つみたてNISAで野村つみたて外国株投信を買うことにしました

ご質問をいただきました。
さっそく回答します。


いつも勉強になる記事をありがとうございます。
今回の記事とは関係ないのですが、ご意見をお聞かせ頂きたいことがありコメントさせて頂きました。NISAと、つみたてNISAについてです。
今年からNISAで、野村つみたて外国株投信を始めました。これからも、これを購入し続けたいと思います。購入予定金額は、年間120万を超えます。
来年、NISAから、つみたてNISAに変更しようかどうしようかと悩んでいます。
つみたてNISAは年間投資金額が少なく、NISAは運用期間が短いです。そこで、ロールオーバーする事で、10年間の運用が可能な来年一杯まではNISAのままで購入し、ロールオーバー出来なくなるのことで5年間の運用になる再来年につみたてNISAへの変更をするのはどうかと考えています。
でも、つみたてNISAに変更しても、同じく野村つみたて外国株投信を購入する予定なので、それなら最初からつみたてNISAに変更したほうが良いのか・・。年間の投資金額は120万を超えるので、本当はNISAを使いたいのですが、運用期間が5年というのは少し不安で・・。
たわら男爵さまは、つみたてNISAで購入されるのですか?お忙しいところ恐縮ですが、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

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まず、私は、特定口座で保有中のVTの分配金(ドルで外国株口座に入金されます)を使ってNISA口座でVTを買っています。
なぜなら、NISA口座であれば、米国株の買付手数料が全額キャッシュバックされるからです。

私は、ずっとこのスタイルで行こうと考えていましたが、最近、つみたてNISAが話題になっています。
つみたてNISAのおかげで、野村つみたて外国株投信が新規設定されたほか、既存の投資信託も相次いで値下げが発表されました。
金融庁も明らかに新制度に注力しており、NISAは過去の遺物のようです。
まるで昭和が終わり平成が始まった時のような寂しさを覚えます。

私は、NISAは恒久化するのではないかと期待していましたが、つみたてNISAの導入の影響で、当初の予定どおり2023年で終了しそうです。
そうすると、ご質問にあるとおり、2018年1月1日から2027年12月31日までの10年間が最後の10年運用ができる期間となり、2019年1月1日以後は運用期間は5年となります(2019年1月1日から2023年12月31日までの5年間で、ロールオーバーできない)。

>年間の投資金額は120万を超えるので、本当はNISAを使いたいのですが、運用期間が5年というのは少し不安で・・。

NISA口座はそれだけで完結しますので、5年後に含み損であれば、特定口座よりも損をしてしまいます。
私も5年は短いと思います。

かといって、

>ロールオーバーする事で、10年間の運用が可能な来年一杯まではNISAのままで購入し、ロールオーバー出来なくなるのことで5年間の運用になる再来年につみたてNISAへの変更をするのはどうかと考えています。

これは無理です。
ロールオーバーは、新たな5年のNISA枠を利用し、5年前のNISA口座の残高をそのまま移すものですから、新たなNISA枠が発生することが前提となります。
2018年1月1日から12月31日までのNISA枠のロールオーバーは、2023年1月1日から12月31日までのNISA枠を利用することになりますので、その時点でつみたてNISAをしていると2023年分のNISA枠が発生しないからです。

しかし、NISAとつみたてNISAは選択制であり、どうやら1年ごとに変更できるようですから、ロールオーバーが必要な年だけはNISA口座を選択するということもできそうです。
ただし、ログイン口座から簡単に変更できるとは思えず、そのたびごとに書類を請求し、添付書類を添えて郵送で申し込むことになりそうな嫌な予感がします。

自分で書いていて、だんだんと面倒に思えてきました。
米国ETFの分配金にしても、何もその都度VTを買う必要はなく、相場が急落した時のナンピン用に取っておけば、相場の下落をより楽しめそうです。

マルキール先生も、次のように述べています。

できれば、相場が急落した時に多めに追加投資できる機動性を確保するために、マネーマーケット・ファンドか何かの形で少々現金を持っているほうが有利だろう。
このことは決して相場の先行きを読むことを勧めているのではない。
しかし、相場が急落し、その後すぐに回復する見込みがないような場合は、結果的にその時が絶好の買い場ということが多い。
「ウォール街のランダム・ウォーカー原著第11版」442頁

マネックス証券の米国ETFはそのままホールドし、分配金(ドル)はそのまま放置し、相場の急落時の追加投資資金として活用することにします。

ご質問をきっかけにして、いろいろと考えてみましたが、投信ブロガーたるもの、つみたてNISAを自分でやってみなきゃいかんだろうということで、来年からはSBI証券のつみたてNISA口座で野村つみたて外国株投信を買うことにします。

マネックス証券のNISA口座で保有しているVTがどうなるのかは、来週、マネックス証券に確認してみます(NISA口座のやめるためには電話しなければなりません)。
マネックス証券のNISA口座では、米国ETFの買付手数料は全額キャッシュバックされますが、売却手数料は100%自己負担です。そのため、売却するのではなく、そのままNISA口座に置いておき、含み益ができるだけ増えた時点で特定口座に移管し、特定口座のVTと一緒にするというやり方を考えています。

ある程度のところで経緯を新記事にしてご報告しますので、ご覧いただければと思います。

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コメント

早々のご回答を有難うございました。

仰る通り、来年のNISAで購入したものを5年後にロールオーバーする為には、積み立てNISAに変更したものをまたNISAに変更する必要がありました。
気付きませんでした。

その手続きや、それまで積み立てNISAで積み立てたものをどうするのかなど、確かに面倒そうです。

私の分は、来年からは積み立てNISAに変更し、子供の分のジュニアNISAの開設を検討しようかなと思います。

たわら男爵さまにお尋ねして良かったです。
有難うございました!



いつも拝見しております。

こんばんは、初めまして。三河武士と申します。

ひと月ほど前から投資に対して猛烈に興味が湧き、日々勉強する中で、たわら男爵様のブログを拝見し、過去に遡って熟読しております。

誠に恐縮でございますが、ご教授頂きたいことがございます。

現在、投資にまわせる現金が200万円強あります。
これをNISA口座を使って、まずは2年間毎月10万円を株式に投資したいと考えています。

比率は、たわら先進国60%、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドあるいはニッセイ日経225で20%、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスあるいは、たわら新興国で20% です。

NISA口座での購入はすべて株式にすることを決めているのですが、対象及び比率が適切かで悩んでおります。

不躾なお願いではございますが、アドバイス頂ければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。

NISAの出口戦略

毎日、興味深く拝読しています。

私も来年からNISAからつみたてNISAに乗り換えるにあたって、現在NISAで保有しているVTの出口戦略について頭を悩ませています。

たわら男爵さんは、「含み益が限りなくゼロに近くなった時点で特定口座に移管」とおっしゃっていますが、移管時点の時価が取得価格となることから、むしろ含み益があるうちに特定口座に移管したほうが有利ではないでしょうか。

ただ、含み益が最大の時点を狙うのはマルキール先生の教えにも反しますので、5年のうちで含み損が出ないタイミングであればいつでもOKというスタンスでいこうかなと思っていますが、たわら男爵さんのお考えはいかがですか。

No title

コメントありがとうございます。

>たわら男爵さまにお尋ねして良かったです。

参考にしていただけて、よかったです。
また何かお聞きになりたいことがあればご連絡ください。

>比率は、たわら先進国60%、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドあるいはニッセイ日経225で20%、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスあるいは、たわら新興国で20%です。対象及び比率が適切かで悩んでおります。

日本株と新興国株について、時価総額費より多く配分したのはなぜでしょうか?

>たわら男爵さんは、「含み益が限りなくゼロに近くなった時点で特定口座に移管」とおっしゃっていますが、移管時点の時価が取得価格となることから、むしろ含み益があるうちに特定口座に移管したほうが有利ではないでしょうか。

まさにご指摘のとおりです。
ありがとうございました(本文は訂正します)。

>ただ、含み益が最大の時点を狙うのはマルキール先生の教えにも反しますので、5年のうちで含み損が出ないタイミングであればいつでもOKというスタンスでいこうかなと思っていますが、たわら男爵さんのお考えはいかがですか。

NISAは5年の期間内により高値で処分したほうが儲かります。
また、含み損が出て5年以内に回復しないと特定口座よりも損をします。

この点は今少し考えているところです。考えがまとまったら新記事にしてお伝えします。

ありがとうございます。

こんばんは。三河武士です。

早速のご返信ありがとうございます。

誠にお恥ずかしい話しですが、日本株と新興国株については、時価総額費で比較することなく、特に根拠無く配分してしまいました。

No title

三河武士さん

新記事でご回答しましたので、よろしければご覧ください。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

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