トライオートはダメだけど、くりっく株365のダウは長期投資に向いています

インデックス投資のブロガーの中でくりっく株365を論評する人がなぜかいません。

トライオートETFは年1.684%もの金利コストがかかるため、長期投資に向かないことは以下の記事でお伝えしました。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-101.html#more

では、くりっく株365はどうなのかというのが今日のお話です。

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くりっく株365とは、東京金融取引所が運用している株価指数証拠金取引の名称です。

東京金融取引所は、かつては東京四大取引所と呼ばれており、その中には東京証券取引所も含まれていました。
つまり、きわめて公益性の高い団体ということになります。

そして、くりっく株365が取り扱っている株価指数は、日経225、DAX(ドイツ)、FTSE100(イギリス)、ダウの4種類です。
今年の6月27日にダウが上場し、話題になっています。

この株価指数を使ってどのように取引をするかは、下記の公式サイトを見ればすぐに分かります。
http://www.click365.jp/cfd/sp/nydau001.shtml

とはいえ、せっかくこのブログを見てくれている読者のために、ダウを例にとって簡単に解説します。

まず、くりっく株では、買いも売りもどちらもできます。

通常、売りは現物株を持っていないとできませんが、くりっく株では空売り(先に売ってあとで仕入れて引き渡す)もできます。

ダウが1万7840ドルだとして、具体的に説明してみます。

くりっく株365では、ダウの時価×100円が1取引単位(1枚と呼ぶ)となりますので、レバレッジ1倍で取引すると、178万4000円の証拠金を積めば1枚を買うことができます。
レバレッジ2倍なら89万2000円(178万4000円÷2)の証拠金を積めば1枚を買えるわけです。

もちろん、取引所が損するわけにはいきませんので、相場が動いて含み損が発生し、その含み損が証拠金を割りそうになると、追加証拠金を求められたり強制的に反対売買がなされます。
そして、強制決済の結果発生した損失が証拠金の範囲内であればその差額が返金され、証拠金を超えればその差額の追加支払が求められます。

1万7840ドルで買ったダウが1000ドル値上がりし、1万8840ドルになったとします。
この時点で決済すると、1000×100円=10万円の利益になります。
逆に、1000ドル値下がりし、1万6840ドルになったときに決済すると、10万円の損失となります。

つまり、為替相場は一切関係せず、ダウが1ドル値上がれば100円の儲けになり、1ドル値下がれば100円の損になるだけです。
くりっく株365は、ダウそのものを売買するのではなく、ダウの値動きに1ドル100円で連動する金融商品となります。

したがって、為替リスクは一切ありません。これがダウを対象とするETFや投信との一番の違いとなります。
単純にドルベースでダウが値上がると、買った人は儲かり、売った人は損することになるだけです。

くりっく株365の売買にかかるコストは3種類です。

(1)証券会社に支払う売買手数料
証券会社によって違います。

マネックス証券では、1枚あたり税抜150円です。
ただし、7月29日までキャッシュバックキャンペーン(上限なし)を実施中。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G800/new2016/news1606_15.htm

(2)金利
買う人が支払い、売る人はもらえます。
日銀の政策金利(無担保コール翌日物金利)を流用していることから、マイナス金利の影響を受け、今年の3月以降はゼロです。

(3)配当金
買う人はもらえ、売る人が支払います。
東京取引所の試算では、2015年では1枚あたり4万3619円(年2~2.5%)でした。

つまり、買うのであれば、キャンペーンを利用すればコストゼロ(キャンペーン終了後でも1枚150円)で購入でき、しかも、年2~2.5%の配当金相当額がもらえることになります。
コストゼロというのがトライオートETFと決定的に違う点です。

率直に言って非常にいい商品だと思います。
ずっとホールドしていれば、ダウがドルベースで値上がる限り儲かります。レバレッジも2倍にとどめ、120万円(3分の2)程度の証拠金を積んでおけば強制決済される可能性も低いでしょう。
120万円の証拠金で年4万3619円の配当金相当額がもらえるとすれば、年利3.6%になります。

私もやってみたくなりましたが、特定口座の対象外であることから、

1 必ず確定申告が必要であり、
2 国民健康保険の掛金の基礎収入になってしまう

というデメリットがあります。

もっとも、国保の基礎控除は33万円であることから、取引単位を5枚か6枚に抑えておけば、ずっと配当金を受け取っているだけなら大丈夫そうですが、値上がったときに決済すると国保の掛金が跳ね上がることになります。
そのため、まだその気にはなれません。

国保でさえなければ、確定申告の手間は掛かるにしても、申告分離課税ですので、2割の税金を払うだけで済みます。
いまなら手数料フリーで3.6%(証拠金120万円の場合)の配当金が得られますので、投信やETFよりもいいかもしれません。


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コメント

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No title

コメントありがとうございます。

私は、FXはやったことがなく、今後もやるつもりはないため、具体的な証拠金についてのご質問にはお答えすることができません。

私には分かりませんが、ご質問の答えは、証券会社に電話すればすぐに教えてもらえることだと思いますので、まずは電話することをお勧めします。

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Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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