他人のブログに勝手にアドバイスするシリーズ(8)~損益通算すべきか

「外国株・外国債券のノーロード投信で稼ごう」というブログに「損益通算すべきか」という記事がアップされました。
http://aburemon-no-load.seesaa.net/article/443258162.html

要するに、

1、含み益が発生している投資信託を解約することになった
2、含み損が発生している投資信託があり、これも解約すれば上記1で発生した利益を減らすことができ、その分の税金が還付される
3、しかし、それをしてしまうと、含み損が発生している投資信託が将来値上がったときに悔しいのでやらない。むしろナンピン(買い増し)するつもりだ

というものです。

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既に確定させた利益があり、他方で含み損が発生している投信があるときは、同じ日に同じ金額の売買をすれば損出しができます。

特定口座内に100万円の確定させた利益があるとします。
他方で、ある投信(たとえばたわら先進国株)が50万円(取得価額は1050万円、現在の時価1000万円)の含み損だったとします。

このとき、

1、証券口座に新たに500万円の買付資金を用意する。
2、保有しているたわら先進国株500万円の売却注文を出す
3、上記2と同じ日にたわら先進国株500万円の買付注文を出す

という処理をすれば、約25万円の損出しをすることができます(25万円×20%=5万円の税金が還付されます。復興税は未考慮)。

全額売却注文をしないのは、その日の時価が幾らか翌日になるまで分からないため、具体的な金額をあわせた買付注文ができないからです。

第1回目の売却後、数日すると残りの含み損が明確になりますので、あとは同じように同日売買を繰り返せば適宜損出しをすることができます。

こうすることで、同じ銘柄の投信を保有しつつ、取得価額を下げることができます。
その実益は、確定利益から含み損の2割の税金の還付を受けられることです。それを更に運用すればその運用益を手にすることができるわけですね。

なお、投信の場合はこのような形で損出しができますが、株式は売買の取得価格が混ざって計算されるため、同じ口座内でこのような処理をすることはできません。
同日売買をしたいのであれば、売却した証券会社とは別の証券会社で買付けをする必要があります。

追記)
 さきほどコメント欄で、この文章が税理士法違反である旨のご指摘をいただきました。
 たしかに、税理士法52条は税理士でない者が税務相談を含む税理士業務を行うことを禁止しています。
 しかしながら、税理士法52条が禁止しているのはあくまでも「税理士業務」を行うことです。そして、「業務」かどうかは、一般的に反復継続性の有無で判断されます。
 したがって、本文章は税理士法に違反するものではありません。


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コメント

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No title

コメントありがとうございます。
私の見解は本文末尾に付記しました。

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No title

再度のコメントありがとうございます。

ご心配いただいたようで感謝します。
しかし、本当に大丈夫です。あれは私の個人的な解釈ではなく、確立された裁判例です。
したがって、このブログが税理士法に違反することは絶対にありません。

もちろん、ご指摘のとおり、おもしろがって難癖をつける人がいることは承知しています。
当ブログのコメントを承認制にしているのは、ブログが荒れないための保険のようなものです。

意図的に炎上させるのは論外ですし、表現には十分に注意を払うべきですが、書きたいことを書けないブログでは意味はありませんので、当面、このようなスタイルで運用していこうと考えています。

今後とも当ブログをお読みいただければ嬉しいです。

No title

たわた男爵さん、こんばんは。

2016/6/21の記事のコメントさせていただいた者です。

今回の記事、とてもありがたかったです。

インデックスファンドの含み損は塩漬けが基本なのかな、と今まで、行動を躊躇してましたが、今回の記事でIPOによる利益に対して、投信損出しを行って損益通算を行う決心がつきました。

IPOの利益で、投信の取得価額を下げることができるとは、目からうろこでした。

私もJR九州200株手にすることができました。

たわら男爵さんの益々のご活躍を祈念しております。

No title

コメントありがとうございます。

>IPOの利益で、投信の取得価額を下げることができるとは、目からうろこでした。

そう言っていただけて、書いた甲斐がありました。

ちなみに、IPOの売却益を利用した損出しで一番使えるものは、実は個人向け国債だったりします。

個人向け国債を1年経過後に解約すると直近1年分の利息が差し引かれた残額が返金されます。既に5万円のキャッシュバックをもらっているため、1年分の利息が差し引かれて利息がゼロになったとしても5万円の利息をもらったのと同じことですから損はしていないのですが、なんとなく嫌な気持ちがしていました。

ところが、今年から個人向け国債も特定口座で管理できるようになったことで、状況は一変しました。もし確定利益があれば、最大で、差し引かれた1年分の利息の2割が還付されることになります(と断定的に書きましたが、そんなうまい話が本当にあるのか、今一つ確信が持てないことから、記事にはしていません)。

というわけで、私の場合は解約した個人向け国債がある大和証券でJR九州が当たればよかったのですが、残念ながら外れてしまいました。
うまい具合にみずほ証券では当たりましたので、来年売却し、その売却益と今回預ける個人向け国債の1年分の利息の損失を通算しようと思っています。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
●カテゴリ「この投資信託がすごい」では、ベストバイファンドの具体名を明示しています。
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