野村つみたて外国株投信の勝負は来年1月から

野村つみたて外国株投信の純資産額が伸びません。

10月3日からSBI証券で積立買付が可能になりましたが、本日現在、純資産額は5100万円しかありません。
9月29日から楽天証券で買えるようになった楽天全世界株が既に5億円の大台に到達したことと比べると、少し寂しい感じがします。

しかし、野村つみたて外国株投信は積立買付専売ですから、仕方がないのです。

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積立買付専売といえば、三井住友DC全海外株です。

三井住友DC全海外株はDC専用ファンドでしたが、2015年9月18日に一般開放されました。
しかし、販売会社は楽天証券だけで、購入方法も積立買付専売でした。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20150914.pdf#search=%27%E4%B8%89%E4%BA%95%E4%BD%8F%E5%8F%8BDC%E5%85%A8%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%A0%AA++%E6%A5%BD%E5%A4%A9%E8%A8%BC%E5%88%B8%27

販売会社がSBI証券だけで、購入方法も積立買付専売である野村つみたて外国株投信と酷似します。

三井住友DC全海外株は、2015年11月4日、積立買付専売を改め、スポット購入もできるようになりました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20151029.pdf

三井住友DC全海外株の純資産額の推移です。

2015年9月18日 4億2800万円
2015年11月4日 5億7500万円
増加額 1億4700万円

基準価額
2015年9月18日 17914
2015年11月4日 18843
騰落率 5.1858%

4億2800万円×5.1858%=2219万5224円

自然増加額を除く増加額
1億4700万円-2219万5224円=1億2480万4776円

このように、三井住友DC全海外株の純資産額は、積立専売期間の48日間で1億2480万円増加しました。
これに対し、野村つみたて外国株投信は、今日までの25日間で5000万円増加しました。

当時の三井住友DC全海外株は、その信託報酬(税抜0.25%)の異次元の安さで投信ブロガーの度肝を抜きました。
三井住友DC全海外株の一般開放をきっかけにして、ニッセイ外国株が値下げを断行し(税抜0.39%→0.24%)、現在の超低コスト戦争が幕を開けたのです(この前例からすれば、ニッセイ外国株の今回の値下げは税抜0.189%ではなく0.18%でなければならないはずでした)。

三井住友DC全海外株は、先進国株インデックスファンドの世界を一変させるほどの絶大なインパクトを与えたにもかかわらず、積立専売期間の純資産額の伸びは芳しくありませんでした。

これに対し、野村つみたて外国株投信は、野村證券がつみたてNISAの年5700億円の特需を独占するためのリーサルウェポンとして設計されたものです。
【参考記事】
●野村つみたて外国株投信の獲物は、年5700億円のつみたてNISA
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-613.html#more

野村つみたて外国株投信の本当の勝負は、来年1月から始まるのです。

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コメント

No title

現状の決定販売会社
野村證券、SBI証券、新生銀行、筑邦銀行
SBIのみ特定口座での積立限定販売先行実施
他社はつみたてNISA専売予定

販売会社の今後の広がりが心配ですね。
野村アセットは積極的ではないような気がします。
一方、楽天バンガードは販路拡大に意欲的のような感じ。

なんか野村証券はこのつみたて外国株についてあまり販売する気がないみたいですね。 つみたてNISAも普及するか分からないですし。 もし、現行NISAのようにあまり盛り上がらなかったら繰上償還もありそうですね。 野村証券はその辺シビアに行いますし。

No title

コメントありがとうございます。

>販売会社の今後の広がりが心配ですね。

みずほ銀行も、つみたてNISA専売用として取り扱います。
野村證券が本気で営業を掛ければ凄いことになりそうです。

>野村アセットは積極的ではないような気がします。
>なんか野村証券はこのつみたて外国株についてあまり販売する気がないみたいですね。

私は、野村つみたてシリーズは、野村證券が投資初心者につみたてNISAの営業を掛ける宣材として制度設計されたものだと考えています。

野村つみたて外国株投信を餌にして初心者を投資の世界に引きずり込んで、しばらくたったら高手数料の投信をはめ込む作戦です。

> つみたてNISAも普及するか分からないですし。もし、現行NISAのようにあまり盛り上がらなかったら繰上償還もありそうですね。

年5700億円の特需が来るという野村の予想が当たるかどうかが分かれ目でしょうね。

ただ、つみたてNISA用のインデックスファンドを繰上償還すると金融庁との関係が悪くなるでしょうし、マザーファンドを買うだけですから管理の手間も要らないでしょうから、繰上償還はされないと考えています。

スイッチングできない状況でつみたてNISA商品を繰り上げ償還するなんて金融庁が許さないのではないでしょうか。というかされると困ります。
しかしバンガード全世界株の方が野村つみたてより人気がある理由はなんなんでしょうかね。設定後からの値上がり率を比較して推定した実質コストは明らかに野村つみたての方が優れていると思うのですが。。みんなバンガードというネームバリューに目が眩んでいるのでしょうか?

No title

たわら男爵様

いつもためになる記事ありがとうございます。

野村つみたて外国株投信と楽天全世界株が
今後の顧客をがっちりつかみそうですが、
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株は今後どんな位置づけになっていくでしょうか?
私のメインが三井住友・DCつみたてNISA・全海外株なのでヤキモキしています。
NISAも楽天証券で開設しています。

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株は、コンスタントに毎月1.5億円くらい純資産をつみあげてきてもうじき60億円に到達しそうです。実質コストでも大健闘していると思っています。
しかし、2018年中に楽天全世界株に抜かれてしまいそうです。

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株から顧客が流れてしまうのはいたしかたないかもしれませんが、今後も毎月1億円程度の純資産増加を望みたいです。

新興国部分が先物でなくなるのはいつの日となるのやら。

No title

コメントありがとうございます。

>スイッチングできない状況でつみたてNISA商品を繰り上げ償還するなんて金融庁が許さないのではないでしょうか。

野村は金融庁の意思を忖度し、最安値のインデックスファンドを新規設定したわけですから、私も早期償還はないと思います。

>バンガード全世界株の方が野村つみたてより人気がある理由はなんなんでしょうかね。

野村つみたて外国株投信を知らないだけだと思います。
楽天全世界株は、バンガード社のブランドを全面的に利用できたことで信用力が格段にアップしたことが大きいと思います。

>三井住友・DCつみたてNISA・全海外株は今後どんな位置づけになっていくでしょうか?

面白そうなテーマですので、これから今日の記事で検討してみます。よろしければご覧ください。
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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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