自転車初乗り講習はすごかった

5歳の息子が自転車に乗れないので、マンツーマンの初乗り講習を受講しました。

それまでは介添えしても数メートルだったのが、わずか2時間の講習を受けただけで、ひとりで足をつかずに5分程度自力走行できるまでにレベルアップしました。

あまりに感動したので、今日はそのお話です。

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これまで息子は、三輪車やストライダー(ペダルとチェーンのない自転車のようなもの。足で蹴って進む)は乗っていたものの、自転車はほとんど乗ったことがありませんでした。
大人が手で自転車の後部を持って介添えをしても、すぐにふらついてしまい、2~3メートル進むのがやっとでした。

思い返せば、私が自転車に初めて乗れたときは、父親が自転車の後ろを持って一緒に助走して背中を押して勢いをつけるものの、すぐに数メートルで転んでしまうことを繰り返していました。
何度も膝をすりむいて出血したことを覚えています。
何度も転び、血が出てかさぶたになって、また転んでかさぶたがはがれて出血し、という繰り返しの結果、ようやく自力で自転車に乗れたときは、子供ながら実に感慨深いものがありましたが、自分の子供に味あわせたいものではありません。
痛いのは嫌です。

どうしたものかと思っていたところ、妻が初乗り講習というものがあるのを発見しました。値段は2時間で6480円。

正直、高いなとは思いましたが、2時間マンツーマンで教えてくれること、時間内に乗れるようにならなければ日を改めて何度でも追加講習をすると保証されていたことから申し込むことにしました。

さて、当日です。

待合せ場所は立体駐車場の最上階より1つ下のフロワーでした。

妙な場所を指定するなと思っていたところ、なんと、そこが講習会場でした。この講習のためにワンフロワーを借り切っていたんですね。
たしかに、立体駐車場ですから、舗装されており、最上階ではないので屋根(最上階の床)もあります。天候に左右されずに自転車の練習をするには最高の環境です。
とはいえ、私の息子1人だけのためにワンフロワーを借り切っているわけですから、主催者の意気込みは尋常のものではありません。

講師は60過ぎのおじさんでしたが、ピシッとしたライダースーツを着ており、明らかにプロのにおいがします。おそらく引退した競輪選手でしょう。

1 まずは、自転車の調整です。息子の体格に合わせて椅子を調整し、ペダルを外します。

その状態で、自転車の持ち方の指導です。自転車の右側に立つと車にひかれるおそれがあるので、左側に立つように何度も繰り返し注意します。倒れている自転車をひとりで起こし、その左側に立ち、ハンドルを両手で持ちながらフロワーをふらつかずに歩けるようになるまでが第1過程です。

単に自転車を持ってまっすぐ歩くだけですが、子供にとっては簡単ではないようで、ふらつかずに歩けるようになるまで、フロワーを2~3周ほど回りました。

2 つぎの第2過程は、自転車に座り、両足を床につけて自転車と一緒に歩く訓練です。

尻を椅子に置いたまま、両足を使ってよちよち歩くだけとはいえ、まっすぐ歩けるようになるまでには、やはりフロワーを2~3周は回りました。

3 第3過程は、自転車に座り、両足を床につけるところまでは第2過程と同じですが、今度は片足ずつ使って歩くのではなく、両足を同時に使って床を蹴りつけ、その勢いで自転車を前に進ませるという訓練です。
うさぎになって、後ろ足で前にジャンプするイメージらしいです。

これはかなり難しかったようで、フロワーを5~6周ほど回りました。

ここまでで開始から20分程度です。

4 第4過程は、傾斜を利用したペダル漕ぎの訓練です。

跳び箱の踏切板を巨大化したものを2枚組み合わせ、真ん中が盛り上がっている山を作ります。そして、その山の頂上に自転車を置き、右足でペダルを漕ぎます。この際、前輪も後輪も傾斜部分に位置しているため、最初の1回は平地よりもかなり強くペダルを漕ぐ必要がありますが、1回漕いで後輪が山の頂上を越えれば後は下るだけですから、自転車は勢いで傾斜を降りて行きます。

右足で1回ペダルを漕ぎ、その後は両足を宙に浮かせ、勢いだけでふらつかずに前進できるようになるまで、何度も繰り返して練習しました。
時間にすれば10分程度でしたが、ハンドルを固定してバランスをとって前に進むのはかなり難しかったようです。

5 第5過程は、傾斜を利用したペダル漕ぎの訓練ですが、今度は足を宙に浮かせるのではなく、両足はそのままペダルに乗せて傾斜を下り、傾斜を降りた時点で両足を使ってペダルを漕いでいきます。

最初のうちは、講師が自転車の後部を持ち、転ばないように介添えしてくれましたが、何度も繰り返すうちにひとりで前進し、壁にぶつかりそうになったらブレーキをかけることができるまでになりました。

とはいっても、第5過程だけで30分はかかっています。

6 さて、ここまでで開始から約1時間です。

息子の状態は、既に傾斜を使わず、平地でペダルを漕いで5~6メートルほど自力走行できるまでになっています。

講師は、息子に対し、「先生が教えることはもうない。あとはひたすら自分で自転車を漕ぐだけだ」と言って、息子にひたすら自転車を漕がせます。

最初は数メートルだったのが、徐々に距離が延び、最終的にはフロワーの半分(20~30メートル)をふらつきながらも自力走行できるまでになりました。

ここで2時間が経過し、講師が息子に卒業を宣言し、講習は終了しました。

7 講習は午前中だったので、忘れないうちに練習させようと思い、夕方、公園に行き、すきすきの駐車場の真ん中に私が立ち、私の周りを自転車に乗って何度も回らせました。

息子は最初はぎこちなかったものの、すぐに数時間前に覚えたコツを思い出しました。
何度も回らせていたところ、15分ほどで驚くほど上達し、5分程度、足をつかずにくるくる回れるまでになりました。

私の子供時代のあの痛みとつらさはなんだったのかと悲しくなりました。
父親も一生懸命に補助してくれましたが、しょせんは素人の浅知恵。プロの合理的な訓練体系には到底及びません。

まさか本当にわずか2時間程度で自転車に乗れるようになるとは思ってもいませんでした。
正直に言えば、適当なところで卒業を宣言され、乗れないまま、何度も転んでは起き上がりという自主訓練をする羽目になるのではないかと疑っていました。

先生、ごめんなさい。
息子は、先生のおかげで、またひとつ大人の階段を上ることができました。



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コメント

No title

わずか2時間で自転車に乗れるようになるのですね、驚きました。
私も父の介助で肘と膝が血だらけになりながら自転車の練習をした記憶があるので、このお話を聞いて本当にびっくりしました。貴重なお話ありがとうございます。

No title

コメントありがとうございます。

昔と違って、今はいろいろなところがいろいろな口座を提供しています。
便利な時代になりました。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
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