まず、主要な日本を含む全世界株ファンドは、以下の4つです。
なお、信託報酬は、消費税込みのものであり、米国ETFの経費率を含みます。
●
たわらノーロード全世界株 信託報酬0.1296% ※7月22日に新設(単独最安値を更新)
●eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー) 信託報酬0.1296% ※本日対抗値下げを発表
●eMAXIS Slim全世界株(3地域均等型) 信託報酬0.1296% ※本日対抗値下げを発表
●SSGA-全世界株式
インデックス・ファンド 信託報酬0.5184%
●楽天・全世界株式
インデックス・ファンド 信託報酬0.2196%(信託報酬0.1296%+ETF経費率0.09%)
●SBI・全世界株式
インデックス・ファンド(雪だるま全世界株) 信託報酬0.15%(信託報酬0.108%+ETF経費率0.042%)
1~4番目は現物株を買うファンド、5番目と6番目は米国ETFを買うだけファンドです。
なお、1~4番目の現物比率は次のとおりです。
たわら全世界株は不明ですが、どのファンドもかなり高位な現物運用をしています。
●
たわらノーロード全世界株 新設前のため不明
●eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー及び3地域均等型)
先進国株93.7%、新興国株93.8%、日本株94.9%
●SSGA-全世界株式
インデックス・ファンド
先進国株93.5%、新興国株94%、日本株96.4%
また、ベンチマークとなる指数は、1~4番目がMSCI社、5番目と6番目がFTSE(フィッチィー)社のものです。
なお、雪だるま全世界株は、ベンチマークはFTSE社のものですが、投資先の3種類のETFはFTSE社ではない他社のものです。
しかも、基本投資割合は、時価総額比ではなく、米国株ETFを50%、先進国株ETFを40%、新興国株ETFを10%としており、つみたてNISA適格ファンドの条件を満たすために無理やりにベンチマークをFTSE社のものにした疑いがあります。
MSCI社の指数は全世界の大中型株、FTSE社の指数は大中小型株を対象としています。
FTSE社の指数のほうが、より分散性に優れ、小型株効果(時価総額が小さい小型株は、 大型株よりも収益率が相対的に高くなりやすい傾向にあるという経験則)が期待できることから好ましいといえます。
とはいえ、実際のリターンは大差なく、FTSE社の指数のほうがMSCI社の指数よりも優れているとまでは言えません。
全世界株
インデックスファンドの信託報酬ランキング(税込信託報酬、ベビーファンドの純資産額)です。
1、
たわら全世界株 0.12(0.1296) ※7月22日新規設定
1、スリム全世界株(オール・カントリー) 0.12(0.1296)(48億0700万円) ※8月9日より引き下げ
1、スリム全世界株(3地域均等型) 0.12(0.1296)(11億1600万円) ※8月9日より引き下げ
4、雪だるま全世界株 0.142(0.15)(29億6900万円)
5、楽天全世界株 0.21(0.2196)(238億2100万円)
6、SSGA全世界株 0.48(0.5184)(10億9900万円)
つぎに、信託報酬を除く実質コストランキングです。
1、スリム全世界株(3地域均等型) 0.0885% 2019.4.25
2、SSGA全世界株 0.09% 2018.11.30
3、楽天全世界株 0.0919% 2019.4.17
4、eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー) 0.10011% 2019.4.25
5、雪だるま全世界株 0.1818% 2018.11.12
※後述するとおり、運用報告書では開示されない隠れコストが存在するため、運用報告書に記載された実質コストを単純に比較しても正確なコストを計算することはできず、結局のところ、基準価額の騰落率によって判断するしかありません。
しかし、運用報告書で開示された実質コストが安いもののほうが高いものよりもよいことは間違いありませんので、私は、トータルコスト=信託報酬+実質コストでおおよそのコスト水準を把握した上で、トータルコストが安いものを基準価額の騰落率で更に検証することにしています。
最後にトータルコストランキングです。
1、スリム全世界株(3地域均等型) 0.2181%
2、eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー) 0.22971%
3、楽天全世界株 0.3115%
4、雪だるま全世界株 0.3318%
5、SSGA全世界株 0.6084%
ところで、三菱UFJ国際
投信は、スリム先進国株が同種ファンドと比較すると信託報酬を除く実質コストが高い理由について、
(1)ラップ口座の頻繁な売買による売買コストがかかること
(2)市場内取引が多いこと
を挙げたうえで、上記2点については運用報告書上のコストが高くなるだけであり、以下の理由でリターンには悪影響を及ぼさないと説明しています。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-845.html(1)ラップ口座の頻繁な売買によるコスト増は、ラップ取引をする都度、信託財産留保額をマザーファンドに入れてもらうことで手当てをしている(運用報告書の上ではコスト増になってしまうが、ラップ取引から信託財産留保額を徴収することでラップ口座以外の顧客に不利益にならないようにしている)
(2)他社は、運用報告書に書かなくてもよい市場外取引が多いだけであり、実際には売買コストはかかっている
そのため、運用報告書上の実質コストだけを比較しただけではベストバイファンドを選定することはできず、1年リターンを比較するしかありませんが、スリム全世界株は新設されて1年が経過していません(新規設定日は2018年10月31日)。
そこで、単純に、直近3か月リターンを比較してみます。
●スリム全世界株(オールカントリー)
1/17 9600
7/16 10750
騰落率 11.9791%
●SSGA全世界株
1/17 10188
7/16 11393
騰落率 11.8276%
●楽天全世界株
1/17 9501
7/16 10574
騰落率 11.2935%
●雪だるま全世界株
1/17 9288
7/16 10311
騰落率 11.0142%
●スリム全世界株(3地域均等型)(時価総額比でないため参考値)
1/17 9359
7/16 10039
騰落率 7.2657%
並び替えてみます。
スリム全世界株(オールカントリー) 11.9791%
SSGA全世界株 11.8276%
楽天全世界株 11.2935%
雪だるま全世界株 11.0142%
スリム全世界株(3地域均等型) 7.2657%
スリム全世界株(オールカントリー)とSSGA全世界株の差は0.1515%です。
これは半年リターンであるため、1年では0.303%差になります。
スリム全世界株(オールカントリー)とSSGA全世界株の信託報酬差は0.36514%ですので、信託報酬差を除外した運用成績は、スリム全世界株(オールカントリー)よりSSGA全世界株のほうがよかったという結果になりました。
また、米国ETFを買うだけファンドである楽天全世界株と雪だるま全世界株がともにリターンが悪いという結果になりました。
スリム全世界株(オールカントリー)と楽天全世界株の差(年換算)は1.3712%、雪だるま全世界株との差(年換算)は1.9298%ですが、これはファンドの実質コスト差に加えて配当金の三重課税コストが影響しているのではないかと思われます。
私は、VTの三重課税コストは0.1251%ではないかと考えており、これとほぼ一致します。
●【基礎知識】三重課税コスト
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1202.htmlさて、私は、スリム全世界株(オールカントリー)には、投資を躊躇させる点が3点あると考えていました。
1点目は、日本株のマザーファンドの純資産額が5億円しかないという点です。
あるファンドが独自に現物株を買うと、現物株の売買にかかったコストを全て自身で負担しなければなりません。
しかし、現物株を買うマザーファンドを買えば、現物株の売買に関するコストはマザーファンド全体で負担してくれます。そのため、ファンド独自に現物株を買ったときよりも安く済みます。
ちなみに、楽天バンガードファンドシリーズのコストが第1期運用期間中に高くなった理由は、マザーファンドがなく、売買コストを全てファンド自身で負担しなければならかったからです。
●楽天バンガードファンドは予想を超える高コストでした
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1033.html●楽天バンガードが高コストなのはブローカー報酬が高いから
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1034.html●【追記あり】楽天バンガードが実質コストの緊急レポートを出しました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1054.html●楽天バンガードのブローカー報酬が激減するも、まだ高い
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1085.htmlまた、ベビーファンド自身の運用にかかるコストは、ベビーファンドのファンドマネージャーをマザーファンドのファンドマネージャーと兼務させることで、ほぼゼロまで減らすことができます。
監査費用や信託銀行への報酬についても、マザーファンドのスケールメリットを交渉材料にした減額交渉が可能になります。
日本株のマザーファンドが5億円しかない点は、投資を非常に躊躇させます。
2点目はベビーファンドの純資産額が少ないという点でしたが、現時点では50億円に迫る勢いですので、この点はクリアされました。
ちなみに、ベビーファンドの純資産額が少ないことは、マザーファンドの純資産額が少ないことよりもコスト増に直結します。
また、ベビーファンドの純資産額が少ないと、新規流入資金の影響を受けやすくなり、運用がブレてしまい、指数との乖離が発生しやすくなります。
ベビーファンドの規模は、コストと安定運用にとって極めて重要な要素となります。
3点目は、バラ買いするよりも高いということでしたが、今回の信託報酬の引き下げでこの点もクリアされました。
スリム先進国株・新興国株・TOPIXを使ってMSCI指数の配分比で全世界株
インデックスファンドを自作すると、その信託報酬は0.1132119%となり、スリム全世界株(オールカントリー)の0.12%とほぼ同額となります。
ただし、スリムシリーズはコバンザメ作戦(他社の同種ファンドが値下げしない限り自発的に値下げはしない)をとっていますので、スリム全世界株(オールカントリー)の値下げの可能性は非常に低いと考えられます。
これに対し、先進国株、新興国株、TOPIXは各社の看板ファンドですから、先進国株と比べて相対的に信託報酬が高いといえる新興国株やTOPIXで他社が信託報酬を引き下げ、スリムシリーズも対抗値下げする可能性はかなりあると思われます。
したがって、全世界株インデックスファンドのベストバイはスリム全世界株(オールカントリー)といえますが、私は買うべきはスリム全世界株(オールカントリー)ではなくスリム先進国株であると考えます。
コメント
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2019/07/17 08:16 by 編集
No title
2019/07/17 12:14 by たわら男爵 URL 編集
No title
バカじゃないの?
いい加減偏向記事書くのやめろ
あとMSCI JAPANマザーファンドの純資産額は
3億円じゃないだろ。
運用報告書もまともに読めないのか?
2019/07/17 18:36 by aaa URL 編集
No title
>なんで全世界株クラスのおすすめが先進国株になるんだよ
全世界株ファンドは買うべきではないという意味です。
>MSCI JAPANマザーファンドの純資産額は3億円じゃないだろ
この部分は前回の記事の更新漏れでした。
ご指摘ありがとうございます。
本文を訂正しておきました。
2019/07/17 19:28 by たわら男爵 URL 編集
No title
スリム全世界株(除く日本)をメインとしている者です。
たわら全世界株さんのおかげで、スリム全世界株シリーズの信託報酬が値下げとなって嬉しいです。
「オールカントリー」・「除く日本」は楽天証券積立設定金額ランキングで7位と10位と売れていますが、
「3地域均等型」は取り残されたように売れていません。これは一体なぜでしょうか?
8資産均等が売れているので、それにあやかって3資産均等を作った・・・・と思われますが・・・
2019/07/18 17:30 by URL 編集
No title
というのは明確に間違っていますね。
投資割合が7%強にすぎない日本株部分のマザーファンドと追記されたほうが正確で正しい表現になると思います。
2019/07/18 19:34 by URL 編集
No title
>「3地域均等型」は取り残されたように売れていません。これは一体なぜでしょうか?
配分比が胡散臭いからだと考えています。
三菱UFJ国際投信もそう考えたからこそ、最初からイボットソンを巻き込んだのでしょうが、残念ながらイボットソンと聞いて喜ぶのは投信マニアだけで一般受けはしなかったということでしょうね。
https://www.am.mufg.jp/lp/253214/?_fsi=mDdZX8ry
> 1点目は、マザーファンドの純資産額が5億円しかないという点です。
というのは明確に間違っていますね。
ご指摘ありがとうございます。
日本株が抜けていましたね。
訂正しておきます。
2019/07/18 21:56 by たわら男爵 URL 編集
管理人のみ閲覧できます
2019/07/19 08:44 by 編集
No title
該当箇所を訂正しました。
2019/07/19 21:07 by たわら男爵 URL 編集
比較方法改善案
始点日と終点日の基準価額を比べるだけだと、たとえば「たまたま始点日は少し下ズレして終点日は少し上ズレしてた」ときに騰落率が実力より高い数値になってしまいますよね。
上ズレ下ズレというトラッキングエラーは銘柄ごとにまちまちでしょうから、複数の銘柄を同じ始点日と終点日で比較しようとしたとき「A投信の騰落率は実力より高い数値」「B投信の騰落率は実力より低い数値」となってるかもしれません。だとしたら、騰落率で比較する手法でも誤った評価をしてしまう恐れがあります。
より正しく評価するためには、次のような方法が考えられます。
まず、基準価額ベンチマーク倍率(NAV-Benchmark-Ratio, NBR)という概念を考えます。「基準価額」÷「ベンチマークインデックスの値」です。コストもトラッキングエラーもゼロの理想投信なら、NBRはずっと一定のはずです(チャートを描けば横一直線になるはずです)。しかし現実の投信のNBRチャートは、コストとトラッキングエラーのせいで、「ジグザグと蛇行しながらじりじりと右肩下がりになっていく」はずです。この「ジグザグと蛇行」の成分を均して「じりじりと右肩下がり」の成分(右肩下がりのペース)だけを取り出すことができれば、それがその投信の真のコストといえます。
コストは基準価額から一定パーセンテージで差し引かれていくので、チャートの縦軸(NBR値)は対数目盛で描くのが適正です。通常目盛だと「右肩下がり直線」でなく「右肩下がり曲線」になってしまい、ペースを読み取るのが難しいからです。また、コストが差し引かれるのは営業日ごとではなくカレンダー日ごとなので、チャートの横軸(日数)は営業日数目盛でなくカレンダー日数目盛で描くのが適正です。そうやって描いたNBRチャートを最小二乗法で直線に当てはめたときの傾き、これが「じりじりと右肩下がり」のペースといえます。
複数の投信を比較するにはもうひと工夫必要です。複数の投信をNBRやNBRの右肩下がりペースの数値で単純に比較してしまうのは、「複数の投信を基準価額で単純に比較する」のと同じぐらい的外れだからです。そこで、NBRチャートは、単純なNBR値でなく、「評価期間中の全営業日のNBRの平均値」で割って正規化した値(normalized NBR)を使って描くのが適正です。normalized NBRなら、どの投信も、始点日に1.02とか1.03とかの値から始まってじりじりと下がっていって終点日に0.98とか0.97とかの値で終わる、という通常目盛チャートになり、対数目盛で最小二乗法当てはめしたときの傾きを複数投信間で比較できるはずです。
正規化やら対数目盛やら最小二乗法やらややこしそうですが、基準価額と指数の日次データをエクセルに取り込んでAVERAGE関数やLOG関数やSLOPE関数で加工すれば、面倒な計算は全部エクセルがやってくれます。
数年前にどこかのブログ記事でこの考え方に基づく投信比較を見た記憶があるのですが、どこだったか思い出せなくてもどかしいです。
2019/07/20 12:47 by URL 編集
No title
>始点日と終点日の基準価額を比べるだけだと、たとえば「たまたま始点日は少し下ズレして終点日は少し上ズレしてた」ときに騰落率が実力より高い数値になってしまいますよね。
この点は全くその通りなのですが、厳密に言えば信託報酬を除くコストの比較についても集計期間は各社バラバラですので、単純に数値では比較できません。
しかし、私が信託報酬を除くコストと騰落率の2点で比較しているのは、ある投資信託を評価する尺度としては、両方の数値が満足できるものであれば合格点を与えてよいのではないかと考えているからです。
>基準価額ベンチマーク倍率(NAV-Benchmark-Ratio, NBR)という概念を考えます。「基準価額」÷「ベンチマークインデックスの値」です。
この点ですが、ファンドとベンチマークは為替の関係で必ず乖離します。
下記はスリム先進国株の運用報告書16頁の記載です。
ファンド:株価(現地通貨建て前日終値)を翌日の対顧客電信売買相場の仲値を用い円に換算し評価。
ベンチマーク:株価(現地通貨建て前日終値)を同日ロンドン時間の16時時点の為替レートを用い一旦ドル換算で評価。その後翌日の対顧客電信売買相場の仲値を用い円に換算し評価。
我々は原データを自由に利用できませんので、厳密に分析しようとしてもうまくいかないと思いますし、手間と時間を掛けて厳密に分析する実益が果たしてあるのかどうかもよく分かりません。
ベンチマークとの乖離は各運営会社が精緻な分析を毎日しているはずですから、自主的に分かりやすい解説文を添えて公開してほしいですね。
2019/07/20 22:03 by たわら男爵 URL 編集
No title
為替要因がランダムなら「じりじり右肩下がり」の傾きには影響を及ぼさないので実害ないと思います。
また、為替要因に「評価期間の前半は下ズレで後半は上ズレ」みたいな長期的偏りがあったとしても、複数の投信に対して同じ方向に影響を及ぼすだけだから、「ある期間内で複数投信のトータルコストを比較」する分には実害ないと思います。ただし、「ある投信のトータルコストを複数期間で比較」しようとすると問題になります。
為替処理をベンチマークと同じにした「referential NAV (ベンチマークと同じ通貨建て)」みたいな値を運用会社が公表してくれれば、為替要因無しのNBRを計算できそうです。けれど、運用会社の立場としては「自社だけ公表しても他社との比較ができないようではさほど好評価は得られまい」と考えると乗り気になれず、だれも先駆者になろうとしないまま現状維持になるんでしょうねぇ。
2019/07/21 12:55 by URL 編集
No title
>運用会社の立場としては「自社だけ公表しても他社との比較ができないようではさほど好評価は得られまい」と考えると乗り気になれず、だれも先駆者になろうとしないまま現状維持になるんでしょうねぇ。
運用会社であれば、純資産額の騰落率からベンチマークとの乖離率を簡単に計算することができると思います(自社のものも他社のものも)。
いきなり他社の分析を勝手に公表するのはハードルが高いにしても、内部的に検討が済んでいる詳細な分析を分かりやすい形で自社サイトで外部公表するだけで非常によい印象を与えると思いますので、ぜひ各社に検討してもらいたいものです。
2019/07/21 23:27 by たわら男爵 URL 編集