コスト比較(楽天バンガードファンドvsVTやVTIを自分で買ったとき)

私は、楽天投信投資顧問が設置した質問箱を利用し、5月9日付けで下記の質問をしました。


楽天バンガードシリーズを買おうと思う人の多くは、バンガード社の米国ETFを自分で購入するケースと比較し、どちらが自分にとって得かを考えると思われます。
保有額が増えるにつれて米国ETFの購入手数料が希釈化されることから、配当再投資にかかる購入手数料を考慮したとしても米国ETFを買う方がコスト面で有利になると推測されます。
もちろん米国ETFを買うか楽天バンガードファンドを買うかの選択の視点はコスト面だけではないことは承知していますが、純資産額が多い楽天全米株と楽天全世界株を例にとり、運用報告書に現れない実際のトータルコストに基づいて、保有額10万円、50万円、100万円、300万円、500万円、1000万円、3000万円、5000万円、1億円で試算していただきたいです。
よろしくお願いいたします。


そうしたところ、先ほど回答をいただきましたので、取り急ぎ読者の皆さまと情報共有します(下記回答に対する私のコメントは次の記事までお待ちください)。



※よろしければ、次の記事をご覧ください。

●モバイルSuicaチャージがロックされたときの対処方法
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1331.html

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たわら男爵様

この度はご質問いただきましてありがとうございました。
遅くなりましたが以下の通りご回答させていただきます。
たわら男爵様のご希望に沿った回答となっているかはわかりかねますが、今後のご参考になれば幸いです。

まず、ETFと楽天バンガードシリーズのコスト面を比較する場合、ETFのコストは購入・売却時にかかるコスト、プラスETFの経費率となる一方、楽天バンガードシリーズは、保有期間に応じたコスト(含むETFの経費率)であることを念頭において比較する必要があります。これは、売買の頻度、金額、保有期間等で有利、不利は変わってきますので、我々の結論といたしましては、どちらがいい、悪いではなく、お客様のごニーズ、環境等に応じて、ETFなのか、投資信託なのかをご判断いただければと考えております。

まず個人がETFを購入した場合で、現時点での弊社が知りうる範囲でのコストをもとに試算しております。試算の前提は以下の通りと致します。
為替レート:110円/ドル
為替(片道):25銭
取引手数料:約定代金の0.45%(税込0.486%)。約定代金が、約1,113.33ドルまでの場合、
手数料は5ドル(税別)、約定代金が、約4,444.45ドル以上の場合、上限20ドル(税別)。
買付時、売却時に往復で手数料がかかることから×2として試算
購入方法:積立ではなく、スポットで購入
ETFの経費率:試算からは除いています(ETF、投信いずれも同じ経費率をプラスオンするため)

一方、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)、楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、楽天VTI)については、四半期に一度開示しております1万口あたりの費用明細(途中経過)を日数乗して使用しております。開示している数値は整数ですが、少数点以下も用いております。
なお、ご質問にあります「運用報告書に現れない実際のトータルコスト」につきましては、具体的に何をイメージされていますでしょうか(運用の精度のお話しでしょうか)。
楽天バンガードシリーズの場合、ETFを売買しているファンドですので、1万口あたりの費用明細で開示している内容をそのまま目安としていただいてよろしいかと存じます。この費用明細作成に際しては、コストの実額を用いて計算しておりますので、もちろん、期によって変動はございますし、過去の実績ではございますが、概ね実態に即していると考えております。

あくまで試算の数値ですが以下の通りです。(十円単位で四捨五入しています、④及び⑤は四捨五入前で計算)

投資額10万円50万円100万円500万円1000万円5000万円1億円
ETFを使用した際のコスト①1600700093002740050100231500458300
楽天VTを使用した際のコスト②200110022001110022200110800221600
楽天VTIを使用した際のコスト③2001000200010000199009950019900
④=①/②(年)7.46.34.22.52.32.12.1
⑤=①/③(年)8.37.14.72.82.52.32.3


スポットで購入することを前提にコスト面のみを比較した場合、長期にわたって保有すればするほどETFが有利となります。また、投資金額が大きくなればなるほど、よりETFが有利になる期間が短期化されます。
ただし、実際は、毎月の積立で活用されるケースが多いと考えられますので、その売買頻度に応じて、ETFが有利になるタイミングが長期化していくことになります。
加えて、十分ご承知おきとは存じますが、ETFと投資信託を比較する場合、運営コスト以外にも税制面などそれぞれ商品性のメリット、デメリットも存在いたします。
従いまして、最終的には、お客様のごニーズ、環境等に基づいて、ご判断いただければと考えております。

基準価額には、全てのコストに加え、運用の巧拙といった部分まで含まれております。従いまして、基準価額の推移をウォッチいただき、何かお気づきの際にはご連絡いただければと思います。

楽天バンガードHEADS運営担当


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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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