セゾングローバルバランスファンドのコストは、ほぼゼロ

私は、セゾンカードで月額1000円、エポスカードで月額3000円ずつ、セゾンバンガードグローバルバランスファンドを買っています。
なぜなら、投資信託をクレジットカード決済で購入することができ、ポイントが付与されるからです。

セゾンカード投資のポイント制度は、

(1)6回分の積立金額を合計する
(2)5000円ごとに1ポイントが付与される

というものです。
私のケースでは、月額1000円×6か月÷5000円=1.2となるため、私がもらえるポイントは1ポイント(5円相当)です。

※これだけだと実にしょぼいわけですが、私は、年1回以上の利用で年会費が無料になるゴールドカードを保有しており、投資信託の購入も年1回以上の利用にカウントされます(電話確認済)。そのため、利用忘れによる年会費の発生を防ぐ目的もあって投資信託を購入しています。
【参考】
●セゾンクラッセに登録し、セゾンゴールドカードの永年無料券を手に入れよう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1532.html


エポスカード投資のポイント制度は、

(1)積立投資を開始して1年目 1年目の積立金額×0.1%
(2)積立投資を開始して2年目 2年目の積立金額×0.2%
(3)積立投資を開始して3年目 3年目の積立金額×0.3%
(4)積立投資を開始して4年目 4年目の積立金額×0.4%
(5)積立投資を開始して5年目 5年目の積立金額×0.5%

となります。
なお、6年目以降は年間積立金額×0.5%です。

そのため、セゾングローバルバランスファンドを買うのであれば、エポスカード投資をするのが最も得です。
エポス積立投資ではその年に積み立てた投資信託の金額×0.1~0.5%のポイントが付与されるため、1年目から4年目は最低投資金額(月額3000円ずつ)にして年数を稼ぎ、還元率が最大になる5年目以降に最大投資額(月額5万円)にしたほうがよいでしょう。

※私は、超低コストファンドや超々低コストファンドが追加されることを期待して、積立年数を稼ぐために最低投資額でエポスカード投資をしています。


ただし、セゾングローバルバランスファンドの信託報酬は税抜0.46%であり、かつての低コストファンドにすぎません。
なぜなら、超低コスト競争や超々低コスト競争に参加していないからです。

※私は、信託報酬が0.5%前後のファンドを低コストファンド、0.2%前後のファンドを超低コストファンド、0.1%前後のファンドを超々低コストファンドと呼んでいます。

投資信託には、信託報酬のほかにもかかるコストがあります。
運用報告書を見てみます。
セゾングロバラ
驚くべきことに、信託報酬を除くコストは0.001%だけです。
ほぼゼロに等しいと言えます。

この0.001%は監査費用です。
ファンドの純資産額が増えれば増えるほど、監査費用がファンドの純資産額に占める割合は減っていきます。
そのため、純資産額2276億円のセゾングローバルバランスファンドにとってみれば、監査費用の負担は0.001%にすぎないことになるわけですね。




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何を買ったらいいか分からない人は、この記事を参考にしてください。


●amazonでこれを買え
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1945.html


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ここで誰もが疑問に思うことがあります。
セゾングローバルバランスファンドの運用報告書の「1万口当たりの費用明細」の体裁は、他社のそれと異なっているという点です。

他社の運用報告書を見ると、「1万口当たりの費用明細」は4種類の費用から構成されます。
具体的には、

(1)信託報酬
(2)売買委託手数料
(3)有価証券取引税
(4)その他費用

の4種類ですが、セゾングローバルバランスファンドには(2)と(3)の記載がありません。

この点について、投信ブロガーの河童さんは次のように痛烈に批判しています。

運用報告書にある隠れコストの記載内容は、信じ難いものです。
セゾングローバルバランスは投資信託9本を売買します。それに必要な売買委託手数料も、保管費用も計上されていません。おかしいと思いませんか。
また、投資信託9本の隠れコストもゼロではないはずです。よって、セゾングローバルバランスの運用コスト(トータルコスト)がいくらなのかは不明です。

https://secrets2mysuccess.net/all-about-saison-global-balance/

でもね、私はいつも思うのです。批判する前に聞いてみろ、と。


セゾン投信に聞いてみました。
回答は、次のとおり。

(1)売買委託手数料・有価証券取引税は全くかかっていない。
売買委託手数料がかかっていないのは、インデックスファンドを購入しているからである。なお、送金手数料等はかかっているが、ファンドの純資産額と比べると微々たるものであり、「0.000」にも達しないことから、「その他費用 その他」では「0.000」と表記している。
有価証券取引税がかかっていないのは、購入しているファンドがアイルランド籍であり、証券税制が優遇されているからである。

(2)保管費用(アイルランド籍のインデックスファンドを買っているため、海外の銀行に保管を委託する費用)は実際にかかっているが、その金額はファンドの純資産額と比較して僅少であり、0.000%を下回るため、運用報告書では「0.000」と記載している。

(3)投資先のインデックスファンドはバンガード社が運用するものであるが、その経費率(信託報酬+その他コスト)は0.09%である。これは運用報告書で明示している。

(4)なお、「実質的にご負担いただく(投資対象先ファンドの運用管理手数料を含む) 信託報酬 年0.57%±0.02%程度(税込)」との表記のうち、「±0.02%程度」の意味は、投資先のインデックスファンドの配分比の見直しに伴う信託報酬の増減を見込んだものである。


というわけで、セゾン投信の運用報告書には信じがたい部分もおかしなところもありませんでした。

ただし、私は、セゾングローバルバランスファンドを積極的に買いたいとは思いません。
なぜなら、セゾングローバルバランスファンドはアクティブファンドであり、私はインデックス投資家だからです。
【参考】
●アクティブファンドとは何か(セゾングロバラはやっぱりアクティブファンド)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-602.html

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No title

男爵さんのセゾングローバルバランスファンド評を聞いてみたかったので面白かったです。あと疑問があったら聞いてみろ、そのとおりですね。勉強になります。

No title

非公開設定でしたので、貼り付けます。



エポスカード投資は年間利用額100万円のために月5万拠出しています。
本来は5年目以降からMAX拠出したいのですが、メインカードが現在はLINEカードのためエポスの出番がなく・・・。

手持ちだとJQセゾンカードが死蔵カードになっているので、月1000円拠出することで年会費の支払いが回避できそうです。
参考になりました。
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