出口戦略はナンセンス

インデックス投信ブロガーの中で、出口戦略に言及する人がいます。

運用期間の最後でリーマンショック級の大暴落が来たらどうする?

と心配しているわけですが、はっきり言いましょう。今からそんな心配をするのはナンセンスです。

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思い出してください。

インデックス投資をしようと決めた理由は、指数の期待リターンを得たいためです。
指数の期待リターンは、全世界株で年5.5%です。

運用期間の最後と言っても、それは10年後、20年後の話です。
20年前にVTを一括購入し、現在までホールドした人は2.24倍の含み益が発生しました。
20年前に「たわら全世界株」を一括購入し、現在までホールドした人は2.19倍の含み益が発生しました。

リーマンショックを含む世界金融危機で、確かにVTや「たわら全世界株」は暴落しましたが、4割になっただけです。

※「たわら全世界株」とは、先進国株株80、新興国株10、TOPIX10の比率を指します。
※データは「my INDEX」の「資産配分ツール」を利用しました。

何を言いたいのかというと、全ては含み益が解決してくれるということです。
相場の値動きに惑わされず、愚直に、ただひたすら毎日同じ金額の「たわら先進国株」又は「たわら全世界株」を購入し続けるだけで、10年後、20年後には莫大な含み益が形成されていることでしょう。

5割、6割下がったところで、含み益が減るだけのことですから、どうということはありません。
人間、損をしなければドーンと構えていられます。一度は含み益が積み上がった状況を経験していますので、「しばらくホールドしていればまた元に戻る」ということを実感として信じることができます。

昔からの投信ブロガーは、最近のチャイナショックにもブリグジットショックにも動揺しませんでした。
その理由は彼らの証券口座には既に莫大な含み益が積み上がっているからです。

含み益は、相場が下落し、市場参加者のほぼ全員が資本主義社会の終わりに絶望しているとき、我々に希望の光を与えてくれます。
含み益が多額であればあるほど、救いの光はより多くの輝きを放つことでしょう。

というわけで、今から出口戦略などと言っている人は、指数の期待リターンの可能性を疑っているに等しいことを自覚すべきです。
指数の期待リターンを疑う人がインデックス投資をすると、ホールドできずに途中で手放すことになり、最終的に不幸になります。

もっとも、運が悪い人も確かに存在します。
そういう場合は潔く諦めるしかありません。

既に人事は尽くしたのです。やるべきことをやった以上、我々にできることはもはや何もありません。
そして、しばしば、天は自ら助くるものを助けてくれます。

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コメント

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No title

以前、ベンチマークのネット・グロスの件でお世話になった「しんたろう」です。
いつも、たわら男爵さんのブログで勉強させて頂いてます。
さて、この記事ですが、私はちょっと違う考えを持っていますので、勝手ながら、私のブログに記事を引用させて頂きました。勿論、投資手法も出口も正解なんてありませんので、1意見にすぎませんが。

No title

いつも拝見してます☆

私はまだ30代前半なので、インデックス投資は30年以上の時間があります。
よって、止め時なんてまだまだ先なので、市場の動き含めて気にもしておりません。

いろんな人が出口戦略を考えたくなる予想ですが、自分含めて唯一気にしている事と言えば
加齢によって身体と脳力が低下し、自分に認知症が発生した場合、継続して運用しながら
取り崩す事が出来るのか?だと思います。

ランダムウォーカーにも、生涯運用しながら云々ってありますが、皆が皆、
バフェットみたいに80歳超えても脳力を維持出来る訳ではありません。

男爵殿の記事はいろいろ拝見してるので、内容から恐らく既に、公的年金にあまり
頼らなくても良いぐらいの資産があるとお見受けします。

しかしながら年収400~500万で生活している人が多数の中、この心配は非常に理解ができます。
そこで下記条件の場合での、御意見を伺いたく思います

<年齢条件>
・75歳から毎年認知症発生率が上昇し、85歳で必ず認知症が発生。
 ※認知症の進行スピードは、90歳で自分の名前もほぼ理解できない
・人としての寿命は95歳

<個人ステータス>
・年収500万の厚生年金を収めるサラリーマン
・頼れる身内は親戚含めて、誰もいない


上記条件での
成年後見制度を「利用可能」と「利用不可能」の2バージョンとなります。

何か人生相談っぽい内容で恐縮ですが(^^; 宜しくお願い致します

No title

コメントありがとございます。

しんたろうさん

>さて、この記事ですが、私はちょっと違う考えを持っていますので、勝手ながら、私のブログに記事を引用させて頂きました。

記事を拝見しました。

>いくら含み益が出ようが、それはあくまで含み益であって、確定利益ではない、だから、その含み益をあてにしてはいけないという事にもなります。だから、いつまでたってもベンツは買えないわけです。

ベンツがほしければ、躊躇なく一部解約し、その金でベンツを買えばよいと思います。
余剰資産で投資するわけですから、稼いだ金をため込むだけでは景気が良くなりません。

もっとも、元本5000万円、含み益5000万円のケースで、ベンツを買うために1000万円を解約すれば(税引前1000万円あればEクラスがぎりぎり買えます)、元本4500万円、含み益4500万円になりますので、依然として多額の含み益がある状態が継続することになります。

きしやんさん

>頼れる身内は親戚含めて、誰もいない

弁護士も金に困って横領することが珍しくなくなった現在、心から頼れるのは金に困っていない自分の子供しかいません。
そのため、私は、長男を医者にしようと考えています。

まだ30代ということですから、子供を作って地元の国公立大学の医学部に進学させるのが一番だと思います。

>加齢によって身体と脳力が低下し、自分に認知症が発生した場合、継続して運用しながら取り崩す事が出来るのか?だと思います。

後見人を含めて、他人はこんな面倒なことはしてくれません。
年の離れた若い嫁さんをもらうというのも一つの方法ですが、結婚の動機が金だと、深刻な心配ごとが増えそうです。

というわけで、一番の解決策は、子供を作って、親の金にたかろうとは思わない立派な大人に育てることでしょう。

No title

ご返信有難うございます。

さすがの切り返し、あっぱれです!
因みに、もし私に500万円の含み益があれば、すぐ個人向け国債を買って、キャッシュバックで、高級チャリンコを買います。こういうやつが多いから、日本の景気は良くならないんです。
これからも、記事、楽しみにしています。

No title

しんたろうさん

>因みに、もし私に500万円の含み益があれば、すぐ個人向け国債を買って、キャッシュバックで、高級チャリンコを買います。

ママチャリしか買えませんけどね。

>これからも、記事、楽しみにしています。

お互い、息が長く続けていけたらいいですね。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
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