マネックス証券の中の人たちが語る「手数料引き下げ競争」の裏話

面白い記事が本日付けでアップされています。

●マネックス証券の中の人たちが語る「手数料引き下げ競争」の裏話が切なかった
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1908/08/news019.html


※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●サーティワンでレギュラーダブルが340円
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1421.html

●”天皇燃えてますね!”なんて笑っていました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1420.html


※イオンカードの新規発行で、3か月連続で還元率が20%
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1380.html

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マネックス証券が米国株売買手数料の最低額を5ドルから0.1ドルに引き下げたところ、翌営業日に楽天証券が0.01ドルに対抗値下げし、翌々営業日にSBI証券がゼロ円に対抗値下げました。

この記事は、マネックス証券の担当者が経験した激動の1週間についてのインタビューです。

まず、部長が登場します。
この部長は、翌営業日に高知旅行を予定しており、実際に空港まで行ったところ、部下からの連絡で楽天証券の対抗値下げを知って旅行を諦めたというエピソードを語ります。

しかし、マネックス証券がネット証券3社の暗黙の協定を破り、突如として最低額を大幅に引き下げるという暴挙に出た以上、SBI証券と楽天証券が直ちに対抗値下げに動くであろうことは私でも簡単に予測できたことですから、翌営業日に高知旅行を予定したのは余りに見通しが甘かったというべきです。

この部長は、楽天証券が0.01ドルに対抗値下げをした際、同額ではなくゼロ円に引き下げることを検討したものの、結局、同額値下げにとどめた理由について告白しています。


当社のメッセージとして「手数料ゼロなので株価の低い株をガンガン取引してください!」という風に見られたくなかったんです。手数料ゼロで買える銘柄って決まっているのでその銘柄を我々が買わせたいみたいに見られるのがよくないよねと。


実際はSBI証券が翌々営業日にゼロ円に対抗値下げを発表し、マネックス証券もそれに追随してゼロ円に引き下げたわけですから、マネックス証券は明らかに読み誤ったといえます。
最低額が0.1ドルでも0.01ドルでもゼロ円でも、実際に顧客が支払う手数料は変わりません。
しかし、ゼロ円は極めて強力なパワーワードですから、マネックス証券が最初に仕掛けたものの、最初にゼロ円を打ち出したSBI証券に美味しいところを持っていかれてしまいました。

あとは、初めてペアを組んでくれた女性とバトミントンの大会に出る予定だったのにドタキャンしなければならず、もう一度ペアを組んでくれるか心配している爽やかなイケメンの話とか、3000枚のウチワにゼロ円の訂正シールをひたすら貼ることを命じられたのに、予想外に涼しくてウチワがはけずに悲しんでいる新卒女性社員の話とか、どうでもいい話が紹介されています。


この記事を読んで感じたのが、マネックス証券は余りに無策であったということです。
トップの部長からしてグダグダすぎます。

SBI証券と楽天証券の横っ面を突然ぶん殴るわけですから、両社がいつどのような対応に出るのかを事前に予測し、あらゆる可能性に対する対策を立ててから作戦行動を開始すべきだったのに、楽天証券が0.01ドルにしたから右往左往し、SBI証券がゼロ円にしたから右往左往する姿しかうかがうことができません。

マネックス証券は、米国株売買手数料の最低額を5ドルから0.1ドルに引き下げることで顧客を誘引しようと試みましたが、他社が即座に対抗値下げに踏み切ったことで空振りに終わりました。

そして、SBI証券は、騒動を起こしたマネックス証券に対し、移管手数料全額キャッシュバックキャンペーンを開催し、報復措置に出ています。

●SBI証券がマネックスに報復~米国株移管手数料全額キャッシュバック
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1419.html

マネックス証券は、ネット証券3社の中で、唯一、移管手数料を徴収しています。
マネックス証券が想定する以上に顧客は心理的な負担に感じていることから、多くの顧客は

「いい機会だからSBI証券に乗り換えようか」

と考え、SBI証券に出庫することでしょう。

マネックス証券が直ちになすべきことは、

(1)出庫手数料を他社と同じく無料にする。
(2)DRIP(配当金自動再投資サービス)の近日中の実装に向けて準備中である旨を公表する

の2点であると考えます。


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コメント

No title

このままでは遠からず競争から脱落しますね。マネックスは。
もはやコモディティ化している商品やサービスは、特段の差別化ができない以上、価格競争しかないことは素人でも分かるんですけど。
それすら準備しないとか間抜けすぎ。
それを公開するとか救いがたい会社。

No title

コメントありがとうございます。

あの記事はマネックス証券の広報記事です。
なぜあの内容で宣伝になると思ったのかは分かりませんが、残念な気持ちになりました。

男爵様

こんにちは。ジョーシン株の件、本当にありがとうございました。

さて、別件ですが、みずほ証券で現在保有している個人向け国債が、近々保有してから1年を迎えるため、解約をして改めてまた個人向け国債を買い付けてキャッシュバックをもらおうと思っています。

それに関して、以下の2つの質問があります。

①次回また個人向け国債を買う際、みずほ証券で間を開けて買う方法と、大和証券に資金を移してすぐに買う方法があると思うのですが、男爵様の推奨はどちらでしょうか。

②大和証券の口座開設をする場合、お得な口座開設方法(ポイントサイトやキャンペーンなど)をご存知でしたら、ぜひお教えいただけると嬉しいです。

何卒よろしくお願いいたします。

No title

コメントありがとうございます。

>①次回また個人向け国債を買う際、みずほ証券で間を開けて買う方法と、大和証券に資金を移してすぐに買う方法があると思うのですが、男爵様の推奨はどちらでしょうか。

私は同じ証券会社で買ったことはなく、別の証券会社にしています。

理由は2点です。

1点目は、他社にしないと1か月、資金を遊ばせてしまうからです。4万円のキャッシュバックとすると4万円÷12か月=3333円の機会損失となります。

2点目は、露骨なことをするとブラックリストに載るリスクがあるからです。
携帯電話のMNPをやりすぎると新規契約ができなくなります。証券会社でブラックリストがあるかどうかは知りませんが、1年ごとの乗り換えは提供元が本来想定している利用方法ではありませんので、露骨なことは避けるべきです。

>②大和証券の口座開設をする場合、お得な口座開設方法(ポイントサイトやキャンペーンなど)をご存知でしたら、ぜひお教えいただけると嬉しいです。

ネットで利用できる証券会社はどこも新規開設キャンペーンをしなくなりましたよね。

私は今、SMBC日興証券に個人向け国債を順次集中させています。IPOの抽選権の優遇特典のためです。
https://www.smbcnikko.co.jp/service/course/direct/ipo/index.html

250万円で1票、1000万円で5票、3000万円で15票、5000万円で25票が貰えます。
私は8月から5票→15票に増えましたが、どれほどの効果があるかはまだ分かりません。

男爵様

お返事、ありがとうございます。

お返事をみて、SMBCもいいなと思い、SMBCのホームページをチェックしてみたのですが、残念ながら個人向け国債のキャンペーンは今月以降分は発表されていないようです。

ということで、とりあえず大和証券に口座を作って、大和証券にて個人向け国債を買い付けし、SMBCも近い将来ipoを視野に開設しようと考えたのですが、どうでしょうか。

No title

コメントありがとうございます。

>SMBCのホームページをチェックしてみたのですが、残念ながら個人向け国債のキャンペーンは今月以降分は発表されていないようです

常時開催しています。
https://www.smbcnikko.co.jp/service/campaign/p_bond8/index.html

IPOに興味がなければ、ポイントが付く大和証券とみずほ証券を行ったり来たりでよいと思います。

男爵様

SMBCのキャンペーン、見逃していたようで大変失礼いたしました。

大和証券はみずほ証券のようにポイント付与があるので、勘案した結果、大和証券にとりあえずは口座開設しようかなと思います。

ちなみに、IPOは、「ほぼ確実に儲かる」とよく聞くのですが、100%に近いぐらいの確率なのでしょうか。

個人的には、確率が少ないとはいえ、初値が下回ることも稀にあるということも聞く(最近ではソフトバンクもそうでしょうか)ので、なんとなく躊躇してしまいます。

重ねての質問にて大変恐縮ですが、お手すきの際にでもお返事いただけると嬉しいです。

No title

コメントありがとうございます。

>IPOは、「ほぼ確実に儲かる」とよく聞くのですが、100%に近いぐらいの確率なのでしょうか。

AランクかBランクに限定して申し込めば、損することはありません。

>最近ではソフトバンクもそうでしょうか

ソフトバンクはDランクでしたので、買うべき銘柄ではありませんでした。
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Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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