「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の結果発表

昨日、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」(FOY2019)の表彰式が開催されました。
投票結果は、次のとおりです。

1 スリム全世界株(オールカントリー) 48名・145ポイント
2 スリム米国株 36名・97ポイント
3 スリム先進国株 34名・86ポイント
4 ニッセイ外国株 30名・82ポイント
5 スリム8資産均等バランス 27名・71ポイント
6 楽天全米株 16名・45ポイント
7 セゾンバンガードグローバルバランスファンド 16名・43ポイント
7 グローバル3倍3分法 16名・43ポイント
9 VT 14名・42ポイント
10 SBIバンガードS&P500 21名・40ポイント
11 たわら先進国株 11名・38ポイント
12 農林中金おおぶね 10名・29ポイント
13 スリム全世界株(除く日本) 8名・27ポイント
14 ひふみ投信 9名・22ポイント
15 ゆい2101 10名・17ポイント
16 楽天全世界株 6名・17ポイント
17 野村つみたて外国株投信 5名・16ポイント
18 スリム全世界株(3地域均等) 6名・13ポイント
19 野村内外7資産バランス(為替ヘッジ型) 3名・13ポイント
20 スリム新興国株 6名・11ポイント




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たわら先進国株、11位でした。
10位のSBIバンガードS&P500との差はわずか2ポイントです。惜しかったですね。

たわら先進国株に投票した人は11名です。38ポイント獲得したということは、私が5ポイント投じていますので、私を除くと1人が平均3.3ポイントを投じたことになります。
私(5ポイント)のほかに10人が3.3ポイントずつ投じたと考えると、投信ブロガーの中に根強いファンがいることが分かります。

※スリム先進国株は1人2.5ポイント、ニッセイ外国株は1人2.7ポイントです。
これらと比較しても、たわら先進国株が強固なファンを獲得していることがうかがわれます。

昨日の記事でお伝えしたとおり、ニッセイ外国株が来月から信託報酬を0.093%に引き下げます。
既に0.0965%に引き下げているスリム先進国株も対抗値下げするでしょうから、たわら先進国株はまたしても最安値グループから離脱することになります。

たわら先進国株の信託報酬は100万円あたり999円、値下げ後のニッセイ外国株とスリム先進国株の信託報酬は100万円あたり930円です。
両者の差は100万円ごとに69円ですから、仮に1億円を保有していると6900円差となります。


たわら先進国株が直ちに対抗値下げに踏み切るかどうかは微妙です。
これまでの前例を踏まえると、しばらくは何もしないで傍観しそうです。

しかし、私は、家族一丸となってたわら先進国株を買っています。
その最大の理由は、最もマザーファンドがしっかりしていると思われるからです。


●マザーファンドの規模
たわら先進国株 3496億円
スリム先進国株 3372億円
ニッセイ外国株 2110億円

●マザーファンドに占める割合(決算日が違うので、あくまでもイメージです)
たわら先進国株 11%
スリム先進国株 13%
ニッセイ外国株 68%

●売買高比率
たわら先進国株 0.41%
スリム先進国株 1.09%
ニッセイ外国株 0.28%


このように比較してみると、ニッセイ外国株はマザーファンドの規模が小さく、マザーファンドの大半がニッセイ外国株で占められていることが分かります。
そのため、ニッセイ外国株は、たわら先進国株やスリム先進国株のようにコストを他のベビーファンドに付け回すことができないばかりか、他のベビーファンドのせいで発生したコストまで負担しなければならず、高コストになりやすいと考えられます。

また、ニッセイ外国株にはインデックスファンドの運用経験が乏しいリスクがあります。
FOY2019に出席した安房さんによると、ニッセイアセットマネジメントの受賞コメントは次のとおりです。


2013年6月、マザーファンドもないゼロから立ち上げた。
我々は、このファンドが大きくなったことによる利益を受益者に還元する、誰一人取り残すことがない、というのをコンセプトにやってきた。別のファンドを立ち上げて、というのではなく、このシリーズ自体を下げる。既存ファンドの信報を下げるというのは当ファンドが最初だった。
https://twitter.com/an_bow/status/1218431301281140736


ヤバいですね。
何がヤバいかというと、ニッセイ外国株のマザーファンドはちゃんとあったのに担当役員が完全に誤解しているという点です。
ニッセイ外国株の新規設定日は2013年12月10日です。そのマザーファンドは2013年11月20日に第12期決算日を迎えており、マザーファンドの純資産額は233億円です。
つまり、ニッセイ外国株のマザーファンドは新設されたものではなく、既に233億円の純資産額があったことになります。

これが何を意味するのかというと、運用会社の担当役員が誤解するほど、ニッセイ外国株が登場するまでマザーファンドがまともに運用されていなかったのでしょうね。
そうすると、ニッセイアセットマネジメントのインデックスファンドの運用経験は、実質的には2013年12月からとなります。運用経験の浅さはコスト増や安定運用が阻害される原因になります。


また、スリム先進国株は売買高比率が高すぎます。
1年で1回転してしまっており、マザーファンドがかなりの額の売買コストを負担していることが分かります。スリム先進国株のマザーファンドは信託財産留保率を徴収していますが、それが売買コスト増をまかなう水準なのかどうかは分かりません。


ベビーファンドに比してマザーファンドが巨額であり、売買の頻度が少ないほど、低コストと安定運用を期待することができます。
また、巨額のマザーファンドを運用した歴史が長ければ、運用ノウハウが蓄積されていくため、顧客としては安心してお金を預けることができます。

信託報酬が倍も違うのであれば、あえてたわら先進国株を選ぶ必要はないと思いますが、この程度の差であればどれを選んでも大差はなく、あとは好みの問題であると考えます。

インデックス投資で成功するために最も重要なことは、「何があっても市場から逃げない」ということです。
私は、自分にとってどのファンドであれば暴落時にホールドし、均等額積立買付を続けることができるだろうかという観点から投資先のファンドを選べば後悔することはないと考えます。

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コメント

No title

いつも楽しく記事を読ませていただいてます。

他のブログ(「投信で手堅くlay-up!」)のFOY2019に関する記事にて、Slim先進国のマザーファンドの規模について、
「マザーファンドの規模が6,000億円を超え、スケールメリットを活かして低コストを実現しているという担当ファンドマネージャーさんのお話も面白かったです。」
と記載が有ります。

本記事の数値と大幅に異なるようですが、どちらが正しいのでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>「マザーファンドの規模が6,000億円を超え、スケールメリットを活かして低コストを実現しているという担当ファンドマネージャーさんのお話も面白かったです。」

直近1年で倍増するはずがないため、言い間違いか聞き間違いか書き間違いのどれかでしょうね。
ただ、6000億円は異常値ですから、ブログに書く前に確認すべきだったとは思います。

No title

お返事ありがとうございます。「6000億円」との記載に私も戸惑っておりましたが、何かの間違いである旨理解しました。

また、コメントしてから気が付いたのですが、上記コメントにて他所様のブログ名を勝手に書いてしまいましたので、お手数ですが差支えが有るようでしたら削除いただけますようお願いいたします。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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