バンガード社 超低コストの謎

日経新聞電子版(2020/7/5 2:00)に興味深い記事がありました。

●パッシブ投資の本家、バンガード社 超低コストの謎


田村正之さんの署名記事です。
田村さんはインデックス投資に最も造詣が深い新聞記者として著名であり、これまでも多数の興味深い署名記事を執筆しています。

今回の記事のタイトルは「バンガード社 超低コストの謎」ですから期待が深まります。
しかし、結論を先に述べると期待外れでした。



※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●看板講師の実力(「ただよび」)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1803.html


●楽天市場の買い回りマラソンが開催中です。
先月の記事のリンクを再掲しておきますので、買いまわりの参考にしていただければ幸いです。
楽天市場でこれを買え
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1775.html


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田村さんは、次のように述べます。

最大のカギは資産運用業界では他に類を見ない、会社の構造にある。
通常の投信会社には外部株主がいる。販売が拡大しても外部株主の利益に配慮せざるを得ず、経費を上回った収入の大半を顧客に戻すことは難しい。
一方バンガードは、自社の運用するファンドによって、運用会社であるバンガードの株式が間接的に所有されるという特異な所有構造を持つ。
この特異な所有構造は、創業者のジョン・ボーグル氏が金融当局と激しい交渉をして認められた。このため運用会社の利益と投資家の利益が相反することなく、クライアント・ファースト(顧客第一主義)を貫ける。会社自体が今や一種の公共物であるともいえる。



しかし、我々が知りたいことは、「自社の運用するファンドによって、運用会社であるバンガードの株式が間接的に所有されるという特異な所有構造」とは一体何なのかということです。

普通の会社であれば「出資者」がいます。株式会社の出資者は株主です。
株式会社は株式を売り、その代金を会社の運用資金にします。
株主はお金を払って株を手に入れますが、株は会社の所有権です。会社の総資産(清算価値)を発行済株式総数で割った金額が1株の理論価値となります。つまり、総資産が1億円、発行済株式総数1000株の会社の1株の値段は10万円になります。

※ただし、株価は必ずしも理論価値と一致しません。
今ある資産を将来的にもっと増やしてくれる可能性がある会社だとみんなが思えば、そのプラスの期待値が株価に反映されて、株価は理論価値よりも高く取引されます。
これに対し、今ある資産を将来的に食いつぶして減ってしまうリスクがある会社だとみんなが思えば、そのマイナスの期待値が株価に反映されて、株価は理論価値よりも安く取引されることになります。


このように考えたとき、ファンドが株主の代わりになるという意味がよく分からないのです。
私は、田村さんであればキット分かりやすく解説してくれるに違いないとの期待をもって上記記事を読み進めたものの、結局のところ、バンガード社の本社には野生のシカが棲んでいるという無駄な知識を得ただけに終わりました。

「バンガード社 超低コストの謎」は残念ながら謎のままでした。

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コメント

No title

記事とは関連のない件になりますが、ご相談させてください。
私は以下のソフトバンク社債を保有しているのですが、今日SBI証券の画面にログインすると、社債買い入れのお知らせが出ていました。
見たところ、購入時の価額そのままで買い取ってもらえそうに読めるので、一旦買入申込を行い、戻ったお金でスリム先進国株かたわら先進国株を買ったほうがよいような気がしています。
この社債は利率は高いものの、倒産等のリスクも高く、インデックスファンドの方がリスク・リターン共にが良いように思うためです。
(そもそもソフトバンクであれば倒産するわけがないという軽い気持ちで買ってしまったものです)

たわら男爵様でしたら、この社債の扱いをどうされますでしょうか。
ご参考までにご意見をいただけますと幸いです。


【保有している社債】
・第51回 ソフトバンクグループ株式会社無担保社債 300万円 (償還日:2024/3/15、年利率2.03%)
※2017年3月頃にSBI証券で購入したもの

【ソフトバンクグループ社債の買入れに関するお知らせ】
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_bond&cat1=bond&cat2=none&dir=info&file=bond_info200629_01.html

No title

コメントありがとうございます。

>、購入時の価額そのままで買い取ってもらえそうに読めるので、一旦買入申込を行い、戻ったお金でスリム先進国株かたわら先進国株を買ったほうがよいような気がしています。

私もそう思います。

私が買わせてもらえなかったトヨタAA株の配当利回りが2.5%であることを考えると、いろいろと厳しい状況にあるソフトバンク社債の2.03~2.5%は魅力が感じられません。

2.5%であれば多少悩むかもしれませんが、2.03%ですから、私ならば即効で売ります。

No title

ご返信いただきありがとうございます。
やはりそうですよね。
ソフトバンク社債は買入申込して、スリム等を買うようにしたいと思います。
ありがとうございました。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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