SBI証券と楽天証券が手数料値下げ戦争に突入。どうするマネックス

ここにきて、SBI証券と楽天証券が手数料値下げ戦争に突入しました。

先に仕掛けたのは楽天証券です。

楽天証券は、今年の5月から日本株の売買手数料を大幅に引き下げました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/asset_building.html

これは単純にSBI証券をパクったものです。
そのうえで、楽天証券は、大口割引きも導入し、投資信託の残高5000万円以上などの条件を満たす大口顧客について業界最低水準の売買手数料を実現しました。

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私は、これを見たときにSBI証券はカチンとくるだろうなと感じました。
SBI証券の手数料体系をまるっとパクっているにもかかわらず、上記リンク先では他社との比較表まで作成し、大々的にアピールしているからです。

SBI証券は、本日、外国株の売買手数料を大幅に引き下げました。
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=corporate&dir=corporate&file=irpress/prestory160708_01.html

なんと、業界最低水準のマネックス証券の手数料体系をまるっとパクっています。
楽天証券にされたことを無関係なマネックス証券に仕返すとは予想外でした。

とはいえ、これでマネックス証券は大きく差をつけられました。

投信も、超低コスト投信にはマネックスポイントが付きませんので、ポイントが付く楽天証券で決まりです。
とりわけ、たわら先進国株は楽天証券しかポイント付与されませんので、楽天証券が第一の選択肢となります。

もっとも、特定口座の複数日積立設定に対応しているのはマネックス証券だけですので、これがマネックス証券の唯一のアドバンテージとなります。
とはいえ、楽天証券にとっては、楽天銀行に限定した複数日積立設定の実現はきわめて容易に実現できるであろうことから、楽天証券が複数日積立設定(しかも、積立日が非営業日だったときに翌営業日に購入するか選択できるもの)を導入すると、マネックス証券は全く太刀打ちできなくなります。

また、マネックス証券の日本株の売買手数料は、はっきり言ってむちゃくちゃ高いです。とても、SBI証券や楽天証券に対抗できるものではありません。
投信を5000万円以上保有している人は、日本株は楽天証券で決まりです。
それほど保有していない人は、楽天証券かSBI証券のどちらでも同じですが、いずれにしてもマネックス証券はあり得ません。

そして、マネックス証券は、唯一の売りだった外国株の取引手数料もSBI証券に並ばれてしまいました。
しかも、SBI証券は円貨決済ができます。マネックス証券は円貨決済に対応していません。
したがって、マネックス証券で外国株を保有するメリットは消えてしまいました。

しかも、SBI証券は、ベタインの当初募集の参加者にIPOポイントを付与するという禁断の方法に踏み込みました。
外国株の保有残高に応じてIPOポイントを付与したり、楽天証券のような大口顧客割引を導入すれば、マネックス証券から簡単に顧客を奪えるでしょう。

ところで、SBI証券は、本日、外国株貸株サービスの導入も公表しました。
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=corporate&dir=corporate&file=irpress/prestory160708_02.html

貸株は、SBI証券が倒産するとおしまいであるため、年利1~2%では割に合いません。
しかも、貸株金利は雑所得になるため、国民健康保険の掛金が跳ね上がります。
SBI証券が配当金処理(権利確定日の直前に顧客に返却し、権利落ち日に貸株に戻す)を間違えて、配当金ではなく配当金相当額の返金ということになれば、配当金も雑所得になってしまい、大変なことになります。
したがって、外国株の貸株はそれほど魅力的ではありません。

なお、楽天証券がSBI証券に対抗値下げしても、楽天証券で外国株を購入してはいけません。
なぜなら、せっかく特定口座で購入しても、株式併合がなされると強制的に一般口座に払い出されてしまい、特定口座に戻れなくなるからです(VTだから大丈夫と思ってはいけません。VOOで株式併合がありました)。
マネックス証券とSBI証券は特定口座内で問題なく処理できるわけですから、楽天証券も早急に対応すべきでしょう。

ここらでなんとかしないと、マネックス証券は危ない気がします。
私は、マネックス証券に対し、何度も、外国株の円貨決済に対応すること、複数日積立設定(積立日が非営業日のときに翌営業日に購入しない選択ができるもの)を導入すること、NISA口座でも複数日積立設定ができるようにしてほしいことを要望していますが、残念ながら動きが全くありません。

さらに、国民年金を免除申請している私には無関係なことですが、楽天証券が今年の9月から確定拠出年金に進出をすることも発表されました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/dc/

しかも、日本株の売買手数料とは異なり、SBI証券のまるパクリではなく、SBI証券よりも安くしています。
SBI証券は保有額50万円以上で無料ですが、楽天証券は保有額20万円以上で無料で、しかも、2017年12月末までの手数料無料キャンペーンも実施しますので、その間に20万円になるように積立てをすれば最初から手数料フリーになります。

購入できる投信が公表されていませんが、仮に楽ラップの対象商品を確定拠出年金でも購入できることになれば、SBI証券を質の面でも上回ることができます。
SBI証券はニッセイ外国株のマザーファンドと同じものですが、楽ラップはステートストリート社のDC投信とたわらと同じマザーファンドであり、どちらもニッセイ外国株のマザーファンドの4~5倍の規模があるからです。

ということで、なかなか面白くなってきました。

どうするマネックス。


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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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