でベンチマークへの連動させようとしても、各銘柄の時価保有比率は売買単位での調整が必要です。しかし、購入段階では100株単位など指定条件が絡んでしまい、140~160株の調整が必要な場合でも、100株単位でしか調整できない状況もあります。もちろん、この分はその日の乖離への繋がります。また、流動性の低い銘柄ですと予定額の取得が難しいケースが出てきます。この辺りは、毎日数百株以上の取り扱い経験がないと実感が湧かないでしょうね。
外国株式の場合は、時間帯や日時制限での売買不可条件、為替変換時の金額調整が大変です。多く変換すると外貨キャッシュが余りますし、少なく変換してしまうとすべてを購入できなくなります。実際には、購入できない部分に準完全法的な運用手法を取り、予め優先順位を決めていた高リスク銘柄を割り当てるという作業で調整します。
前述の140~160株の調整が必要な銘柄は、数日かけての調整を行いますが、高リスク銘柄を外した分をベンチマークと調整する際には、適切な補完を取る必要が生じます。
最適化法では、高リスク銘柄や流動性の低い銘柄を運用しなくていいため、半分くらいの精神的負担で売買できますが、実際は、ベンチマークに連動させるための銘柄入れ替えで、大きな修正をして帳尻合わせをするために、どうしても売買機会が増加してしまいます。
層化抽出法は、主として債券インデックス運用用ですね。国債や地方債では、残存年数ごとに一部を抽出することがあります。車載ならば、規模別・セクター別に代表選考して保有するという具合です。保有していない銘柄の分は入れ替え不要なため、低コスト化に寄与します。また、流動性の低い銘柄に手を出さなくていいため、この点でもメリットがあります。株式ほどベンチマーク連動が厳しくないため、債券では、帳尻合わせをある程度予定通りに進めることができます。

たわらさんが、保有しているVTですが広い概念では準完全法で、投資に値しない企業は保持しない方針ですね。基本保有は、ベンチマーク通り約8000銘柄となっていますが、ETF特有の実保有権がある銘柄としては、最適化法でかなりの絞り込んでいるようです。やったことがあるから分かるのですが、地方銀行を例にとれば、横浜銀行と千葉銀行など地銀大手から1つ、人口規模200万人以下の地方銀行からは、地域別1行抽出などです。それをリバランス機会でローテしていくと、いい感じ収まります。ETFは、株式の権利買いなので、実際のところは抽出した銘柄のリバランスをローテでしているというところでしょうか。毎日、全銘柄の調整は無理ですので。

No title

コメントありがとうございます。

もしお分かりであれば教えていただきたいのですが、ニッセイ外国株の騰落率だけ、他社の先進国株ファンドの騰落率と乖離する原因としては、どのようなことが考えられますでしょうか?

たわら先進国株の組入銘柄数は1316銘柄、ニッセイ外国株は1318銘柄、イーマクシススリム先進国株は1326銘柄ですから、ニッセイ外国株だけが他社よりも特別な運用法を採用しているとは思えません。

No title

ニッセイの乖離についてです。
組入銘柄数が同じだとしても、リバランス対象が異なることは考えられます。
おそらく流動性の確保が難しい(手間が非常にかかりそうなものは省いて)、抽出した銘柄を最適化法でサンプリングリバランスしているように思います。複数日かけて修正を掛けていますね。たわら先進国株式と比較すると、1カ月単位では帳尻が合いますね。
もう一点は、為替変換のタイミングと日々一括なのか、先物で取り扱っているかです。


A)対前日始値差、B)対前日終値差、A)-B)で算出してみました。12日は株式休場ですが、為替変動はありましたので、13日以降は、
12日の0.02%を加えるとほぼ0%になります。ニッセイの為替転換のタイミングがたのものとは、異なるということが大きいですね。
為替変動が大きかったり、株価変動が大きいと大口の売買が入りやすくなります。そのために必要な為替取引のタイミングや追加取引が生じてしまいますね。他のファンドが午前10時の段階で売買中間値の仲値を用いて売買、ニッセイは追加買付分を修正後の仲値参照で購入したようですね。マザーファンドは切り離されていますが、日本生命の一般勘定のうち株式部分は15%程度あります。総額70兆くらいありますので、外国株式だけでも数兆円はあります。運用する際のノウハウや買付では、相容れることが多いでしょうし、為替タイミングは影響大ですね。バックボーンの生命保険があまりにも巨大なため、相当な影響を受けると思います。

2月 A) B) A)-B)
1日
2日 0.19% 0.64%
5日 0.65% -0.91% 0.01%
6日 -0.94% 0.42% -0.04%
7日 0.45% -0.22% 0.03%
8日 -0.22% -0.52% 0.00%
9日 -0.53% 0.04% -0.01%
12日 0.06% -0.13% 0.02%
13日 -0.14% -0.75% -0.01%
14日 -0.76% -0.76% -0.01%
15日 -0.76% -0.83% 0.00%
16日 -0.81% 0.18% 0.02%

2月のドル円数値を

年月日 A)対前日始値 B)対前日終値 A)-B)
2018/2/1
2018/2/2 0.19% 0.64%
2018/2/5 0.65% -0.91% 0.01%
2018/2/6 -0.94% 0.42% -0.04%
2018/2/7 0.45% -0.22% 0.03%
2018/2/8 -0.22% -0.52% 0.00%
2018/2/9 -0.53% 0.04% -0.01%
2018/2/12 0.06% -0.13% 0.02% ※株式休場
2018/2/13 -0.14% -0.75% -0.01%
2018/2/14 -0.76% -0.76% -0.01%
2018/2/15 -0.76% -0.83% 0.00%
2018/2/16 -0.81% 0.18% 0.02%

No title

コメントありがとうございます。

よろしければもう少し教えてください。

>他のファンドが午前10時の段階で売買中間値の仲値を用いて売買、ニッセイは追加買付分を修正後の仲値参照で購入したようですね。

この意味ですが、ニッセイが想定していた以上の大口注文が来たので、急遽、円をドルに換えざるを得なかったということでしょうか?

もし他ファンドに同様の事態が生じたときは、同じように急遽、円をドルに換えることになる=他ファンドが乖離しないのはニッセイのように大口注文が来ないだけということになるのでしょうか?

>バックボーンの生命保険があまりにも巨大なため、相当な影響を受けると思います。

この意味は、ニッセイ外国株は日本生命と同じタイミングでドル転しているものと推測されるが、日本生命の巨額取引によって為替レートが動いてしまうから、ニッセイもその影響を受けてしまうということでしょうか?

今一つ良く分からないのですが、アセットマネジメントONEに聞いたときは、マザーファンドに注文をする時点では概算注文額しか分からず、確定注文額が分かるのは翌営業日になることから、マザーファンドに迷惑を掛けないように概算注文額の97~98%で注文を出しているということでした。

これから推測すると、たわら先進国株では、翌営業日の時点で前営業日の15時直前に想定外の大口注文が入っていたことが判明したとしても、翌営業日の注文に含めるということになると思われます(その分、多めのキャッシュをベビーファンドが抱えた形になるため、乖離する)。

この理解を前提にすると、

>ニッセイは追加買付分を修正後の仲値参照で購入したようですね

の意味が良く分かりません。
ニッセイ外国株は、この場合、無理やり前営業日の注文にしてしまうということなのでしょうか?


だからニッセイは信用できないのです!
ニッセイグループぜんたいが怪しすぎるのです!

ニッセイグループの人間はそれが当たり前だと思っているけど実社会は違うぞ!


洗脳されるぞ!!!

No title

コメントありがとうございます。

騰落率がこれだけ他社の同種ファンドと違うわけですから、ニッセイ自身がその原因について分かりやすく説明し、顧客の信頼をつなぎとめることが急務ですよね。

普通に考えると、ニッセイ自身が個別株を買うのではなく、ブローカーに依頼して終値で購入しているはずです。
ドル転はブローカーからの請求後に行うでしょうから、2016年の説明(前日に円をドル転した)も良く分かりません。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
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