国民年金の免除の具体的なやり方はこれだ

国民年金の掛金は、法定減額される国民健康保険料とは異なり、申請しないと減免されません。

国民年金保険料は納付義務がありますので、減免基準に該当しない人は納付しなければなりません。
納付しないと延滞税が掛かり、給与の差押え等を受けます。
破産しても免責されません。

これに対し、減免基準に該当する人であれば、申請すれば簡単に減免されます。
免除を受ければ、掛金を1円も支払わなくても、半額の年金が支給されます。

支払った掛金以上のリターンを得るには、現行制度の枠組が維持されることを前提としても85歳以上の長生きをする必要があることは、以下の記事をご覧ください(支給額が減額されたり支給年齢の引き上げがなされれれば、もっと長生きしなければならなくなります)。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-80.html

私は、国民年金の一番のメリットは、不確かな年金給付ではなく、障害年金や遺族年金の保障を受けられる点にあると考えています。
免除申請をしておけば、障害年金や遺族年金は、全額納付者と同じ保障を受けることができます(ただし、単に未納したのでは駄目ですので、きちんと減免申請をしなければなりません)。

そこで、免除申請をすることにしました。
具体的なやり方は以下のとおりです。

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1 以下のサイトの記載を熟読し、免除申請書をプリントアウトする。

http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html
(6の申請方法の箇所からPDFをダウンロードできます)

2 免除申請書の必要事項を記載する。

(1)2015年1月から12月までの所得を基準に判断してほしければ、審査希望年を「平成28年」とし、日付は2016年7月1日付にし、7月1日以降に届くようにすること。

(2)誤記したときは、二重線で訂正し、その上に訂正印を押す(氏名の後の捺印は不要だが、誤記したときは訂正印と同じものを氏名の後に押しておくこと)。

(3)事前に確定申告をしておく必要がある(2015年1月~12月までの所得の確定申告は2016年3月)。

3 年金手帳の年金番号が記載されているページを1枚コピーする。

4 免除申請書、年金手帳のコピーの2枚の紙を封筒に入れ、切手をはり、市役所の国民年金係に郵送する。

5 3~4か月後、忘れたころに免除決定の通知書が届く。 

【注意点】

1 国民年金の減額ないし免除は、上記1のサイトに記載されている所得金額だけから機械的に審査されます。自宅があり、多額の金融資産があっても関係ありません。

2 免除申請書に継続審査を希望するしないという欄がありますが、するに丸をつければ、翌年からは自動審査してくれます。免除申請書を送るのは最初の1回で済みます。

3 確定申告は毎年しておかなければなりません。3月に確定申告し、7月に免除申請(最初の1回だけ。2年目以降は自動審査)をするというタイムスケジュールになります。

(1)市役所に簡易申告する方法もありますが、私はそのやり方は良く分かりませんし、おそらく市役所に行って色々する必要があると思って、税務署の確定申告にしました。

(2)税務署の確定申告であれば、納税地(住所地)の税務署に郵送するだけです。売却益・配当益の還付を受けたいときも、特定口座の年間取引報告書を同封するだけで、難しいことはありません。

また、郵送ではなく持参しても、列を無視してすぐに窓口で受理してくれます(あの列は確定申告書の書き方を相談したい人の列ですので、提出するだけの人は並ばなくても良いです)。

(3)所得が33万円までであれば、国民健康保険料は3割で済みます(国民年金と異なり、免除制度はなく、最大で7割が法定減額されます。法定減額ですので申請不要で自動的に減額されます)。
そのため、株や投信を売却し、売却益・配当益を33万円以下にして申告すれば、2割(売却益・配当益が30万円なら6万円)の税金が還付されます。

・ 所得税は確定申告書に記載した銀行口座にすぐに還付されます。1か月も掛かりません。びっくりするほどすぐに返金してくれます。
・ 住民税は5月か6月頃に市役所から送金先の銀行口座を指定してほしいという手紙が届きますので、必要事項を記載して返送すれば良いです。

(4)特定口座源泉徴収ありの口座であれば、年間取引報告書を自動的に郵送してくれます。
複数の証券会社に特定口座があれば、売却益と配当益の合計額が33万円以下になる特定口座を選択し、その1社だけ(2社分を足して33万円以下であれば2社分)の年間取引報告書を添付すればよいです。

4 既に年金を前納しているときは、還付は受けられません。たとえば、2015年4月から2017年3月分を前納し、その後の2016年7月に免除申請をして認められても、免除されるのは2017年4月以降の分だけです。

※ ネットでは、免除決定がなされれば前納分は還付を受けられるとの記載があります。年金事務所に確認したところ、免除申請から免除決定までには3~4か月かかるため、免除申請後に念のために前納した人に対する救済措置だということでした。


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コメント

No title

こんにちは。

>国民年金の一番のメリットは、不確かな年金給付ではなく、障害年金や遺族年金の保障を受けられる点にあると考えています。

同意です!

それにしても、こいったやり方があるんですね。初めて知りました。

No title

りあるむえさん

お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
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http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

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