回答すると言っても、私は債券は正直良く分かりませんので、あくまで参考までにということでお願いします。
回答1
あの表の国内債券は「NOMURA-BPI 総合」指数です。
http://myindex.jp/data_i.php?q=NM2001JPYそして、外国債券は「シティグループ 世界国債インデックス 除く日本 (円)」です。
http://myindex.jp/data_i.php?q=CI1020JPYしたがって、両方とも円ベースで計算した指数ということになります。
債券投信は、通常、これらの指数への連動を目指しています。
新規設定日が2008年1月9日のSMT国内債券の現時点の基準価額は1万1866円ですので、約8年で1866円(18.66%)、年利2.33%(複利計算は面倒なので単純に8年で割っただけ)のリターンを挙げたことになります。
とすると、問題は、年利2%強のリターンで満足できるかどうかということでしょうね。
ちなみに、同日に新規設定されたSMTグロ株の基準価額は1万4867円(単利計算で年利6.08%)、SMTグロ債の基準価額は1万2065円(単利計算で年利2.58%)です。
外債は、利率が高かったとしても、理論的には長期的に高利は為替で相殺され、外国債券のリターンとほぼ等しくなります。
SMTシリーズ内で比較しても、国内債券は2.33%、外国債券は2.58%ですから、ほぼ等しいと言ってよいでしょうね。
為替リスクを負担してもなお、この程度のわずかなリターン差しかないわけですから、ご指摘どおり、あえて外債投信を保有する必要はないと私も考えます。
回答2
マイインデックスによれば、国内債券のリターンは、ここ10年は2~3%、20~30年は4~5%のようですね。
http://myindex.jp/assets_i.phpなぜかは私には分かりません。
とはいえ、長期金利はこの間ずっと下がり続けていますから、ファンド内で満期が来た債券を順次買い替えていったら、ファンドが保有する債券の平均金利はどんどん下がっていきます。
金利の下落傾向が続けば、時間が経過すればするほど、より金利が低い債券がファンドに占める割合が増えていくわけですから、ファンドの金利収入は確実に減っていき、ファンドのリターンも減っていくのでしょうね、きっと。
回答3
債券のリターンが上がる=債券ファンドの基準価額が上がるという意味だとすると、利下げによって既存の債券の価値が上がれば債券ファンドの基準価額は上がり、利上げによって既存債券の価値が下がれば債券ファンドの基準価額は下がります。
私が債券ファンドを一切保有していない理由は、現在は歴史的な超低金利であり、今後更なる利下げは期待できないからです。
普通に考えれば、金利はすでに下がるところまで下がってしまったわけですから、債券ファンドの基準価額が下がることはあっても上がることはないのではないでしょうか。
ということで、ご参考になったかどうかは分かりませんが、一応の回答です。
さらにご質問等があればご連絡ください。
コメント
ありがとうございました
非常に参考になりました。
タイトルどおり「債券ファンドに未来はない」と思います。
一人で何が正解かわからぬままいろいろな情報や本で勉強していてきましたが、無駄ではなかったかなと思いました。
これからも投資家としての努力を続けていきたいと思います。
また議論したい話題や疑問点などがあがりましたらコメントしたいので対応よろしくお願いいたします。
2016/12/31 22:32 by まさき URL 編集
No title
ご質問等があれば、またご連絡ください。
2016/12/31 22:38 by たわら男爵 URL 編集