他人のブログに勝手にアドバイスするシリーズ(6) VTはリバランスを前提としません

いなぐらパパさんというブロガーが「【悲報】VTの致命的な欠陥とは」というタイトルの記事を書かれています。
http://inagrafam.com/2016/07/21/vt-demerit/

上記記事の該当部分をコピペしようとしたら対策されており、できませんでした。
仕方ありませんので、要約します。

パパさんは、概要、

1 VTは自動でリバランスする
2 時価総額の増えた地域は自動的に比率が増えていく
3 2の過程で、割高地域を買い増して、割安地域を売却してしまう

と述べています。

しかし、VTは時価総額加重のインデックスファンドであることから、リバランスを前提としません。
したがって、割高地域を買い増すことも、割安地域を売却することもないのです。

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ところで、私は、少し前から「VT三分の計」を提唱しています。
詳細は以下の記事をご覧ください。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-103.html#more

VT三分の計」とは、「まずはVTを購入し、全額購入し終わった時点でVTを全部売却し、即座に売却時の時価総額比に応じて3種類のETFを購入」(上記記事から引用)するというものです。

ここでのポイントは「売却時の時価総額比に応じて3種類のETFを購入」するだけでよいという点です。
その後にリバランスする必要はありません。

VT売却時の構成比がアメリカ50%、アメリカを除く先進国40%、後進国10%だとします。
VT三分の計」を実行すると、VT100%がVTI50%、VEA40%、VWO10%に替わります。

その後、何年かして、VTの構成比がアメリカ60%、アメリカを除く先進国35%、後進国5%に変化したとします。
ここで、VEAとVWOを5%ずつ売却し、VTIを10%分買い増す必要はありません。
なぜなら、VTIは何もせずとも自然に値上がりし、VEAとVWOは何もせずとも自然に値下がりしているため、これら3種類のETFの時価を合計してそれぞれの構成割合を計算すると、既にアメリカ60%、アメリカを除く先進国35%、後進国5%になっているからです。

つまり、時価総額比で保有したいときは、購入時の時価総額比に応じて購入するだけで足ります。
また、追加購入するときは、追加購入時の時価総額比で購入すればよいのです。
その後は、何もせずとも、時価総額比の増減に応じて各構成単位の時価も増減していきます。

もうお分かりのように、最初から3種類のETFを購入すると、追加購入時の時価総額比の調査が面倒ですし、円貨決済で指値をしたら、指値が刺さるまでの間に時価総額比が動く可能性があります。
そのため、とりあえずVTだけを購入し、最後の最後に「VT三分の計」を実行するのが良いといえます。

マルキール先生は、時価総額加重のインデックスファンドが低コストである理由について、次のように述べています。

組み入れ銘柄の入れ替えを行わないため、ほとんど売買手数料は発生せず、不必要な益出しもしないから税金もほとんど払う必要がない。もしある銘柄の株価が二倍になったとすると、何ら売買せずにインデックス・ファンドの時価にそのまま反映されるのだ。
「ウォール街のランダム・ウォーカー(原著第11版)」328頁


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http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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