【勝手に助言】これがセゾン投信の生きる道

かつてセゾン投信は、インデックス投資家の間で一世を風靡しました。

しかし、栄枯必衰は世の常です。
セゾン投信もその例にもれず、ブロガーミーティングに参加した投信ブロガーに対し、

「最近の超々低コストのファンドには歯が立たないことを十分に承知しており,それ以外の点でどう訴求力を維持していくかについての意見を求めたい」
https://eqkk.blog.fc2.com/blog-entry-574.html

と泣きつく始末です。

しかも、参加した投信ブロガーはなぜかセゾン投信に非常に好意的であり、セゾン投信に対して一生懸命アドバイスをしています。



※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●投資なんか、おやめなさい(セゾン投信ブロガーミーティングへの雑感)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1257.html#more

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12年前のあなたは、低コストこそが長期投資にとっての正義であると確信し、低コストを実現するため、無駄なコストを徹底的に省き信託報酬もギリギリまで小さくしたと胸を張りました。

そして、12年前のあなたは、セゾン投信が本気で正しい理念、すなわち低コストを実践する姿を示し続けることで、多くの生活者がいずれ正しい選択、すなわち「セゾン投信の運営するファンドを買ってくれるはずだ」という信念を持ってひたすら頑張ると宣言をしたはずです。

しかし、今のあなたは、「最近の超々低コストのファンドには歯が立たない」と最初から勝負を捨ててしまっています。
そして、低コスト以外で訴求力を維持する方策を投信ブロガーに尋ねる体たらくです。

よく考えてみてください。

セゾン投信の大義の旗は低コストであり、セゾン投信の多くの顧客はその大義に共感してセゾン投信の顧客となったわけですから、セゾン投信が低コストという大義の旗を自らおろせば、もはやセゾン投信に訴求力など残るはずがありません。

その上で、バンガード社のCEOの次のメッセージを噛み締めてください。

バンガードの行うことはすべて、投資で成功する最良の機会をお客様に提供することを目的としています。
私たちは、お客様が最高の利益を追求する上で私たちを頼りにしてくださっているという確信のもとに会社を築いてまいりました。
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/articles/resources-learning/saving-investing/ceo-changing-way-world-invests.htm


セゾン投信が行うことはすべて、投資で成功する最良の機会を顧客に提供することを目的としていますか?

もし確信をもって断言できるのであれば、答えはおのずと明らかです。
あなたのその確信を、丁寧に、具体的な根拠を示して、粘り強く顧客に説明するだけで足ります。

セゾングロバラには、ずっと前から投信ブロガーが疑問に思っていることがあります。
あなたは、速やかにこの疑問に対する回答を示すべきです。

(1)なぜベンチマークを作り、堂々とインデックスファンドであると宣言しないのか?
(2)なぜコストが安そうな米国ETFでなく、コストが高そうなアイルランド籍の投資信託を保有するのか?

その上で、投資で成功する最良の機会は、最近の超低コストインデックスファンドを保有することではなく、セゾングロバラを保有することである旨を、丁寧に、具体的な根拠を示して、粘り強く説明すべきです。

最後に、中野社長に対し、次の言葉を勝手に贈ります。



全国制覇を成し遂げたいのなら もはや何が起きようと揺らぐことのない-断固たる決意が必要なんだ!!




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コメント

その通りですね

セゾン投信は設立から10年余り。当時としては低価格な商品でしたが今では割高な商品となりました。今の低価格路線に至る刺激剤としての役割はあったでしょうが、もはや引退時ですね。私が不思議に思うのは老舗ブロガーさんたちがこの商品を肯定的に扱っている点です。日頃は手数料の最低化を提唱しているにも関わらずそのことには触れず枝葉末節な議論に終始していましたね。ブロガーとして功成り名遂げた人たち?はこうなるのでしょうか。たわら男爵にはいつまでも本質を鋭く指摘した記事をアップしていってくださることを期待しています。

No title

コメントありがとうございます。

>セゾン投信は設立から10年余り。当時としては低価格な商品でしたが今では割高な商品となりました。

セゾン投信が信託報酬の引き下げを行わないのであれば、まずなすべきことは、「超低コストファンドと比較しても、現在の信託報酬は割高ではない」ということを具体的な根拠に基づいて説明することしかありません。

中野社長の求める訴求力は、結局のところ商品自体の魅力に尽きるわけで、コストを含めて商品に魅力がなければ顧客は離れていくという実にシンプルなものだと考えます。

>私が不思議に思うのは老舗ブロガーさんたちがこの商品を肯定的に扱っている点です。

投信ブロガーには、チームニッセイよりも強固なチームセゾンが存在すると考えるほかありません。

彼らはセゾンが好きなのです。
理屈ではありません。

>たわら男爵にはいつまでも本質を鋭く指摘した記事をアップしていってくださることを期待しています。

たわら先進国株を切り捨てた私に怖いものはもう何もありません。
ご期待に沿うべく頑張ります。

投資先ファンド

12期運用報告会の資料を読むと、(米国株式に投資を行うアイルランド籍のファンドをより手数料の低い米国籍のファンドへ移行しました」との記載がありましたので、多少ではありますが改善されているのではないでしょうか。

No title

普通に考えれば、信託報酬が安いほどいいのに、それをきちんと指摘できない老舗ブロガーは、気を遣っているか、悪い言い方をすれば、何か接待でもされてるんじゃないかと思ってます。

だから、男爵さんはたぶん、ミーティングには呼ばれないですね。

男爵さんがセゾンを褒めだしたら、何か接待されたんだなと思うことにします。まあ、私でも何かもらえれば褒めるかもしれません。

2014年のセミナーを思い出しました。

たわら男爵さま􏳐􏳑􏳒􏳓􏱺􏳔􏱦􏳐􏰣􏳕􏰣􏳖

2014年3月2日に、セゾン投信のセミナーで(1)、(2)に似た質問をして、回答をもらいました。

(1)今のような、インデックスの組み合わせではなく、シンプルに、FTSE-worldに連動させたファンドに、コストを下げるためにも、切り替える予定はないのか?

→今のところ、予定はない。バンガード側が、個々のマザーファンドで使っているインデックスを、例えばMSCIからFTSEに切り替える可能性はある。その場合、バンガード側が決めることなので、直前にならないと、セゾン投信側には、教えてもらえない。

(2)マザーファンドが出す配当に対して、どのように課税されているのか?なぜ、税金の上で不利な国のファンドを使っているのか?

→バンガード側が、圧倒的に立場が強く、この不利なマザーファンドしか売ってくれない。

セミナーに出席する前に、いったん所有しているセゾン投信の全てを売却していました。売却益への課税が約20%になる前、2013年の年末に、売却しておきたかったからです。

セミナーに参加し、セゾン投信を買うべき理由は、一切ないと確信し、セミナー後、中野社長と、握手をして帰りました。セゾン投信の口座は、躊躇なく閉鎖しました。

2013年末の売却益を考えても、その後、さらにバンガードのETFで運用して得られている含み益を考えても、セゾン投信に対して、「感謝」という感情しか、持てません。

セゾン投信は、準備段階から知っていて、募集後、すぐに口座を開設した記憶があります。準備段階のセミナーに参加していた人たちと、2014年のセミナーに参加している人達では、リテラシーが、全く違うという印象を持ちました。

いろいろな意味で、中野社長に同情するところが、あります。

リテラシーの高い客層は、すでに2014年の時点で、離れているので、今のようなスタイルに変わっていってしまったのかと思われます。

No title

コメントありがとうございます。

>12期運用報告会の資料を読むと、(米国株式に投資を行うアイルランド籍のファンドをより手数料の低い米国籍のファンドへ移行しました」との記載がありました

投信ブロガーであれば誰でも「なぜVTを買わないのか」という疑問を持っています。
あるいはVT三分の計でもよいのですが、米国ETFを買うよりも現在の運用手法が優れていることに関し、セゾン投信は明らかにしてほしいです。

せっかくブロガーミーティングに出席する機会を得たわけですから、セゾン投信の人はみなホスピタリティ精神にあふれているなどという情報はどうでもよいので、この点に切り込んでほしかったところです。

>普通に考えれば、信託報酬が安いほどいいのに、それをきちんと指摘できない老舗ブロガーは、気を遣っているか、悪い言い方をすれば、何か接待でもされてるんじゃないかと思ってます。

ブロガーミーティングに招待され、中野社長その他のセゾン投信関係者から手厚いもてなしを受けるわけですから、非常に良い気分になると思います。

三菱UFJ国際投信もそうですが、ブロガーミーティングの狙いは、特定のブロガーに特権的な待遇を与えることで、そのブロガーを自社の味方に取り込むことであると考えられます。

>男爵さんはたぶん、ミーティングには呼ばれないですね。

私を招いても、招いた側にいいことはないですからね。

>マザーファンドが出す配当に対して、どのように課税されているのか?

アイルランドは配当課税をしないので、アイルランド籍の投信は課税の点では有利です。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-888.html

>バンガード側が、圧倒的に立場が強く、この不利なマザーファンドしか売ってくれない。

なぜ米国ETFを買わないんでしょうね。
楽天にできたことがセゾンにできなかったとは思われません。

自身の信託報酬を正当化するためにあえて複雑にしたのではないかとの疑問に対し、セゾン投信はきちんと答えるべきだと考えています。

補足します。

>アイルランドは配当課税をしないので、アイルランド籍の投信は課税の点では有利です。

たわら男爵さま

2014年、前述の質問の前に、たわら様が書かれた上記の内容を確認する意図の質問をしております。

セゾン投信の回答としては、米国株をアイルランド籍ファンドを経由することで、配当に30%課税されているので、不利です。と、言うものでした。

セゾン投信の認識として、この現状は、変えたいが、バンガード側が、このファンドしか売ってくれない。というものでした。

税金の専門家ではないので、セゾン投信が、そういうのであれば、信じるしかない。あえて不利な嘘を言うはずがないと思いました。

そこで、「税金の上で不利な国のファンドを使っているのか?」と言う質問を、続けてしました。

12期の資料に、米国籍ファンドに、移行したと、書かれているのであれば、素直に、セゾン投信に、バンガード側が、やっと半歩譲歩してくれたものと理解します。

なお、関連する内容をk-zone.co.jpより、引用しました。この記事にある通り、アイルランドが課税しなくても、米国側で、課税されていると、認識しておりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例えば、公募株式投信が日本から米国株に投資した場合は、日本と米国の間では租税条約が結ばれているので、米国株配当金に対する源泉徴収課税率は軽減税率の10%が適用される。仮にファンド組入米国株の予想平均配当利回りを5%とすると、実質的な配当利回りは4.5%(=5%x90%)に下がる。米国株に投資する場合でも、外国籍投信を介し、ケイマンやルクセンブルグなど一般にタックスヘイブンと呼ばれ、米国との間で租税条約を結んでいない国から投資すると、10%の軽減税率は適用されず、源泉徴収課税率は30%にアップする。

引用、ここまで。

下記より引用。
https://www.k-zone.co.jp/study/learning/fund/selection/189.html


>楽天にできたことがセゾンにできなかったとは思われません。

そうですね。セゾン投信には、楽天と比べると交渉力がないだけの話だと思います。

No title

補足説明、ありがとうございます。

>セゾン投信の回答としては、米国株をアイルランド籍ファンドを経由することで、配当に30%課税されているので、不利です。と、言うものでした。

私は、アイルランド籍のファンドも日本籍のファンドと同じだと思い込んでいましたが、違ったんですね。

そうすると、なおさら、楽天のように米国ETFを買うだけ投信を作ればよかったように思えますね。

No title

ブロガー接待というと経営破綻したPHS事業者を思い出します。

No title

コメントありがとうございます。

>ブロガー接待というと経営破綻したPHS事業者を思い出します。

残念ながら、私は何も思い出せませんでした。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

●「誰でもできる超簡単ほったらかし投資」(カテゴリ「【公開】誰でもできる究極の投資」)はこのブログの全エッセンスを1記事に凝縮したものです。
●カテゴリ「この投資信託がすごい」では、ベストバイファンドの具体名を明示しています。
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