早速視聴してみました。
とても参考になる内容です。
簡単に要約します。
長期投資とは、投資を長期間続けることだけでなく、1つの投資対象をじっと持ち続けること。
個別株投資では長期投資は難しい。
個別株投資がうまくいったときは利益を確定させたくなるし、個別株投資がうまくいかなかったときは損切りしたくなる。
売りたくならないためには、広い範囲に分散投資したほうがよい。
広い範囲に分散投資するためには、投資信託を選択するのがよい。
投資信託を選択するとき、運用の腕がよいに越したことはないが、運用の腕を評価することは難しい。
運用の腕の良しあしが事前に分からない以上、コストを抑えることを心掛けるべき。
広く分散し、低コストな投資信託を選択すると、「途中で売りたい」という気持ちを抑えることができる。
「分散」と「低コスト」が「長期投資」を可能にする。ヤマゲン先生は、このように述べ、最後に、
自分の投資が良い投資か悪い投資か(あるいはどのような投資をしたらいいか分からないとき)には、
長期、分散、低コスト
というキャッチフレーズをつぶやくとよい。と締めくくっています。
私は、インデックス投資の最大の利点は、
史上最高値を更新し続けることが期待できる点だと考えています。
個別株の株価はその会社の業績に左右され、その会社が破綻すれば無価値になります。
しかし、時価総額比のインデックスファンドを買えば、市場全体の時価総額が増え続ける限り、史上最高値を更新し続けます。仮に相場が低迷し、株価が下落したとしても、それは一時的なものであり、いずれはかつての史上最高値を更新し続けることが期待できるわけです。
保有資産が史上最高値を更新し続けるのであれば、途中で利確や損切りをすることは愚行となります。
私は、史上最高値を更新し続けるでであろうという信頼こそが、利確や損切りの誘惑から自分の資産を守り、長期投資をするための秘訣ではないかと考えます。
コメント
No title
私は40代後半のほぼ投資初心者ですが、現在、預金6000万円分を60カ月に分散して積立投資にまわしているのですが、またまた悩んでいるので、たわらさんのアドバイスを頂ければと思いご質問をさせて頂きました。
よろしくお願いいたします。
以前、楽天証券でスリムオールカントリーとスリム先進国債券を50:50で積み立てていましたが、コロナショックでバランスがかなり崩れたのでオールカントリーを多く購入してリバランスをしていったのですが変動率が大きく数カ月後には先進国債券を多く購入することになり、これをこの先数十年続けていくのは難しいと考え、セゾングローバルバランスファンドに変更し積立ているのですが、月次報告を確認すると、オールカントリーと先進国債券50:50の騰落率を比べると信託報酬の差以下ですがリターンが悪いので気になってしまいます。
もちろん配分も違いますし、自分の納得したアセットバランスでほったらかし運用をして貰っているのですが、松井証券のロボアドバイザーでスリムオールカントリーとスリム先進国債券を50:50で積み立てて自動リバランスをして貰った方がリターン大きくなるのでしょうか?
それともリバランスをしたときに利益が出ていれば税金を払うので結局リターンはそれほど変わらないのでしょうか?
セゾン投信はインデックスではないのでしょうが、ほぼインデックスと思っていますので低コストを重視するべきなのか良く分かりません。
また、ネットで配分変更が簡単にできる松井証券だとすぐに配分を変更してしまいそうな不安もあります。
あと楽天証券で積立てつつ、自分で定期的にリバランスは私には絶対無理です・・・利益が出ているものを簡単には売れません!
長くなりましたが、どうかアドバイスをお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
2021/01/26 21:07 by きろろ URL 編集
No title
分かりやすいサイトはありますでしょうか?
会社員で給与所得がありますが、
当該証券会社(A証券会社)における外国の配当金以外で、日本株配当金(源泉徴収あり)や外国株の譲渡損益(源泉徴収あり)や、
また、当該証券会社以外(B証券会社)での配当金(源泉徴収あり)、譲渡損益(源泉徴収あり)も計算申告する必要はあるのでしょうか。
2021/01/26 23:00 by URL 編集
No title
>長くなりましたが、どうかアドバイスをお願いいたします。
新記事で回答します。
>初めて外国税額控除(外国の配当金10万円)をするため確定申告をしますが、
分かりやすいサイトはありますでしょうか?
本を熟読しないと駄目です。
>日本株配当金(源泉徴収あり)
配当控除がきくので、申告したほうがよいです。
>外国株の譲渡損益(源泉徴収あり)
確定申告すると、他の証券口座との損益通算や損失の繰越控除ができますが、私は、複雑になるため、やれたとしてもやろうとは思いません。
>当該証券会社以外(B証券会社)での配当金(源泉徴収あり)
日本株なら配当控除、外国株なら外国税額控除がきくため、確定申告したほうがよいでしょう。
>譲渡損益(源泉徴収あり)
複雑になるため、私は申告しようという気になれません。
なお、以前どこかの記事でも書きましたが、A証券会社に確定利益があり、B証券会社に含み損の個別銘柄があるときは、A証券会社の特定口座に移管して売却すれば、A証券会社の特定口座内で処理できます。
移管手数料はかかるものの、面倒な確定申告を回避できますので、もし私がやるのであればこのようにします。
2021/01/26 23:52 by たわら男爵 URL 編集