ニッセイ、6ファンドの値下げを正式発表

昨日、下記記事を書きました。

●ニッセイ外国株、0.0999%に値下げ
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1336.html

これは日経新聞の記事に基づくものでしたが、本日、ニッセイアセットマネジメントによる正式発表がなされました。

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こちらです。
https://www.nam.co.jp/news/fpdf/190523_press101.pdf

ニッセイアセットマネジメントの発表によると、信託報酬が引き下げられたのは6ファンドです。
具体的には、先進国株、TOPIX、日経225、国内債券、先進国債券、4資産均等バランスとなります。

このうち、先進国株ファンド(ニッセイ外国株)は、既報どおり税抜0.0999%となります。
その他の5ファンドはスリムシリーズと同率最安値です。

ニッセイ外国株の0.0999%への値下げは、我が国のインデックスファンドが初めて0.1%の壁を破った記念すべき出来事となります。
信託報酬の内訳を見てみると、運用会社0.0354%、販売会社0.0445%、信託銀行0.02%となっています。

これに対し、スリム先進国株は、運用会社0.0445%、販売会社0.0445%、信託銀行0.02%です。
ニッセイ外国株の値下げ後の販売会社の取り分は、スリム先進国株の現行の販売会社の取り分と同じだということが分かります。

ニッセイ外国株の値下げ前の信託報酬の内訳は、運用会社0.04425%、販売会社0.04475%、信託銀行0.02%ですから、ニッセイ外国株は、販売会社の報酬をより多くしていることが分かります。
そこには、スリム先進国株を上回るプッシュをしてほしいという願いが込められているものと思われます。

スリム先進国株は直ちに対抗値下げに動くでしょうが、その信託報酬は、運用会社0.03995%、販売会社0.03995%、信託銀行0.02%となるでしょう。
販売会社にとっては、スリム先進国株を売るよりもニッセイ外国株を売ったほうが儲かるため、ニッセイ外国株をお勧め銘柄として顧客に紹介するモチベーションが上がります。

問題は、投信保有ポイントがどうなるかです。

楽天証券の付与率は年0.048%、SBI証券の付与率は年0.03%です。

楽天証券は赤字になりますが、ニッセイ外国株の値下げ後の販売会社報酬はスリム先進国株の現在の報酬と同額ですので、ニッセイ外国株に対する0.048%のポイント付与は行うでしょう。
また、値下げ後のスリム先進国株は0.00805%の赤字になりますが、これは1000万円で805円にすぎませんので、楽天ポイント経済圏を発展させるという大義のために投信ポイント制度は維持されるだろうと考えます。

これに対し、SBI証券は、雪だるま先進国株(販売会社報酬0.03%)と雪だるま新興国株(販売会社報酬0.02%)には投信保有ポイントを付与していません。
SBI証券がポイントを付与しても、楽天証券のように楽天ポイント経済圏を構築するという大義はありませんから、ポイント付与のモチベーションを欠きます。

しかし、先進国株ファンドは看板ファンドです。
仮に楽天証券がポイントを付与するのにSBI証券が付与しないということになると、多くの顧客が楽天証券に流出するリスクがありますから、SBI証券としても投信保有ポイントをしないという決断は簡単にはできません。

そのため、私は、スリム先進国株の販売会社報酬が0.03995%に引き下げられたとしても、SBI証券は0.03%のポイント付与率を維持するのではないかと考えます。


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コメント

0.048%の還元率

楽天証券のポイント還元率0.048%はおかしくないですか?
8万円保有時の還元率は0%ですね。

では、19万9500円保有時の還元率は?
0.048%の還元率じゃないですよね。

最大で0.048%の変動還元率という表現の方が正確のような気がします。

保有額次第では、SBI証券の還元率が有利です。

これが楽天が低コスト投信が登場しても還元率を変えない理由じゃないかなと思います。

No title

コメントありがとうございます。

>最大で0.048%の変動還元率という表現の方が正確のような気がします。

私は、保有額が多額になれば10万円の差は誤差にすぎず、還元率は0.048%に限りなく近づいていくため、0.048%と認識しておけばよいと考えています。
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ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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