「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は手堅い投資法

ご質問をいただきました。


不動産といえば、証券会社や資産運用会社がREITをあんなに、大々的に株式・債券と並ぶ第三の資産のように言うのか理解不能です
REITを実質的に不動産への投資だと言い張るのには無理があると思います。なにしろ企業型REITは株式会社そのものです。
世界的に見てもわざわざREITを別の資産として考えている傾向はありませんし、不動産のつもりでREITを組み入れているバランスファンドも、ETFラップも見たことありません。
これは不動産大好き日本だけの特別な事情なのではないでしょうか。
たわら男さんはどうお考えですか。

私は既にたわら男ではなく、たわら男爵ですので、そこはお間違えないようにお願いします。
では、さっそく回答しましょう。

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マルキール先生は、次のとおり述べています(「ウォール街のランダム・ウォーカー原著第11版」391~392頁)。

ポートフォリオを盤石にしたいなら、保有資産の一部をREITに投資することを強く勧めたい。
それにはいくつか理由がある。
まず、REITは歴史的に株式に比肩する高い値上がり益と配当利回りを上げてきたことだ。
その上、REITを加えることによって、一層大きなリスク分散効果が得られる。と言うのも、不動産投資のリターンは株式や他の資産クラスとの相関があまり高くないのだ。したがって、REITを加えることによってポートフォリオ全体のリスクが低下する。
その上、不動産投資はインフレ・ヘッジに最も効果的な資産だ。
REITに関しても、インデックス・ファンドはネットのリターンで見れば最も魅力的だ。

というわけで、マルキール先生は、

「主要な資産クラスに分散して運用する場合には、何らかの形でREITをある程度組み入れるべきだと考えている。」(同書386頁)

「私は誰もが金融資産のかなりの部分を不動産に振り向けるべきだと考えており、全資産のある割合をREITを組み入れたインデックス・ファンドで持つことをお勧めする。」(同書452頁)

と明言し、30代後半から40代初めの投資家の理想的なアセットミックスは、株65%、債券20%、不動産10%、現金5%であるとしています。

その意味では、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」(イーマクシススリムバランス)は実にすばらしいバランスファンドなのかもしれませんね。

私は、債券は不要だと考えていますし、リートも株式のインデックスファンドに含まれていることから、株式のインデックスファンドとは別に保有する意味はあまりないと考えています。
特に、これからの利上げ局面では、債券もリートも値が下がるだけです(現金に付く利息が増える=マネーの価値が上がる=その分だけ債券とリートの配当金を増やさなければならない=債券とリートの値が下がる)。

しかし、本当にそうなるかは分かりません。
また、マルキール先生がここまで明言する以上、リートを保有する重大な意味がありそうです。

したがって、良く分からなければ、とりあえず「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を買っておくというのは、初心者であってもベテラン投資家であっても妥当する、実に手堅い投資法だといえるでしょう。

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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
ブログ開始日 2016年3月1日
男爵になった日 同年8月30日

40代男性(高等遊民)。
投資歴12年。
妻子あり。持家あり。

リスク資産は、たわら先進国株(SBI証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
NISA口座ではVTの分配金を使ってVTを購入中。

松井証券で(1)全世界株リバランス積立、(2)SMT米国株配当貴族の各7500円ずつの毎営業日積立てを実行中。
全世界株リバランス積立とは、たわら先進国株80%、たわらTOPIXS10%、たわら新興国株10%の配分比で毎営業日の買付け時に自動でノーセルリバランスするという画期的な発明です。

無リスク資産は、個人向け国債変動10(みずほ証券が最強)で運用中。

カテゴリごとに記事を整理しました。
とりわけ「公開 誰でもできる究極の投資」「たわら先進国株が他を圧倒する理由」「リバランス積立(松井証券)」は必見です。

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