この投資信託がすごい(2018年1月、先進国株編)

「この投資信託がすごい」シリーズは、インデックスファンドのうち、私が最高だと考えるものをご紹介するというものです。

eMAXIS Slim先進国株が2017年12月29日、異次元の値下げをしたことから、それを踏まえて検討してみます。


※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●「スリム全世界株リバランス積立」の活用方法
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-725.html#more

※なお、私は、今日の深夜から東京ディズニーシー(4日)、ランド(5日)に行き、6日の夜に帰宅します。
そのため、当ブログの更新はこの記事が最後であり、新記事は帰宅後となります。

JCBのクラスというクレジットカードを持っていると、年1回、JCBが運営するアトラクションに併設された専用のラウンジ券をもらうことができます。特にシーは新設されたばかりの「ニモ&フレンズ・シーライダー」にラウンジが併設されていることから、30分ほどラウンジで休憩し、専用通路からアトラクションに案内され、待ち時間ゼロ分でアトラクションを楽しむことができます。
クラスの年会費は5万4000円ですが、「ディズニーのパスポート2枚(混雑時入場保証付き)+ディズニーの商品券1万円+ラウンジ券」(ラウンジ券は合計で年2枚取得できますので、シーとランドで1回ずつ専用ラウンジを利用することができます)が毎年プレゼントされるため、実質3万円のコストで済みます。
引退したとき、クラスを解約するかどうか悩みましたが、解約すると二度と再取得できないであろうことから、そのままホールドしています。

このラウンジ券は、以前は枚数無制限でしたが、ヤフオクに出品する馬鹿がいたため、現在は年1枚に制限されてしまいました。
なお、ラウンジ券をヤフオクで落札しても、ラウンジの利用時にクレジットカードの提示を求められることから、クラスのホルダーでない人は利用することはできません。

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●eMAXIS Slim先進国株式インデックス

信託報酬 0.11826%(税抜0.1095%。値下げ予定日は1月30日)
実質コスト 0.21226%(うち信託報酬を除く部分は0.094%)
純資産額 30億円
マザーファンドの規模 2701億6464万円

まずは、値下げ予定を踏まえた信託報酬ランキングです。

1、eMAXIS Slim先進国株 0.1095(0.11826)
2、ニッセイ外国株 0.189(0.20412)
3、iFree外国株 0.19(0.2052)
3、i-SMTグローバル株 0.19(0.2052)
5、たわら先進国株 0.2(0.216)
(参考)野村つみたて外国株投信 0.19(0.2052)


つぎに、信託報酬を除く実質コストランキングです。
なお、(マザーファンドの純資産額)を併記しました。

1、Funds-i外国株 0.021%(3680億0352万円)2017.9.6
2、外国株式インデックスe 0.034%(2264億8618万円)2017.2.7
3、たわら先進国株 0.038%(2789億6300万円)2017.10.12
4、SMTグローバル株式 0.04%(3064億8400万円)2017.11.10
5、三井住友DC外国株S 0.068%(1655億8300万円)2016.11.30
6、iFree外国株 0.06978%(796億3099万円)2016.11.30
7、eMAXIS先進国株 0.094%(2701億6464万円)2017.3.27
8、ニッセイ外国株 0.119%(629億1132万円)2016.11.21
(参考)野村つみたて外国株投信 0.0414
※0.021×88%=0.01848、0.191%×12%=0.02292、これらの合計額は0.0414


最後にトータルコストランキングです。

1、eMAXIS Slim先進国株 0.21226
2、i-SMTグローバル株 0.2425
3、たわら先進国株 0.254
4、iFree外国株 0.27498
5、ニッセイ外国株 0.32312
(参考)野村つみたて外国株投信 0.2466

たわら先進国株との差は0.04174%。これは1000万円あたり4174円です。

そのため、eMAXIS Slim先進国株の値下げ後にSBIポイントが廃止されると、ポイント考慮後ではたわら先進国株が有利になります(1000万円あたり4174円)。
他方で、eMAXIS Slim先進国株の値下げ後にSBIポイントが0.03%に減額されると、ポイント考慮後ではeMAXIS Slim先進国株が有利になります(1000万円あたり1174円)。

値下げ後の証券会社の報酬は0.04475%(0.1095%から信託銀行の報酬0.02%を引いて、運用会社と証券会社で半々ずつ分けあう)ですから、楽天証券の投信保有ポイント付与率0.048%を下回ります。
楽天証券が投信保有ポイントを付与すると、売れば売るほど損することになるので、楽天証券はポイント付与をしないでしょう。

これに対し、SBI証券は微妙です。

楽天証券がポイント付与をしない以上、楽天証券に対抗する必要性はありません。
他方で、SBI証券は、EXE‐iつみたてシリーズのうち、全世界株ファンド0.03%のポイントを付与し、新興国株ファンドには一切のポイントを付与しませんでした。
全世界株ファンドの証券会社報酬は0.04%であり、新興国株ファンドは0.02%です。

そこで、SBI証券に対し、以下の要請文をコピペして送り、みんなの力でポイント付与の対象銘柄にしましょう。

「eMAXIS Slim先進国株式インデックスが1月30日に0.1095%に値下げすると聞きました。現在、御社は、同ファンドに0.05%の投信マイレージポイントを付与していますが、値下げ後も引き続きポイントが付与されるのか心配です。なお、同ファンドよりも証券会社の報酬が低いEXE‐iつみたて全世界株には0.03%のポイントが付与されていますので、同ファンドにも少なくとも同程度のポイントを付与していただきたいです。」

本題に戻ります。

eMAXIS Slim先進国株は、eMAXIS先進国株の実績値から推測すると、信託報酬を除く実質コストが高いと予想されます。
このうち特に高いのは保管費用です。
eMAXIS Slim先進国株の保管費用は0.043%です。
これに対し、たわら先進国株は0.027%、野村のFunds-i外国株は0.01%です。

また、売買委託手数料も0.015%かかっていますが、たわらは0.004%、野村は0.003%です。
さらに、有価証券取引税も0.031%かかっていますが、たわらは0.004%、野村は0.008%です。

このように、eMAXIS Slim先進国株のコストがたわらや野村に比べて非常に高いことから(たわらの2.47倍、野村の4.47倍)、信託報酬の値下げ効果の相当部分を打ち消してしまっています。

これはeMAXIS Slim先進国株の問題点ではありません。
これらのコストの大半はマザーファンドにかかったものをベビーファンドに割り付けたものになりますので、マザーファンドを同じくするeMAXIS Slim先進国株にもそのまま当てはまります。
しかも、今後の値下げ余地が非常に乏しいものです。

そのため、たわら先進国株が更なる値下げに踏み切れば、SBIポイントを考慮しなくても、たわら先進国株がトータルコスト最安ファンドの座を取り戻すことができる可能性は残っています。
しかし、たわら先進国株がeMAXIS Slim先進国株と同額まで値下げすることは想定しがたいことから、新規顧客を獲得するきっかけとはならず、既存の顧客が離れるのを防ぐという消極的な効果しか生じないと思われます。

以上のことから、現時点でのベストバイファンドはeMAXIS Slim先進国株であると考えます。

ただし、たわら先進国株とのコスト差はわずか0.04174%差に過ぎません。
たわら先進国株の既存ホルダーは、たわら先進国株を売却する必要まではなく、たわら先進国株をホールドしたまま、新規買付はeMAXIS Slim先進国株に変更するのが現実的です。

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コメント

No title

楽天の場合付与するのは楽天銀行ですから、銘柄ごとに対応できないのでハッピープログラム自体の改定になりますかね。

No title

SBI証券に対しWEB質問欄から要請文を送っておきました。
この運動を大きく広げて、0.3%のポイントを勝ち取りましょう。

No title

コメントありがとうございます。

>楽天の場合付与するのは楽天銀行ですから、銘柄ごとに対応できないのでハッピープログラム自体の改定になりますかね。

具体的な対応策は全く分かりませんが、もしシステム的に即時対応が難しいのであれば、当面はポイント付与を継続するかもしれませんね。

>この運動を大きく広げて、0.3%のポイントを勝ち取りましょう。

SBI証券の弱みは「自社ファンドだけポイントを付与するのは不公平ではないか」というまっとうな非難を受けたくないという点です。
声をあげる人が多ければ多いほど、0.03%のポイント付与の実現に近づきます。

というわけで、皆様、よろしくお願いします。

キャッシュフローについて

昨年、イデコを始めるようになり最近やっとインデックス投資について真面目に勉強し出した超初心者です。

インデックス投資については、出来るだけコストの低いものを出来るだけ世界に分散して積み立て持ち続けること。どんな時でもこれが鉄則。

までは理解したのですが、これでは解約しない限り現金化出来ないですよね?
でも、解約厳禁のインデックス投資でどのようにしてたわら男爵さんのように生活が出来るのですか?
今までのブログに書いていらっしゃったらごめんなさい。まだまだ全部には目を通せていません。
どのようにしてインデックス投資でキャッシュフローを得ることが出来るのか不思議でなりません。
それともインデックスとは別に、分配金が出る個別株を持てば良いということでしょうか?

きっとびっくりするくらい初歩的な質問なんだろうと思いますが、どうか教えてください。

No title

eMAXIS Slim先進国株式のポイント付与の件は私もリクエストフォームから要望してみました。
個人的には無料の自動リバランスも対応してほしいので併せて要望しています。
どちらも実現してもらえるといいですね。

No title

コメントありがとうございます。

>解約厳禁のインデックス投資でどのようにしてたわら男爵さんのように生活が出来るのですか?

無リスク資産が40%あるため、それを取り崩しています。

>eMAXIS Slim先進国株式のポイント付与の件は私もリクエストフォームから要望してみました。

ありがとうございます。

>無料の自動リバランスも対応してほしいので併せて要望しています。

リバランス積立は権利関係から難しいとしても、年に1度の自動リバランスを実装してくれれば、積立設定は8:1:1にしてとにかく積み立てるだけでよくなりますね。

いいアイデアだと思います。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
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