この投資信託がすごい(2017年7月、日経225編)

新シリーズ「この投資信託がすごい」の第3弾は、日本株編です。

このシリーズは、インデックスファンドのうち、私が最高だと考えるものをご紹介するというものです。

日本株のメジャー指数は、日経225とTOPIXの2種類ありますので、今日は日経225を見てみます。

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●ニッセイ日経225インデックスファンド

信託報酬 0.27%(税抜0.25%)
実質コスト 0.276%(うち信託報酬を除く部分は0.006%)
純資産額 1110億4900円
マザーファンドの規模 1130億3000万円

他のファンドとの比較は、相互リンク先のますい画伯が分かりやすい表を作ってくれています。
http://www.masuitousi.com/blog-entry-1148.html

信託報酬は5位です。
しかし、ニッセイ日経225の真価は、SBI証券で0.1%ないし0.2%のSBIポイントが付与されることです。

ニッセイ日経225をSBI 証券で買うだけで0.1%がポイントバックされますし、他の投資信託と合わせて1000万円以上の保有残高があれば0.2%がポイントバックされます。
ウエルシアが近くにある人は、SBIポイントをTポイントに等価交換し、毎月20日に1.5倍で使うことができますので(ウエルシアでは、毎月20日、値札の66%のTポイントで全ての商品を購入することができます)、0.2%のSBIポイントは1.5倍=0.3%の現金と同じ価値があります。

つまり、ニッセイ日経225をSBI証券で購入すると、0.276%の実質コストを支払い、0.3%相当のポイントバックがなされるという逆転現象が発生することになります。

他の投資信託と比較してみます。

●<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

信託報酬 0.1944%(税抜0.18%)
実質コスト 02113%(うち信託報酬を除く部分は0.0169%)
純資産額 6億4700円
マザーファンドの規模 1130億3000万円

これはニッセイ日経225の廉価版です。イーマクシスとイーマクシススリムと同じ関係です。
ただし、付与されるSBIポイントは、保有残高にかかわらず0.05%です。

両者の実質コスト差は0.0647%にすぎません。

他方で、付与されるSBIポイント差は、保有残高が1000万円未満の人は0.05%、1000万円以上の人は0.15%となります。
前述したとおり、Tポイントの価値が1.5倍になる人にとっては、005%差は0.075%差となり、0.15%差は0.225%差となりますので、SBI証券で買うだけでポイント差が実質コスト差を逆転します。

そして、指数との乖離率を推測する簡単な方法は、マザーファンドとベビーファンドの純資産を見ることです。
なぜなら、ファンドの規模が大きければ大きいほど、コストが希釈化され、新規流入資金の影響を受けづらくなるため、ファンドの運営が安定化するからです。
【参考記事】
●ベビーファンドの純資産額が小さいことによるデメリット
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-485.html#more

外国株と異なり、日本株投信の場合は、国内の証券会社と契約を結び、一定の手数料を支払って、その日の取引時間終了後にその日の終値で証券会社の保有する現物株を購入しているのではないかと思われますので、外国株投信よりも純資産額の多寡を心配する必要はないのかもしれません。

しかし、ニッセイ日経225以外の日経225インデックスファンドは、ベビーファンドの規模が数億円程度で非常に小さいことから、ファンドの安定的な運用という観点からすると非常に不安です。

ニッセイ日経225は、ベビーファンドだけで1110億円の純資産額を擁します。これ以上ないほどパワフルです。
そして、超低コスト投信の登場によって高くなってしまったコストも、SBI証券で購入すれば、無条件で0.1%、1000万円以上の保有残高で0.2%がポイントバックされます。Tポイントと交換すれば、むしろコストより付与されるポイントのほうが多いという逆転現象すら生じます。

信託財産留保額がないことから、SBIポイントが改悪された場合には、その時点で他の投信に乗り換えるかどうかを決めればいいだけです。しかも、その頃には他の超低コスト投信の純資産額も増えているでしょう。

というわけで、「この投資信託がすごい(2017年7月、日経225編)」の栄冠はニッセイ日経225に輝きました。


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コメント

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No title

それは「この投資信託が凄い」のではなく、SBIが大盤振る舞いなだけではないでしょうか?

No title

後場修了後に買ってるのは現物ではなく先物だと思いますよ。
市場が閉じてもしばらく開いてますから。

No title

コメントありがとうございます。

>それは「この投資信託が凄い」のではなく、SBIが大盤振る舞いなだけではないでしょうか?

鋭いご指摘ですね。

周囲の有利な状況をひっくるめて、トータルでのベスト投信ということでご理解ください。

ニッセイ日経225は、年金ファンドの一般公開のさきがけであり、そのおかげで今では0.05%に制限されるところ、0.2%が付与される有利な状況を享受できています。

>後場修了後に買ってるのは現物ではなく先物だと思いますよ。

本文は、相対のバスケット取引をイメージしていました。
よくは知りませんが、ありそうですよね?

No title

いえ、実際たわらのファンドマネージャーだか宣伝部長だかが、国内株投信の締め切りは15時なので市場が閉じるまでに大体で予測して注文いれるしかないので大変だというような発言をしておられるので、終わってから市場を通さず株を買うというようなことはしていないと思いますよ。

No title

コメントありがとうございます。

日経225の銘柄入替えのときは、入替え日の前日の終値で証券会社から購入する慣行になっているようです。

証券会社はかなりの数の株を自社保有しているようですから(先物は、証券会社が反対売買をしてリスクヘッジの手段としているのでしょう)、ある程度は概算で15時までに注文するとしても、細かな調整は相対でしているのではないかと疑っています。
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プロフィール

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Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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