新生銀行、マネックス証券を切る

新生銀行・新生証券は、2021年3月24日、マネックス証券に対し、個人客の投資信託事業(新生銀行)・債券事業(新生証券)を会社分割により無償で譲渡しました。

分割により承継される事業価値は、仲介委託契約により効力発生日以降において適切に実現されることから、本会社分割に際して株式の割り当て、その他対価の交付は行いません
https://pdf.irpocket.com/C8303/HRxf/JuhH/fd1A.pdf

マネックス証券に無償譲渡されたのは、新生銀行分が2867億円、新生証券分が2079億円、合計4946億円の預り資産です。

この当時、SBIは新生銀行の筆頭株主でしたが、新生銀行はSBIに隠れてマネックス証券に無償譲渡するため、本件会社分割を株主総会決議(株主総会を開催すると、筆頭株主であるSBIに反対されるため)ではなく取締役会決議で決定しています。

本会社分割は、当行では会社法第 784 条第 2 項に定める簡易吸収分割に該当し、マネックス証券では会社法第 796 条第 2 項に定める簡易吸収分割に該当するため、両社共に株主総会の承認手続きを経ずに行う予定です。
https://pdf.irpocket.com/C8303/HRxf/JuhH/fd1A.pdf

これに対し、新生銀行の筆頭株主であるSBIは激怒し、報復として新生銀行の敵対的買収に踏み切りました。

証券業務分野における提携の可能性についても、SBIHDの完全子会社であるSBI証券は2019年11月中旬から2020年10月上旬にかけて対象者と協議を行っておりましたが、当該SBI証券の提案に対しては対象者より何らの連絡もなく、その後、2021年1月27日に、対象者、新生証券株式会社及びマネックス証券株式会社より「マネックス証券と新生銀行グループによる金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する基本合意書締結のお知らせ」が発表され、当該マネックス証券との包括業務提携の対象に、SBI証券が提案していた提携業務が含まれていたことから、かかるマネックス証券との包括業務提携の公表によって当該SBI証券の提案が受け入れられなかったことを認識いたしました。その後、対象者、新生証券及びマネックス証券が2021年3月24日付「マネックス証券と新生銀行グループによる金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する最終契約書締結のお知らせ」にて発表したとおり、対象者、新生証券及びマネックス証券は、同年3月24日に正式契約に至っております。
https://www.sbigroup.co.jp/news/2021/0909_12635.html


SBI証券は新生銀行株の公開買付けを成功させ、2022年2月8日の株主総会で新生銀行の社長以下の旧経営陣を解任しています。
そして、2022年7月29日、ついに次の発表に至りました。




※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●投資信託の資金流入額ランキング(2022年1~6月)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2523.html


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こちらです。

●新生銀行、SBI証券とSBIマネープラザによるリテール分野での全面的な業務提携のお知らせ
~新生銀行グループとSBIグループによる銀証連携を加速化~

https://www.sbigroup.co.jp/news/2022/0729_13210.html

新生銀行とSBI証券は、SBI証券を委託金融商品取引業者、新生銀行を登録金融機関として、金融商品仲介業務委託契約を締結します。今回の提携により、新生銀行のお客さまは、新生銀行経由でSBI証券総合口座の開設後(金融商品仲介口座)、SBI証券が提供する商品・サービスの利用が可能になります。サービス開始後、まずは、店頭での口座開設の受付と公募国内籍投資信託の取扱いから開始し、将来は、インターネットやアプリでの連携や、対象商品の拡充を行い、お客さまの最善の利益に資するようにサービスを拡充する予定です。

新生銀行とSBI証券は、新生銀行を所属銀行、SBI証券を銀行代理業者として、新生銀行の口座開設を含む預金取引、消費者向け住宅購入資金の貸付け、消費者向け無担保貸付け、および為替取引を内容とする契約の締結の媒介を対象とした銀行代理業務委託契約を締結します。新生銀行の口座開設や取扱商品を、SBI証券が同社Webページやメールマガジン配信などを通じて、同社のお客さまに勧誘してまいります。



つまり、新生銀行は、これまではマネックス証券を紹介していたものの、これからはSBI証券を紹介するようになるということになります。
この点に関し、マネックス証券は直ちに反応し、次のお知らせを発表しています。

●株式会社新生銀行の発表について
https://info.monex.co.jp/news/2022/20220729_03.html
当社と新生銀行は、2022年1月4日より、金融商品仲介業務にかかる包括的業務提携を行っており、新生銀行のお客様におかれましては「金融商品仲介口座」として当社の商品・サービスをご利用いただいております。
今後につきましても、これまでどおり、当社が提供する商品・サービスを利用いただくことができます。



新生銀行としてもマネックス証券との契約があるため、マネックス証券に対する金融商品仲介業務をあからさまに解消することはないでしょうが、新生銀行の公式サイトの記載(今はマネックス証券だけ)は今後はSBI証券が目立つように大きく変更されるでしょうし、銀行窓口での運用もマネックス証券ではなくSBI証券を紹介するようになるものと思われます。

マネックス証券は、新生グループのアプラスカード決済による投信積立サービスを還元率1.1%で提供しています。
私は、SBIがマネックス証券に対する報復をするとしたら、次はここになるのではないかと考えています。


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コメント

No title

そりゃ川島くんを送り込んでいる以上、SBIも絶対に成功させないといけないMAだ。もちろん川島くんも北尾くんが言っている通りに新生銀行を成功軌道に乗せることができれば北尾くんの後釜でSBIに戻ることができるだろう。そりゃ必死よ

No title

コメントありがとうございます。

北尾さんの報復が始まるわけですね。
怖いですね。
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Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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