さて、最近の話題といえば、
(1)
たわら先進国株の信託報酬が0.0999%に引き下げられたこと
(2)SBIバンガードVOOが信託報酬0.088%の激安で登場したこと
の2点がすぐに頭に浮かびます。
まず、
たわら先進国株は、超低コスト先進国株ファンド3種(ニッセイ外国株、スリム先進国株、
たわら先進国株)の中で販売チャンネルの多様性が群を抜いています。
私は、信金等の有人販売窓口を通じて、
たわら先進国株は将来的につみたてNISA口座での販売額を増やしていくのではないかと考えています。
私自身は、既に
たわら先進国株を大量保有していることから、つみたてNISA口座(NISAの日の年初一括40万円投資)、楽天カード投資(月額5万円)、毎月4回(7日、13日、19日、25日)4万円積立てはスリム先進国株にしています。
しかし、妻の楽天カード投資や子供の未成年口座(特定口座、ジュニアNISA口座)での投資は、スリム先進国株から
たわら先進国株に切り替えようか考え中です。
つぎに、SBI・バンガード・S&P500ですが、10月3日付けで純資産額が20億円に到達しました。
同日付けの純資産額は20億1700万円です。
SBIバンガードVOOが新規設定されたのは9月26日ですから、わずか6営業日で20億円に到達したことになります。
素晴らしいですね。
SBIバンガードVOOが躍進した最大の理由は、「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」と宣言しながら対抗値下げに出なかったスリム米国株の失策によるものです。
スリム米国株は、日々、顧客の信頼を失い続けています。
純資産額を比較してみます。
●SBIバンガードVOO
9/26 16億3800万円(基準価額10000円)
10/3 20億1700万円(基準価額9634円)
※増加額は3億7900万円。
ただし、基準価額は3.66%下落しているところ、16億3800万円×3.66%=5995万0800円であるので、純増額は4億3895万0800円となる。
●スリム米国株
9/26 302億1300万円(基準価額10871円)
10/3 298億6600万円(基準価額10456円)
※減少額は3億4700万円。
ただし、基準価額は3.81%下落しているところ、302億1300万円×3.81%=11億5111万5300万円であるので、純増額は8億0411万5300万円となる。
●楽天全米株
9/26 573億1200万円(基準価額11446円)
10/3 566億9100万円(基準価額11000円)
※減少額は6億2100万円。
ただし、基準価額は3.89%下落しているところ、573億1200万円×3.89%=22億2943万6800円であるので、純増額は16億0843万6800円となる。
純増額を並び替えてみます。
楽天全米株 16億0843万6800円
スリム米国株 8億0411万5300万円
SBIバンガードVOO 4億3895万0800円
楽天全米株とスリム米国株の信託報酬は同額(税抜0.15%)です。
そのため、先に新規設定された楽天全米株が先行者利益(スリム米国株が新規設定された時点で既に楽天全米株を買っている顧客が多かった)を得ることができています。
しかし、SBIバンガードVOOの実質信託報酬は、楽天全米株やスリム先進国株の58%と激安です。
これは先行者利益を崩すのに十分なコスト差であるといえます。
何よりもSBIバンガードVOOには「バンガード」という絶大なブランド価値がありますので、できたばかりのファンドではあるものの、安心してSBIバンガードVOOを選択することができます。
来月1日からはFOY2019の投票が開始します。
このままSBIバンガードVOOが純資産額を順調に伸ばし続けることに成功すれば、今年のFOYは、たわら先進国株とSBIバンガードVOOが旋風を巻き起こすことになるでしょう。
実に楽しみです。
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