楽天証券、若年・女性・初心者を取り込み野村超え

楽天証券の口座数が野村証券を超えたようです。

●楽天証券、3月の新規口座開設25万 SBIを猛追、野村を超えたか?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/05/news120.html
楽天証券は3月の新規口座開設数が初めて25万を超え、25万929口座となったと発表した。
3月の新規口座開設数が大きく増加したことで、533万口座(2月末)の野村證券を口座数で抜いたとみられる。






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上記記事は、楽天証券が急拡大した原因について、

若年(2021年1月~3月の口座開設者の68%が30代以下)
女性(2021年1月~3月の口座開設者の45%が女性)
投資初心者(2021年1月~3月の口座開設者の75%が投資初心者)

という「これまで開拓が難しいとされてきた利用者層の取り込みに成功したこと」であると分析しています。


ところで、楽天証券は、新規口座開設数が主要ネット証券で3年連続最多となった理由について、

「楽天エコシステム(経済圏)」の強みを最大限に生かした各種サービスなどの拡充

であると自己分析しています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20210405_02.pdf

これは具体的には、

(1)楽天カードによる投信積立サービス(月額5万円×1%=500pの付与)
(2)投資信託の保有残高に応じた楽天ポイントの付与(保有額10万円で4p=年率0.048%

のことです。

また、上記記事は、

投信積み立てを行うユーザーは110万人を超えており、前年から2倍に拡大。月間投信積立額は350億円を超えている。

としています。

証券会社にとって、口座を作った後に利用しないで放置されると、顧客管理の手間だけがかかることになります。
しかし、楽天証券では口座名義人の5人に1人が積立投資を行っているというわけですから、楽天カードによる投信積立サービスが休眠口座を生み出さない仕組みとして機能しているものと思われます。

楽天カードによる投信積立サービスは、他社を圧倒する還元率です。
投信の保有残高に応じたポイント付与率も、超低コストファンドに関する限り、楽天証券が最も有利です(ただし、たわら先進国株はSBI証券で保有したほうが得です)。

そうすると、普通の人が毎月の収入の中から投資をするとして、毎月の積立額が楽天カードによる投信積立サービスの上限である月額5万円を超えることはそうそうないでしょうから、若年・女性・投資初心者が積立投資をする最初の証券会社として楽天証券を選択することはきわめて合理的です。
したがって、楽天証券がポイント付与率を改悪しない限り、楽天証券の勢いが衰えることはなく、今の勢いのまま躍進し続けることになるものと思われます。

ちなみに、業界最大手のSBI証券は、

(1)三井住友カードによる投信積立サービス
(2)投資信託の保有残高に応じたTポイントの付与

で楽天証券に対抗することにしました。

しかし、

(1)三井住友カードの還元率は0.5%であり、楽天カードの還元率1%に勝てない

(2)たわら先進国株などの一部の投信の還元率は楽天証券を超えるものの微差であるし、それ以外のほとんどの超低コストファンドの還元率は楽天証券が上回る(SBI証券は販売会社報酬の全額をポイントバックするものの、楽天証券は販売会社報酬を超え赤字覚悟でポイントを付与するため、どうしても勝てない)

という状況ですので、SBI証券の新施策によっても楽天証券の勢いを多少和らげることはできても、それを押しとどめることまではできないでしょう。

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ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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