72の法則と115の法則

ご質問をいただきました。
さっそく回答します。

たわら男爵さん、以前ロボアドバイザーについて質問させて頂いたものです。
その際は本当にありがとうございました。
今回はどのように質問させて頂けばいいのかをずっと迷っていましたが、超初心者ですので教えて頂きたいです。
来年1月からつみたてNISAで野村つみたて外国株投信を積み立てますが、20年積み立てたら大体いくらくらいになると想像すればいいのでしょうか?勿論その時の状況によって違うとは思いますが・・・。
老後資金の目安にしたいので本当にお恥ずかしい質問ですが、ご返答どうぞよろしくお願い致します。

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投資のリターンを推計する簡単な方法があります。
72の法則と115の法則です。
72の法則とは投資元本が2倍になるまでの期間、115の法則とは3倍になるまでの期間の法則です。
例えば、年利6%で運用した場合、投資元本が2倍になるまでは12年(72÷6)、3倍になるまでは19年(115÷6)かかります。

インデックス投資の目的は期待リターンを得ること
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-328.html

この記事でお伝えしたとおり、インデックス投資の目的は指数の期待リターンを得ることです。

そして、指数の期待リターンが幾らかは、JPモルガン・アセットマネジメントが定期的にレポートを出しています。

上記記事では、2017年2月20日付けのプレスリリースをご紹介しました。
https://www.jpmorganasset.co.jp/jpec/ja/topics/2017/pdf/pressrelease_20170220.pdf

こちらは2017年11月20日付けのプレスリリース(最新版)です。
https://www.jpmorganasset.co.jp/jpec/ja/topics/2017/pdf/pressrelease_20171120.pdf

JPモルガンによれば、各資産の期待リターンは、

日本国債 0.25%→0.50%
先進国国債(除く日本) 1.25%→1.00%
新興国国債 4.50%→3.75%

日本大型株 4.75%→4.75%
日本小型株 5.25%→5.25%
米国大型株 5.25%→4.00%
米国小型株 6.00%→4.25%
先進国株(除く日本) 5.50%→4.25%
世界株 5.75%→4.50%
世界株(除く日本) 5.75%→4.50%
新興国株 8.25%→6.50%

となります(矢印は、前回→今回の意味)。

野村つみたて外国株投信は、上記の分類では「世界株(除く日本)」ですから、期待リターンは4.5%です。
そうすると、投資元本が2倍になるのは72÷4.5=16年、3倍になるのは115÷4.5=25.55年となります。

本題です。

>来年1月からつみたてNISAで野村つみたて外国株投信を積み立てますが、20年積み立てたら大体いくらくらいになると想像すればいいのでしょうか?

20年間、野村つみたて外国株投信を積立買付すれば、2~3倍になる可能性が高いということになります。

もちろん、20年の間には、含み損が何年も続くことがあるかもしれません。
しかし、そこで諦めて相場から撤退したのでは、指数の期待リターンを得ることはできなくなります。

何があっても、ひたすら均等額を積立買付すれば、つみたての神様は必ずあなたに微笑んでくださることでしょう。


つみたてよ。さすれば指数の期待リターンが与えられるであろう。

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コメント

No title

いつも、興味深く拝見させて頂いております。

上限800万をふるに使いたいので、来月1月からつみたてNISAをスタートせたいと思っています。
男爵さまが推薦の野村つみたて外国株投信を買い付けます。
あと、個人的に楽天全米株式にも非常に興味があるので、こちらも買おうかと思います。1万5千円ずつ、毎月合計3万円です(ボーナス時には各2万ずつ買いつける予定)。
つみたてNISAでは2つより1つに絞ったほうが良いと思いますか?

No title

いつも参考にさせていただいています。
私は投資信託積立を2年程行っていますが、あまり知識がないまま始めたもので
最近になって、たわら男爵様のブログをはじめ、ネットで情報収集し、インデックス投資の勉強をしています。

ネットの情報も参考になるのですが、これからは書籍での勉強も始めようとしています。
しかし、仕事や仕事関連の勉強等もあり投資勉強の時間があまり取れないので、
1冊か2冊程度に絞って読みたいと思っています。
たわら男爵さまのおすすめの本(インデックス投資の入門書)がありましたら、教えていただけますでしょうか。
(やはりブログのお勧めに記載されているウォール街のランダム・ウォーカーがよいのでしょうか)

他の方のブログを見ていて、水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」という本が
絶賛されていて、参考になりそうにも思っています。
もしたわら男爵様がこの本も読んでいましたら、併せてご見解を伺えますと幸いです。

No title

コメントありがとうございます。

>男爵さまが推薦の野村つみたて外国株投信を買い付けます。

最善の選択だと思います。

>個人的に楽天全米株式にも非常に興味があるので、こちらも買おうかと思います。

最初の1か月の下方乖離が改善されたのかが心配ですが、最善ではないものの、最善に近い選択だと思います(最善の選択はたわら先進国株です)。

>つみたてNISAでは2つより2つに絞ったほうが良いと思いますか?

私は、つみたてNISAでは野村つみたて外国株投信だけを買い、残りは特定口座でたわら先進国株を買うというのがベストなやり方だと考えます。

楽天全米株が欲しければ、つみたてNISAではなく特定口座で購入したほうがよいでしょう。

つみたてNISAの投資枠は、月額3万3333円しかありませんので、いろいろ買うとごちゃごちゃするだけです。
また、今後20年間放置するわけですから、複数のファンドを買うと、ファンド間の優劣が気になり、長期投資の意欲を阻害するリスクがあります。

つみたてNISAでは、自分がベストだと考えるファンドを1つだけ買うのが良いと思います。

>ネットの情報も参考になるのですが、これからは書籍での勉強も始めようとしています。

色々と勉強しても最適解は1つだけです。

すなわち、第1にリスク資産に幾ら投資するかを決め、第2につみたてNISAで野村つみたて外国株投信を積立買付し、第3に特定口座たわら先進国株を積立買付し、第4にひたすらストロングホールドするというだけのことです。

>水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」という本が絶賛されていて、参考になりそうにも思っています。

マルキール先生の歴史的名著と比較してはいけません。

絶賛しているのは投信ブロガーですが、彼らの大半はリアルで上記書籍の著者と知り合いであり、著者のブログのリンクパワーの恩恵にあずかっています。
著者のファンが著者のブログのリンクから彼らのブログを訪れるわけですから、著作を褒めれば、著者も喜びブログのリンクを維持してくれるでしょうし、著者のブログのリンク経由で彼らのブログを訪れた読者も喜ぶことになり、彼らのPVが伸びます。

といううがった見方をしてしまうのは、私が既に少年の頃の純粋な気持ちを失ってしまった、薄汚れたおっさんだからなのでしょう。

>もしたわら男爵様がこの本も読んでいましたら、併せてご見解を伺えますと幸いです。

ごめんなさい。読んでいません。

インデックス投資を始めるときに本を読む必要はありません。
本を読むべきときは、相場が下落し、含み損を抱えて不安になった時、心のよりどころを求めるためです。

ジョン・C・ボーグルでさえ、相場が下落し、胃がキリキリ痛んできたら、自著を取り出し、「長期的展望を維持する」と書いた箇所を読み直すと述べているくらいです。

水瀬さんの本が心のよりどころになるほどの権威性があると考えるのであれば購入されたらどうかと思いますが、そうでないなら世界的な権威であるマルキール先生の著書を買い、いざというときに備えるべきでしょう。

No title

書籍に関する質問をしたものです。
早々にご回答いただきありがとうございました。
一旦自分で両書籍を少し立ち読みをしてから買うかどうか検討したいと思います。

これからも参考にさせていただきます。

No title

たわら男爵さん、ご返答ありがとうございました。本当にスッキリしました。
老後が貧乏なのは本当に悲惨です。コツコツと積み立てて大きく増やしたいです。
後、つみたてNISA以外に月5万積み立てたいと思いますが、たわら15種とたわら先進国株をどれくらいの割合で買おうか迷っています。どちらか一つでもいいのですが・・・。
また今後豪ドルが70円台になったら少しでも買おうかと思っているのですが、豪ドルのスワップ運用については、どう思われますか?
やはり色々と分散しないで積み立てだけの方が確かでしょうか?
私は50歳手前ですが、安全に運用したいと思って定期預金と終身保険しかやっていませんでした。でも定期預金では増えませんし、投資は怖いし・・・と葛藤していました。(FXの失敗経験もあります。)
この年齢からは、つみたてNISAだけにした方がいいのかもわかりません。先ほど書きました月5万の件ですが・・・。
質問ばかりで本当に申し訳ありません。

No title

お二人とも、参考になったのであれば、よかったです。

>つみたてNISA以外に月5万積み立てたいと思いますが、たわら15種とたわら先進国株をどれくらいの割合で買おうか迷っています。

迷うことなく、たわら先進国株100%にすべきです。

>今後豪ドルが70円台になったら少しでも買おうかと思っているのですが、豪ドルのスワップ運用については、どう思われますか?

先進国株インデックス投資と異なり、為替はセロサムゲームです。

あなたが為替を売買できるということは、あなたと正反対の投資判断をしている人がおり、どちらかが必ず損をすることを意味します。

マルキール先生は、リスクに見合ったリターンしか得られないと断言しています。
スマートベータ指数についても、リスクを抑えて同じリターンを得ることなど不可能であり、すぐに市場によって修正されるか、市場によって修正されなければ今は顕在化していないリスクが隠れているだけだと明言しているほどです。

>この年齢からは、つみたてNISAだけにした方がいいのかもわかりません。

20年後でも60代ですから、まだ間に合います。
115の法則によれば、25.55年で3倍に増えますので、いまから毎月5万円ずつたわら先進国株を買い続けるのは有効な投資戦略です。

http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-686.html#more

むしろ、FXに再び手を出し、いずれ3倍に増えるであろう投資資金を失うほうが痛いと思います。

No title

たわら男爵さん、何度もお返事ありがとうございました。
月5万はたわら先進国株で積み立てていきたいと思います。
私は今までずっと定期を積み立てて貯蓄してきました。
そのお金でこれからは年100万程投資積み立てをして老後の安定した生活が出来るように頑張ります。
FXのこともよくわかりました。
日々たわら男爵さんのブログで力づけられるので、とても感謝しています。
これからもブログを楽しみにしています。

No title

ご参考になったのであれば、よかったです。
また何かあればご質問ください。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
●カテゴリ「この投資信託がすごい」では、ベストバイファンドの具体名を明示しています。
●カテゴリ「インデックスファンドの基礎知識」を読めば、誰でも簡単に投資信託の必須知識を得ることができます。

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