資産管理会社の作り方(5)~証券口座の作り方

「資産管理会社の作り方」シリーズもいよいよ最後です。
今回のテーマは、資産管理会社を作るのであれば必須ともいえる「証券口座の作り方」です。

これまでのシリーズ記事についてもご覧ください。
読み返したところ、かなりごちゃごちゃしていたことから、少し手を入れて読みやすくしたほか、ノウハウを何点か補足しました。


●資産管理会社の作り方(1)~株式会社と合同会社のどちらにするか
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1694.html
●資産管理会社の作り方(2)~株式会社の設立登記のやり方
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1695.html
●資産管理会社の作り方(3)~法人口座はどこでどうやって作るか
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1696.html
●資産管理会社の作り方(4)~税務署・市・県・年金事務所の手続
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1697.html

インデックス投資の必読本が半額セール
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1691.html

●家電量販店(~3/31)やドラッグストア(~3/21)でメルペイ50%還元+日曜日限定iD20%還元
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1681.html

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個人口座であれば、楽天証券がダントツにお勧めです。
楽天カード投資(月額5万円までの投資信託の購入で500ポイントが付与される)+投信保有ポイント(超低コスト投信であっても例外なく年0.048%のポイントが付与される。SBI証券とマネックス証券は年0.03%)には他社とは比較にならない優位性があるからです。

これに対し、法人口座であれば、SBI証券がダントツにお勧めです。


●SBI証券の法人口座は投信保有ポイントで投信が買えます
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1631.html


上記記事でお伝えしたとおり、投資信託の購入代金に充当できる投信保有ポイントを付与するのはSBI証券だけだからです。
なお、法人口座の投信保有ポイントの付与率は、個人口座と同率(年0.03%)です。


SBI証券の法人口座を開設するためには、まずは専用フォームから口座開設申込書を請求する必要があります。

※口座開設申込書の請求フォームには、法人名義の銀行口座を記載する箇所があるため、法人名義の銀行口座の開設後でなければ口座開設申込書を入手することはできません。

※公式サイトには「ご請求後、約5営業日程度で、資料請求の際に入力された事項が予め印字された「口座開設申込書」がお手元に届きます。」と記載されています。
私のケースでは、請求日を第1営業日とすると、第3営業日(翌々日)には自宅(法人の本店所在地)に口座開設申込書が到着しました。おそらく請求があった翌営業日には発送しているものと思われます。

※現状、FAX番号の入力が必須事項とされています。
SBI証券に電話確認したところ、FAX番号の入力は必須事項ではないものの、現状では入力しないと先に進めない仕様になってしまっているため、FAX番号がないときは電話番号と同じ番号をFAX番号の欄に記載してほしいということでした。


印字された口座開設申込書が届いたら、空欄部分を記載し、必要書類を同封して送り返すだけです。

※いくつか迷うものがありますが、同封されている記載例を見ると、「大多数の会社はこれになる」というように記載されているため、迷ったら大多数の会社に倣っておけばよいです。
専用のフリーダイヤルがあるため、電話すれば教えてくれますが、個人口座と異なり非常に歯切れが悪い回答しか返ってきません。

※不備があると、全ての書類が一旦返送されますので、注意してください。無駄な時間がかかることになります。

※公式サイトには「お客さまの「口座番号」・「パスワード」・「取引パスワード」等が記載された「口座開設手続完了のご案内」等の書類を簡易書留郵便(転送不可)にてご郵送いたします。「口座開設申込書」をご返送いただいてから、約10日程度お時間を要しておりますので、予めご了承ください。」と記載されています。
私のケースでは、SBI証券への到着日を第1営業日とすると、SBI証券が「口座開設手続完了のご案内」を発送したのは第9営業日でした。


「口座番号」「パスワード」「取引パスワード」等が記載された「口座開設手続完了のご案内」が到着した後は、すぐに証券口座にログインし、IDとパスワードを変更すべきです。
その後、証券口座に入金することになります。

SBI証券の法人口座では、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のうちから1つを選択し、購入資金の振込口座にすることができます。
ログインしてどれか1つを選択すると、注意書きでは15分程度で反映されると記載されていますが、私のケースでは即時に反映されました。
そこで、その口座に個人名義の銀行口座(送金者名は会社名に変更しました)から振込送金してみました。

送金者名は会社(「カ)●●」)に変更しておかないと、名義の不一致を理由として証券口座から入金を拒否されます(この場合は組戻手続が必要となり、800円弱の手数料が掛かってしまいます)。

※SBI証券は、初回の入金に限り、送金者名が「カブシキガイシャ●●」ではなく「カ)●●」のとき、営業時間内に確認した上で買付余力に反映する運用をしています。
ちなみに、私のケースでは、直後の営業日の午前10時前には買付余力に反映されました。

お振込の際は、必ずご本人様名義でお振込ください
「カブシキカイシャ」と「カ)」の相違(法人略語との相違)については、初回入金手続き時のみ、当社営業時間内で名義が一致していることが確認でき次第、買付余力に反映させていただきます。そのため余力反映までお時間をいただいております。



※SBI証券は、住信SBIネット銀行に加えてゆうちょ銀行を紐づけ、無料で入出金することができます。
ゆうちょ銀行を紐づけるためにはログインして「自動払込利用申込書」を郵送で取り寄せる必要があります。
なお、自動払込利用申込書には「生年月日」を記載する欄がありますが、法人の場合は空欄のままでよいそうです(電話確認済)。


※住信SBIネット銀行の法人口座の開設に成功すれば、

住信SBIネット銀行の個人口座

住信SBIネット銀行の法人口座

SBI証券の法人口座への即時入金

という流れで振込手数料無料で資金移動することができます。

ただし、行きの流れは手数料無料ですが、帰りの流れは、住信SBIネット銀行の法人口座から個人口座へ振込送金する際に税込50円の振込手数料が掛かります。

※私の計画は、法人口座のたわら先進国株にある程度の含み益が発生した時点で一部売却して値上がり益を出して法人の益金とし、それを役員報酬等の損金と相殺しようというものです。
そのため、値上がり益部分を除いた元金部分は直ちにたわら先進国株を買い直して再投資することになります。


さて、私の個人口座のたわら先進国株の平均取得単価は9192円です。
最新の基準価額は11376円ですので、元金が80%、値上がり益が20%です。

たわら先進国株の最高値は2020年2月21日の15177円です。
直近最安値は3月24日の9825円ですから、1.54倍の値上がり余地がありました。
しかし、最新の基準価額である11376円だと1.33倍の値上がり余地しかありません。わずか数日で直近最安値より1.16倍になってしまったからです。

ここでどのように考えるかが私にとっては極めて重大です。

本音を言えばもっと下がった時に買いたいです。
イギリスのチャールズ王太子殿下やジョンソン首相が新型コロナに罹患したり、アメリカ国民の3分の1(1億人)が外出禁止令のもとにあったり、東京が都市封鎖される瀬戸際にあったり、コロナショックの双璧をなすオイルショックは全く未解決であったりすることから、このまま株式相場が回復するとは思えず、3月24日の底が抜けるのではないかという予感がしています。
また、アメリカが大人に1200ドル、子供に500ドルの現金給付をすると決定したことで、大幅な円高になる可能性があります(アメリカが大量のドルを印刷することでドルの価値が下がるため。アメリカの人口は日本の2.6倍のため、アメリカが増やしたドルと同じ金額の円を増やさないと為替に影響が出るのではないかと考えています)。

しかし、目先の株や為替の相場がどうなるかは誰にも分かりません。
私は目先の相場の値動きを予測できないからこそ、アクティブ投資ではなくインデックス投資を選択したことを忘れてはなりません。

人間は欲深いものです。
つい直近最安値と比較してしまいましたが、最高値と比較すれば、現在の基準価額は最高値の75%です。法人口座の開設が1か月前だったことを考えれば、25%も安く買えてうれしいと思わなければなりません。
資産管理会社の設立を決意した時の私は、毎年4~5%の値上がり益が発生するだけでよいと思っていたわけですから、それと比べれば今はパラダイスです。

上述したとおり、私の個人口座のたわら先進国株は元金80:値上がり益20の状態です。
この状態で一部売却すると、値上がり益20×20.315%=4%の譲渡所得税が源泉徴収されます。つまり、売却金額の4%が税金として失われ、残りの96%しか法人口座で再投資することができません。
しかし、今の相場は1日で4~5%の値動きがあるジェットコースター状態です。上か下かどちらに相場が動くのかが分からない以上、上に動いて個人口座のたわら先進国株の値上がり益が更に増えて乗り換えコストがより増えてしまうことのほうを心配すべきであると判断しました。

とはいえ、1回での乗り換えは怖いので、数回に分けて乗り換えることにします。


Stay your Course


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コメント

No title

個人口座から突然法人口座に振り込んだらそのお金は法人的には突然湧いて出たことにならないですか?
BSはどう処理しているんですか?

No title

コメントありがとうございます。

>個人口座から突然法人口座に振り込んだらそのお金は法人的には突然湧いて出たことにならないですか?

個人としての立場で銀行の窓口で個人口座からお金を引き出して、その瞬間に個人と法人との間で代表者貸付を行い、法人の代表者としての立場で証券会社の法人口座に振込送金するのと同じことだと考えています。

なお、振込受付書を印刷してファイリングしてあります。

金銭消費貸借契約書

私の場合、個人⇒会社へ資金移動した場合、「金銭消費貸借契約書」を作成して更にEXCELで一覧表を作成して管理しています。
金利をつけると個人側で利子所得の税金が発生するので、金利は”0”にしています。

No title

コメントありがとうございます。

>私の場合、個人⇒会社へ資金移動した場合、「金銭消費貸借契約書」を作成して更にEXCELで一覧表を作成して管理しています。

金消契約書は作成しないとまずいですよね。

>金利は”0”にしています

私も調べて驚きましたが、役員個人の金を会社に貸し付けたときは利息ゼロでも大丈夫なんですよね。

いずれ日当規定と併せてひな形をアップする予定です。

No title

いつもお世話になっております。
別件で一人法人を開設することになり、以前から男爵様のブログを愛読しておりましたので、
ついでに定款に資産管理業も入れてみました。

今後、SBI証券に法人口座を開設する予定でおりますが、男爵様は今現在の定期積立については、個人口座と法人口座をどのように使い分けていらっしゃるのでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>男爵様は今現在の定期積立については、個人口座と法人口座をどのように使い分けていらっしゃるのでしょうか?

法人口座では、設立した年に購入したものをホールドしているだけです。

最新の損益が+75.45%であり、私と妻の役員報酬(現在赤字計上中)で今後取り崩したとしても使い切れそうにないため、追加購入はしていません。

No title

ご回答いただきありがとうございました。

今は法人口座での追加購入はなさっていないのですね。

税金に関する知識が不十分なのですが、現在個人口座での含み益が1500万円ほどあります。
これを法人口座に移すと300万円税金がかかってしまうということと、まだ大きなライフイベントをいくつか消化していないので、これはこのまま放置し、
現役で働いている間は特定口座の積立を法人口座で行うことにしようかと検討しております。

この場合、リタイアした後に役員報酬を法人口座の投信解約の利益分で相殺できる金額を目安に積み立てを行っていけばよい、という理解で概ね正しいでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>現在個人口座での含み益が1500万円ほどあります。
これを法人口座に移すと300万円税金がかかってしまう

売却して使う予定があるのであれば、そのままにしておくべきですが、使う予定がないのであれば含み益が増えていくだけ(課税される税金が増えていくだけ)ですので、早めに法人口座で買い替えたほうがよいと思っています。

>現役で働いている間は特定口座の積立を法人口座で行うことにしようか

法人口座の購入原資は、代表者個人からの貸付金として経理処理しなければなりません。
また、法人住民税の負担が毎年かかるため、毎月積立てで運用資産が少ないと、そのコストを賄えるかという問題もあります。

>リタイアした後に役員報酬を法人口座の投信解約の利益分で相殺できる金額を目安に積み立てを行っていけばよい、という理解で概ね正しいでしょうか?

投信の売却益が法人の売上げになります。
売上げが残ると法人税が課税されるため、それを役員報酬で使い切る必要があります。

要するに、生涯の含み益≧生涯の役員報酬にすることを目指すわけですが、含み益の絶対金額で考えたとき、

1,運用資産が多ければ少ない運用年数で済む

2,運用資産が少なければ多くの運用年数が
必要になる

ということになります。

このバランスが非常に難しく、私はコロナショックのときに読み間違えて含み益がすごい金額になってしまいました。

妻を非常勤取締役にしたほか、子供が成人した時点で非常勤取締役を増やして調整しようかなと思っています。

No title

返信ありがとうございます

>法人口座の購入原資は、代表者個人からの貸付金として経理処理しなければなりません。
また、法人住民税の負担が毎年かかるため、毎月積立てで運用資産が少ないと、そのコストを賄えるかという問題もあります。

この点に関しましては、私の場合は法人としての収入もあり、毎月積み立てを行う上で個人資産からの貸付は不要となっております。

>このバランスが非常に難しく、私はコロナショックのときに読み間違えて含み益がすごい金額になってしまいました。

たしかに難しそうですね。。
男爵様の記事のほか、理系の錬金術師さんのブログのセルフNISAについての記載も参照し、金額を考えていきたいと思います。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
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