NISAは骨までしゃぶろう(2) NISAでもたわら

前回お伝えしたとおり、NISA口座は2枠(運用額は120万円、運用期間は10年)のセットが5本あると考えてください。
そして、5つめのセットは、1つめのセットよりも4年遅れでスタートします。

各セットが10年という長期の運用期間を予定しているばかりか、最初のセットと最後のセットの開始時期に4年の差があることから、これで利益が出ない可能性は非常に少ないといえるでしょう。

では、NISA口座で何を買うべきでしょうか。


NISA口座には、特定口座にないメリットが2つあります。それは、

1 値上がり益が非課税であること
2 証券会社のキャンペーンで、購入手数料がキャッシュバックされること

です。

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1 値上がり益が非課税であること

値上がり益がどれほど多額であっても、NISA口座であれば1円も課税されません。得た利益の100%が自分のものになります。

とすれば、非課税のメリットを最大限に享受するためには、値上がり益をできるだけ多く発生させることが必要です。そして、そのためには、債券は一切混ぜず、株100%にすべきです。


2 証券会社のキャンペーンで、購入手数料がキャッシュバックされること

以前、VTのデメリットとして、売買手数料が高く、数百万円単位で購入しないと手数料負けすると書きました。

ところが、NISAだと、購入手数料が実質無料であることから、毎日1口ずつ購入することすらできます(VTは1口約7000円ですので、1回25ドルの手数料が掛かるSBI証券や楽天証券の特定口座ではとても無理ですし、1回5ドルで済むマネックス証券でも手数料負けします)。
しかも、SBI証券の円貨決済であれば、事前に円をドルに替えておく必要がないことから、日本株と同じ感覚で買い注文を出すことができます。

ところで、VTはETFであることから、その性質上、配当金を出します。現在の利率は年2.5%です。
そうすると、NISA口座でVTを少しずつ分散して購入したとしても、非課税限度額の合計額は600万円ですから、毎年10万円前後の配当金が発生し続けることになります(600万円の2.5%は15万円。そこからアメリカの税金10%、日本の税金20%を差し引くと約10万円)。
NISAの非課税期間が続いていれば、配当金はNISA口座内でのVTの購入資金にすれば為替手数料を節約できて良いのですが(配当金はドルで交付されます)、問題はそのあとです。

非課税期間が終了し、特定口座に移管された後は、毎年約10万円(正確には3か月に1回2万5000円)の配当金がドルで交付され続けることになり、手数料負けしない程度の資金になるまで最低でも10年は掛かってしまいます。

もちろん、その間は外貨MMFに入れておけば多少の金利収入を得ることはできますが、債券は、株とは違い、為替リスクにもろにさらされますので、10年間、外貨MMFに入れておくのも心配です。

証券会社が手数料の高い外国株式まで実質無料にした理由が分かりますね。
少額の配当金を現地通貨のままにしておけないので、手持ち資金を足して外国株式を購入させることを狙っているのでしょう。そして、これは、配当金だけで手数料負けしない金額に元本が増えるまで続きます。

したがって、既に多額のVTを保有しており、その配当金だけで年120万円以上になる人が、NISA口座の非課税期間中はNISAでVTを買って売買手数料を節約するといった使い方をするのでない限り、NISA口座でVTを買うべきではありません。

では、何を買えばよいのでしょうか。

そうですね。答えは決まっています。たわら先進国株しかありません。

たわら先進国株は、購入手数料がもともとゼロであることから、NISA口座の手数料キャッシュバックのメリットは享受できませんが、値上がり益の非課税メリットは享受できます。
そして、値上がり益の非課税メリットこそがNISA口座の存在価値ですから、これだけでもNISA口座を利用する十分なメリットがあります。

ただし、残念ですが、NISA口座では、積立設定は毎月1回だけしかできません。マネックス証券も、特定口座は無制限に積立日を設定できますが、NISA口座は毎月1回だけです。

そのため、毎月1回10万円を一気に買うか、ゴトウビにログインして手作業で買い注文を出すかのいずれかになってしまいます。

そこで、

1 積立設定の仕様は仕方がないと諦めて、楽天ポイントが付く楽天証券のNISA口座でたわら先進国株を買う。毎月数回、証券口座にログインし、手作業で買い注文を出すかはその人次第。

ちなみに、楽天ポイントは120万円で576ポイント付くので、NISAの全期間(1個目の枠が始まり、10個目の枠が終わる14年間)で2万8800ポイントが付きます。

2 特定口座では無制限に積立日を設定できるマネックス証券にNISA口座を開き、たわら先進国株を買い続けながら、NISA口座でも同じようにしてほしいという要望を出し続けてみる。既に特定口座では実現できていることですので、それをNISA口座に拡大することは、他社と比べて簡単なはずです。



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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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