eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、ETFを除く全ファンドで純資産額トップに

スリム米国株の純資産額は、2023年2月6日、1兆8000億円に到達し、ETFを除く全ファンドで純資産額トップになりました。







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この点に関し、モーニングスターが下記記事を公開しています。

●「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が純資産残高で全ファンド(ETF除く)でトップに
https://www.morningstar.co.jp/market/2023/0207/fund_01934.html
ETFを除くと公募のインデックスファンドが純資産残高でトップに立ったのは初めてのことだ。つみたてNISAの導入によって本格化した投信を使った積立投資が定着してきたことを示す象徴的な出来事になった。


上記記事には興味深い記述があります。
こちらです。

米国「S&P500」指数は、2022年にマイナス19.44%(米ドルベース)と大幅安になったにも関わらず、同ファンドには1年間で純設定額が7364億円と業界最大規模の設定額(買付金額)を記録した。
三菱UFJ国際投信が大手ネット証券5社にヒアリング調査した結果、2022年12月末時点で同ファンドを保有している投資家の人数は5証券合計で246万人を超え、21年12月末時点と比較して約90万人増加した。
従来の大規模ファンドが、大手証券など強力な販売力を持った販売会社が関わって、時には数千万円や億円というまとまった資金を積み上げて販売した結果だったことと比較すると、毎月5000円や1万円の積立投資が数百万人という規模で重なって1兆8000億円を超える残高を実現したのは、時代の変化を感じさせる。



スリム米国株を買っているとされる246万人は延べ人数です。例えば、1人が3つの証券会社でスリム米国株を購入しているときは3人とカウントされます。
246万人は実人数ではないとはいえ、凄まじい人が様々な証券会社を通じてスリム米国株を買っていることになります。

記事は、

米国「S&P500」指数は、2022年にマイナス19.44%(米ドルベース)と大幅安になったにも関わらず、同ファンドには1年間で純設定額が7364億円と業界最大規模の設定額(買付金額)を記録した。

と述べますが、「マイナス19.44%(米ドルベース)」というのがポイントです。
アメリカ人は暴落相場の真っただ中に放り込まれて寒波に震えていましたが、日本人は円安のおかげで「少し冷えるかな」と感じる程度で済んだからです。

本物の暴落相場が日本に襲来したとき、スリム米国株の246万人が総崩れになる恐ろしい未来が到来しないことを祈るばかりです。


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コメント

スリムS&P500が逝くことがあるとしたら、先進国各国も軒並みやられているでしょうし(そもそもアメリカより他先進国の方が先に逝っているでしょう)、246万人どころではないかと。

それと、シンNISAが始まるタイミングもあり、1年半から2年後ぐらいにはS&Pとオルカンの純資産が同じくらいになるのではないと思います。

No title

コメントありがとうございます。

>スリムS&P500が逝くことがあるとしたら、先進国各国も軒並みやられている

保有者が多いと、逃げ出す人もまた多いのではないかということです。

その点、たわら先進国株はニッセイとスリムの陰に隠れてのんびりとした運用ができているのではないかと考えていますが、たわら先進国株の純資産額(2650億円)はかつてのマザーファンドの規模(3200億円)に迫りつつあるのが気になるところです。

>1年半から2年後ぐらいにはS&Pとオルカンの純資産が同じくらいになる

どうなんでしょうね。
S&P500よりもオールカントリーを買うべきであると思いますが、全ては米国株相場次第だと思います。

No title

三井住友カードゴールド(NL)の修行済の人は、三井住友銀行のoliveアカウントとどのようにつきあうといいでしょうか?

たわら先進国株式について

いつも有益な情報と見識をありがとうございます。
上記コメントの中での、
「その点、たわら先進国株はニッセイとスリムの陰に隠れてのんびりとした運用ができているのではないかと考えていますが、たわら先進国株の純資産額(2650億円)はかつてのマザーファンドの規模(3200億円)に迫りつつあるのが気になるところです。」
の意味がはかりかねたのですが、
もう少し詳しく解説いただけると大変ありがたいです。

No title

コメントありがとうございます。

>三井住友銀行のolive

詳細確定後しばらくするとプロの皆さんが様々な意見を言うでしょうから、それを見て決めたいと思っています。

ただ、ポイントアップはコンビニと一部飲食店に限定されるため、これらをよく利用する人であれば魅力があるのでしょうが、ほとんど利用しない私にとってはそれほど魅力を感じません。

>かつてのマザーファンドの規模(3200億円)に迫りつつあるのが気になるところ

たわら先進国株は、企業DC等によって積み上がった巨額のマザーファンドを買うだけファンドでしたので、たわら先進国株への資金の流出入がファンド運用に影響を及ぼすことはありませんでしたが、今ではそうは言えなくなっているという意味です。
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Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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