現行NISAから新NISAへのロールオーバー

日経ヴェリタス(日経電子版2022年8月10日 4:00)で、竹川美奈子さんの

●現NISA→新NISAへ移管可能 「つみたて」シフトも一手

という記事が公開されています。

上記記事では、現行NISAをしている人が5年の非課税投資期間終了後に新NISAにロールオーバーする方法について、詳しく解説されています。




※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●SBI証券、アプラスカード投資をスタート(9/9~)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2530.html




新着記事通知用のツイッターアカウントはこちら。
https://twitter.com/tawaradanshaku

広告

2024年1月1日にスタートする新NISA(投資限度額は年間122万円)は、2階建ての構造になっています。

1階部分は、投資限度額が年間20万円つみたてNISA
2階部分は、投資限度額が年間102万円一般NISA

であり、1階部分に投資した人だけが2階部分の投資をすることができる仕様になっています(1階部分の投資額はいくらでもOK)。

2019年分の一般NISAの非課税投資期間は、満5年、すなわち2023年12月31日に終了します。
そのまま何もしないと特定口座に自動的に払い出されることになりますが、2023年の秋頃にロールオーバー申請書を証券会社に提出すると、新NISAの2024年分の非課税投資枠にロールオーバーすることができます。

竹川さんによると、ロールオーバーする場合は次のような整理になるようです。

1,2019年分の一般NISAの時価が100万円のとき
2階部分の102万円の枠のうち100万円を消費するので、2階部分の残枠は2万円。
1階部分で何らかの取引をすれば、2階部分の残りの2万円の枠を消費することができる。

2,2019年分の一般NISAの時価が110万円のとき
2階部分の102万円の枠は全て消費する。2階部分で消費できない8万円は1階部分で消費する。
1階部分の20万円の枠のうち8万円を消費するので、1階部分の残枠は12万円。
1階部分の残枠12万円の範囲内で、つみたてNISA対象商品を購入することができる。

3,2019年分の一般NISAの時価が200万円のとき
全額ロールオーバーすることができる。
2階部分で102万円、1階部分で98万円の消費か?


私が疑問に思ったのは、上記3のケースで全額ロールオーバーしたとき、1階部分が幾らになるのかということです(この点について竹川さんは言及していませんでした)。
つまり、時価200万円のうち、2階部分で102万円を消費し、残りの98万円を1階部分で消費することになると、1階部分は満5年経過時につみたてNISAにロールオーバーすることができるため、2029年分のつみたてNISAの投資可能額は98万円(+5年分の運用益)になります。
もしこうなるのであれば、とてもうまいですね。


ところで、私は、一般NISAの検討が面倒でつみたてNISAを選びました。
しかし、先日、ジュニアNISAを一般NISAにロールオーバーすれば、とてつもなくお得になることを発見してしまいました。
【参考】
●ジュニアNISAがとてつもなくお得だった件
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2441.html


NISAが恒久化されれば、子供のジュニアNISAで含み益モリモリに育ったたわら先進国株を一般NISAでロールオーバーし続けなければなりませんので、一般NISAとの付き合いは私が死ぬまで続くことになります。
もっとも、NISAの恒久化はつみたてNISAだけで、新NISAは当初の予定どおり2028年で終了し、NISAはつみたてNISAに一本化されるのかもしれません。

今後の見通しが不透明なため、現時点では何とも言えませんが、数年で制度が変更されるのでは安定的な資産形成にとって望ましくありませんので、早く恒久化してNISAの仕様が確定してほしいものです。


広告

コメント

時価はいつ時点での評価額かが気になります。評価時点で都合良く一時下落した場合、追加購入可能額が増えるのは、現行の購入額基準と比較すると公平性に欠ける気がします。

No title

コメントありがとうございます。

>時価はいつ時点での評価額かが気になります。

例えば、2019年分の一般NISAの非課税投資期間は2023年12月31日に終了するため、その時点の時価となります。

>評価時点で都合良く一時下落した場合、追加購入可能額が増えるのは、現行の購入額基準と比較すると公平性に欠ける

仮に120万円で購入した投信が5年後に100万円になったとします。

これを新NISAにロールオーバーして22万円の追加投資をしたケースと、売却して100万円の現金を取得し、22万円を足して新NISAで122万円の投信を買ったケースは、全く同じです。

No title

男爵様

御記事とは関係ない話で恐縮ですが、
実は、個別株で失敗してしまいました。

2022年4月の時点ですが、セゾン共創日本ファンドに「メルカリ」が5%含まれていると知って、
https://40inkyo.com/2022/04/17/seizon-stock-components/

4/14と4/20に100株ずつ合計200株購入しました。
すると、私が買うのを待っていたかのように
4/14購入後からどんどん下がって、8/10現在、マイナス26%、14万円の含み損となっています。
ナンピンにも大失敗し、塩漬け状態です。

セゾン共創日本ファンド自体(セゾン投信の口座を持っていないのでこちらは購入していません)は基準価額が10358円なので、少しプラスのようです。セゾンはプロなので、損切したのかもしれません。

個別株はしないと決めていたのですが、(保有している個別株はこのメルカリだけですが)個別株に手を出して失敗してしましました。

私には個別株は無理なようだと、あらためて思い知らされました。

No title

コメントありがとうございます。

>4/14購入後からどんどん下がって、8/10現在、マイナス26%、14万円の含み損となっています。

残念でしたね。

私も、昔やっていたIPOで当選したメルカリが10万円ほどの含み損になっていて悲しいのですが、IPO仲間のマネーフォワード、ミンカブ、佐川急便が頑張ってくれています。

メルカリ一点張りは、やはり厳しいと思います。

最初のコメントの者です。ロールオーバーの意味が分かっておらず変なコメントをしてスミマセン。
ロールオーバーを単純に期間延期するものと思ってましたが、正しくは時価額で購入したと見なして新しい年度に移管するという理屈なのですね。

No title

コメントありがとうございます。

>時価額で購入したと見なして新しい年度に移管するという理屈

ロールオーバーすると取得単価が洗い直されますので、買い替えたのと同じといえば同じになりますね。
非公開コメント

広告

プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
●カテゴリ「この投資信託がすごい」では、ベストバイファンドの具体名を明示しています。
●カテゴリ「インデックスファンドの基礎知識」を読めば、誰でも簡単に投資信託の必須知識を得ることができます。

新着記事通知用のツイッターアカウントはこちら。
https://twitter.com/tawaradanshaku

インデックス投資家必読の書

ブログ記事検索

他の投信ブログはこちら

管理