たわら先進国株vsニッセイ外国株vsインデックスe、SMTグロ株、Funds‐i外国株(14)

ダントツの低コストファンドとして、2015年12月にさっそうと登場したたわら先進国株。

しかし、年0.05%のSBIポイントは付くものの(2017年2月1日以降)、年0.2%(投信保有残高1000万円以上の場合)の通常のSBIポイントは付きません。

そこで、外国株式インデックスe、SMTグローバル株式、eMAXIS先進国株、Funds-i外国株とリターン差を比較してみようというのがこの企画です。
これらは、たわら先進国株よりも0.15%多いポイントが付くことから、これ以上のリターン差がなければたわら先進国株の負けとなります。

なお、新御三家のひとつであるニッセイ外国株(たわら先進国株と同様に0.05%のみ付く)も一緒に比べてみました。

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1 2015年12月21日時点の基準価額(純資産額)
(1)たわら先進国株 1万円
(2)ニッセイ外国株 1万2298円(196億9200万円)
(3)外国株式インデックスe 1万9534円(143億6800万円)
(4)SMTグローバル株式 1万3882円(506億5500万円)
(5)eMAXIS先進国株 2万1349円(318億1900万円)
(6)Funds-i外国株 2万1480円(46億8300万円)

2 2017年5月22日現在の基準価額
(1)たわら先進国株 1万1072円(93億3900万円)
(2)ニッセイ外国株 1万3568円(496億6500万円)
(3)外国株式インデックスe 2万1556円(148億4200万円)
(4)SMTグローバル株式 1万5326円(562億0400万円)
(5)eMAXIS先進国株 2万3476円(351億4000万円)
(6)Funds-i外国株 2万3638円(71億0200万円)

3 騰落率(たわら先進国株との差)
(1)たわら先進国株 10.72%
(2)ニッセイ外国株 10.3268%(たわら差-0.3932)
(3)外国株式インデックスe 10.3511%(たわら差-0.3689)
(4)SMTグローバル株式 10.4019%(たわら差-0.3181)
(5)eMAXIS先進国株 9.9629%(たわら差-0.7571)
(6)Funds-i外国株 10.0465%(たわら差-0.6735)

4 分析
(1)ニッセイ外国株差
4月  0.017
5月  0.0265
6月  0.038
7月  0.025
8月  0.01
9月  0.025
10月  0.027
11月  0.304
12月  0.356
1月  0.3711
2月  0.3706
3月  0.3665
4月  0.3518
5月 0.3932

それまで0.02%差だったのが、運命の日(11月10日)に一気に0.3%差となり、その後も下振れを拡大し、最終的には0.3711%まで下振れが拡大しました。
その後は乖離は収まったように思えたのですが、今月は過去最大級の下振れです。
ニッセイ外国株をずっと保有している人は、たわら先進国株をずっと保有している人よりも、100万円あたり3932円を単純に損したことになります。
【参考記事】
たわら先進国株、ニッセイ外国株を0.412%上回る(11/9~1/16)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-292.html#more

(2)ポイント差 

たわら先進国株の勝利。
やったね。

ここでの比較のポイントは、たわら先進国株、ニッセイ外国株とその他の投信とは1年で0.15%のポイント差があるため、たわら先進国株が勝つためには、上記ポイント差を超えるリターン差がなければならないという点です。
1年で0.15%のポイント差は17か月では0.2125%のポイント差となります。

たわら先進国株がポイント考慮後の信託報酬でも最安となりました。

(3)信託報酬差

たわら先進国株の信託報酬は税込0.243%
ニッセイ外国株は税込0.216%(たわら差-0.027%。この17か月分は-0.03825)
外国株式インデックスe、SMTグローバル株式は税込0.54%(たわら差0.297。この17か月分は0.42075)
Funds-i外国株は税込0.594%(たわら差0.351。この17か月分は0.49725)
eMAXIS先進国株は税込0.648%(たわら差0.405。この16か月分は0.57375)
※ニッセイ外国株は値下げ後の期間が少ないことに注意

ここでの比較のポイントは、17か月分の信託報酬差を上回るリターン差があればたわら先進国株の勝ち、なければたわら先進国株の負けということです。

前月と同様、残念ながら、外国株式インデックスeとSMTグローバル株式には負けてしまいました。

本来であれば信託報酬差を上回るリターン差がなければなりません。なぜなら、たわら先進国株の信託報酬込の実質コストは我が国最安であるからです。
信託報酬以下の差しか出なかったということは、他投信よりも下振れたということを意味します。
【参考記事】
たわら先進国株は我が国で最安の先進国株インデックスファンド(実質コストランキング)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-263.html#more

とはいえ、たわら先進国株のマザーファンドは極めて安定しています(上記参考記事の末尾の比較表を参照。ただし、この比較表では、グロスのたわらと野村、ネットのニッセイを同列で並べてしまっているため、そこは注意してください。とはいえ、同じマザーファンドの中での年ごとの乖離率が一定かどうかを見れば、安定的な運用がなされているかどうかは推測できます。ニッセイがファンタスティックであるとの評価は変わりません)。

そして、たわら先進国株のファンドマネージャーはマザーファンドのファンドマネージャーが兼務している以上、マザーファンドの運用が信頼できるのであれば、たわら先進国株の運用の不安定さについても、その規模が増えるにつれて徐々に減っていき、やがてはマザーファンドのように安定していくことが強く期待できます。
【参考記事】
たわら先進国株のファンドマネージャーはマザーファンドのファンドマネージャーが兼務しています
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-262.html#more

というわけで、信託報酬以上のリターン差が出なかったことは残念でしたが、SBIポイントの0.15%差を考慮してもなお、たわら先進国株を買うほうが得であることが分かりましたので、現時点でのベスト先進国株投信はたわら先進国株といえます。

それにしても、eMAXIS Slim先進国株(イーマクシススリム先進国株)をリリースしたeMAXIS先進国株ですが、リターンが意外に悪いです。

ということで、おまけです。

5 eMAXIS Slim先進国株差
(1)2017年2月28日時点の基準価額(純資産額)
ア eMAXIS Slim先進国株 9954円(100万円)
イ たわら先進国株 1万0764円(72億4400万円)

(2)2017年5月29日時点の基準価額(純資産額)
ア eMAXIS Slim先進国株 1万0323円(5億4800万円)
イ たわら先進国株 1万1160円(95億2500万円)

(3)純資産額の増加額
ア eMAXIS Slim先進国株 5億4700万円
イ たわら先進国株 22億8100万円

(4)騰落率(eMAXIS Slim先進国株比)
ア eMAXIS Slim先進国株 3.7070%
イ たわら先進国株 3.6789%(-0.0281)

(5)分析
騰落率ではたわら先進国株が微差で負けてしまいました。
ずっとこんな感じでeMAXIS Slim先進国株がたわら先進国株に優位していますね。
ビギナーズラックなのでしょうか。

【参考記事】
eMAXIS Slim先進国株vsたわら先進国株
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-417.html

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ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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