VTを買うならSBI証券

楽天銀行は、2017年9月1日、米国株・ETFの売買手数料を値下げすると発表しました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20170901-01.html

上記リンク先では、「業界最低水準へ」などという煽り文句が記載されていますが、単に、マネックス証券・SBI証券と同額にしただけです。

米国株・ETFの売買手数料は、長らくマネックス証券が最安でした。
SBI証券と楽天証券は、マネックス証券より高かったのですが、SBI証券は2016年7月11日からマネックス証券と同額に引き下げています。
つまり、3大ネット証券会社の中で、楽天証券だけが1年以上も高いという状況でした。

そこで、改めて、VTを買うならどこで買うのが得なのかを検討してみます。

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1、楽天証券

楽天証券の最大のメリットは、売買手数料100円ごとに1楽天ポイントが付与されることです。
これに対し、SBI証券とマネックス証券ではポイントは付与されません。

また、楽天証券は、円貨決済に対応しています。
円貨決済とは、事前にドルに交換しなくても日本円の買い付け余力があれば米国株・ETFを購入できる制度です。両替後、米国株・ETFの指値注文が刺さるまでの間に為替が動き、予期せぬ為替差損を防ぐことができます。

しかし、楽天証券の最大のデメリットは、株式併合があると、強制的に特定口座から一般口座に払い出されてしまうという点です。

コーポレートアクションの内容によっては、原則として一般口座に払い出した後、コーポレートアクションの手続きが行われます。
http://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2014014&scategory=48

ちなみに、VOO(バンガード社のS&P500指数ETF)は、2013年10月24日、株式併合を行いましたので、ETFだから株式併合は関係ないとはいえません。

一般口座に払い出されると、特定口座には戻れませんので、確定申告が絶対に必要になります。
私のような住民税ゼロ世帯で、国民健康保険の法定7割減額、国民年金の免除をしているケースだと、おそろしい事態になります。

したがって、楽天証券でVTを買ってはいけません。

2、マネックス証券

長らく米国株・ETFの売買手数料が最安でした。
VTを買う分には関係ありませんが、取扱銘柄数も、SBI証券と楽天証券の3倍です。
NISA口座では、ETFだけでなく、米国株(個別株)の手数料が無料です(SBI証券、楽天証券はETFのみ無料)。

両替後のドルはMMFではなく預り金処理されているため、両替からVTの約定までの間に円安になると、VTの取得価額(円貨ベース)が高くなり、将来の売却時の値上がり益課税が少なくて済む可能性があります(この点に関するコメントには一切対応できませんので、ご自身の責任で判断してください)。

しかし、最大のデメリットは円貨決済ができないという点です。
両替後、約定までの間に円高になると、取得価額(円貨ベース)が安くなり、将来の売却時の値上がり益課税を多く払わなければなりません(特定口座であれば、そのように税務処理されます)。

円貨決済ができれば、日本株を買う感覚で指値をし、約定したら、約定時の為替レートで自動的にドルに両替されることから、両替後の為替差損を気にする必要が一切なくなります。

私はマネックス証券でVTを保有していますが、その理由は、

(1)今後、VTを購入するとしたら米国株ETFの分配金(ドル)を使うだけであり、円をドルに両替することはもうないこと
(2)SBI証券には「たわら先進国株」を保有しているため、VTは他社で保有し、SBI証券の倒産リスクを少なくしたいこと
(3)楽天証券は、株式併合があると強制的に一般口座に払い出されることから、論外であること

の3点です。

3、SBI証券

そうすると、これからVTを買おうと考える人は、円貨決済ができ、株式併合があっても特定口座内で処理されるSBI証券を選択すべきことになります。

SBI証券は為替コストが非常に安いです。
しかし、円貨決済をすると安くなりませんので、この点は選択理由とはなりません。

SBI証券は、リアルタイム株価が見れない(有料)という弱点があります。
この点では、無料で値動きをリアルタイムで見ることができるマネックス証券が優れています。
ただし、VTを買うのに値動きを見ながら頻繁に指値をするかといえば、前日の終値を参考にして適当に指値をする人が大半でしょうから、この点はSBI証券を選択しない理由にはなりません。

投資信託はSBIポイントが付与されるSBI証券で保有するのであれば、リスク分散の観点から、VTは他社で保有したいものです。
マネックス証券が円貨決済に対応してくれれば全ては解決するのでけれど。

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Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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