なぜたわら先進国株なのか(1)

私は、世界経済が右肩上がりになるという可能性に賭けています。その理由は、世界の人口が増え続けるからです。

1 人口が増える。
2 物やサービスを買う消費者が増える。
3 その需要に対応するために、物やサービスが増える。
4 景気が良くなる。

という流れですね。

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その意味で、人口が減り続ける日本の将来には悲観的です。

たしかに、人口が増えなくても、技術革新によって1人当たりの生産性が向上すれば経済も良くなります。でも、日本がそうなるかは分かりません。
他方で、世界の人口は確実に増えます。

ところで、人口が増えるという意味では、先進国よりも新興国の方がよりたくさんの人口が増えることは間違いありません。
しかし、昨年夏から今年にかけての中国市場の動きを見ても分かるとおり、新興国の市場は効率化されておらず、政治の影響を大きく受けます。
また、新興国の経済成長の結果は、必ずしも新興国自身が受けることができません。先進国の企業が新興国に工場や農園を作り、安い賃金で働かせ、それを先進国で売って儲けることは日常です。

そうすると、先進国株を買っておけば、新興国を搾取する先進国の企業を通じて、新興国の経済成長の果実も享受できるはずです。
そこで、私は、一応は新興国は買っておくものの、先進国株の比重を重くした資産構成にしています。



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コメント

No title

こんばんは。
世界経済が右肩上がりであることに賭けている、とのことですが
”低成長または衰退を続けていても、それを織り込んだプライシングが行われるために、長期的にはリスクフリレート+リスクプレミアムぶんのリターンを得続けることができる”
という考え方についてはどう考えておられますか?
新興国が過去に大きなリターンをもたらしたのも、市場の期待を上回る成長を遂げたからであるという検証もあるようです(バンガードによる分析)

No title

コメントありがとうございます。

これは山崎先生が最近よく言っていることですよね。

私は、根拠があるわけではありませんが、みんなが株を買うのは値上がると思っているからである以上、その前提が崩れれば、相場は大暴落すると思います。

普通の人は、「株価が値上がらなくても、むしろ値下がっても、リスクプレミアムがあるから買おう」などとは思わないでしょう。もしそう思う人がいたら極度のドMではないかと。

No title

なるほどありがとうございます
この主張の肝は、みんなが上がると思っていたほど上がらなかった場合も、下落といいますかリターンが低下するという点にあると思います。
逆に言えばもっと下がるだろうと思っていたものがそれほどでもなかった場合は結果的に超過リターンを得るということで、なかなかうまくできた話だと思っています。
ただ市場もわかっている範囲でしか予想できないので、結局のところ過去の実績としてアメリカの株価が上がり続けているのも、市場が思っている以上に良い成績が続いているということなのかもしれませんね。
予想はうまくいかない、という原点に戻ってきてしまいました。

No title

良く分かりませんが、その国の経済が良くないのにリスクプレミアム分だけ儲かるというのは、何か非常に胡散臭い感じがします。

経済が良くならなければ、一気に資金が逃げてしまい、想定以上の株価暴落が起こりそうです。

私は、世界経済が右肩上がりと信じるからこそ投資をしていますので、もし右肩上がりでなければリスク資産から資金を全て引き上げますし、ほとんどの人はそうすると思います。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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