【徹底解説】PayPayの新キャンペーンとクレジットカード上限の大幅改悪

スマホ決済のPayPay(ペイペイ)ですが、本日、第2弾の100億円キャンペーンが発表されました。

※初稿投稿後、100億円キャンペーンが発表されましたので、初稿を大幅に改訂しました。



※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●証券会社のミスは証券会社に確認しよう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1204.html

●三井住友・DCつみたてNISA・日本株の上方乖離の原因が判明しました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1203.html#more

●【基礎知識】三重課税コスト
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1202.html

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まず、ペイペイ社は、14日前、3Dセキュア認証の実装と同時に発表したばかりのクレジットカードの上限について、次のとおり大幅に改悪しました。

●クレジットカードご利用時の上限金額の変更について
https://www.paypay-corp.co.jp/notice/20190204/01/
本人認証をされたクレジットカードでのお支払い時の上限金額は、過去24時間で2万円、過去30日間で5万円になります。
本人認証をされない場合、クレジットカードでのお支払い時の上限金額は、過去24時間および過去30日間で5千円になります。
Yahoo! JAPANカードによるチャージをご利用いただく場合、本人認証が必須です。本人認証がされていない場合、Yahoo! JAPANカードによるチャージはご利用いただけません。認証後のチャージ上限金額は、過去24時間で2万円、過去30日間で5万円となります。
なお、今後、特定の条件を満たしたお客様には、ご利用の上限金額を引き上げることを検討してまいります。


この改悪によって、クレジットカードをペイペイに紐づけ、クレジットカード経由でペイペイ決済するという方法は、事実上封じられました。

ペイペイの最大の利点は、事前に残高チャージしなくても、紐づけたクレジットカードから自動チャージがなされる点でした。
だからこそ、事前に残高チャージしなければ使えないLINEペイよりも利便性に優れていたわけですが、今回の改悪でそれも過去のものになってしまいました。

ペイペイは、1月21日付けで3Dセキュア認証に対応し、クレジットカードの上限額を顧客に周知したばかりです。
わずか14日での大幅な変更では、ペイペイ社が場当たり的な対応をしているとの疑いを誰もが抱くことでしょう。そして、その疑いはペイペイ決済に対する信頼性の喪失を意味します。

非常に残念な改悪です。

さて、ペイペイ社は、社長が本日、記者会見し、第2弾の100億円キャンペーンを発表しました。
https://image.paypay.ne.jp/pdf/pr20190204.pdf

概要は次のとおりです。

(1)実施期間
2月12日午前9時から5月31日まで。
ただし、付与額が100億円に到達したら途中で終了する。終了時には事前予告あり。

(2)20%バックの条件
ペイペイ残高払いをすること。
YJカード払いは、還元率が19%に下がる。
YJカードを除くクレジットカード払いは、還元率が10%に下がる。

(3)付与上限
ア 各決済ごとに1000円相当を上限として残高バックを行う
※5000円のショッピングで1000円(5000円×20%=1000円)になりますので、決済額が5001円以上になると還元率は20%から下がっていきます。

イ キャンペーンによって付与される総残高は、合計で5万円。
※5000円の決済(各決済ごとに1000円の残高バック)だと、50回(決済額25万円)で上限額に達します。


なお、同時に「やたら当たるくじ」も実施します。
概要です。

(1)内容
抽選で100%残高バックが当選する。

(2)上限
各決済ごとに上限を1000円相当とする全額残高バック。
キャンペーンによって付与される総残高は、合計で2万円。
20%残高バックキャンペーンの5万円の枠とは別建てであり、両者を合計した上限額は7万円となる。

※決済額が5000円だと、20%残高バックキャンペーンによって1000円相当の残高バックが常に行われるため、やたら当たるくじに当選してもしなくても、もらえる残高バックは1000円相当で変わりません。
ただし、20%残高バックキャンペーンとやたら当たるくじの付与上限は別建てなので、決済額5000円でやたら当たるくじに当選すると、20%残高バックキャンペーンの5万円の枠は使わずに済むというメリットがあります。

(3)当選率
10%。ただし、ヤフープレミアム会員は20%。
なお、YJカードを除くクレジットカード決済は、やたら当たるくじの対象外となる。


まず、昨年12月に実施された第1弾の100億円キャンペーンで残高バックがある人は、これを使うチャンスです。

※カスタマーセンターに問い合わせたところ、第1弾キャンペーンで付与されたペイペイボーナス払いをしたとき、本キャンペーンの適用対象となるかどうかはカスタマーセンターでは把握していないということでした。
それで電話を終わろうとするので、私の方からカスタマーセンターのほうから担当部署に確認して私に連絡するようにお願いして連絡待ちの状態です(2019.2.5追記あり)。

つぎに、ペイペイ残高がなかったとしても、ペイペイの加盟店を利用する予定がある人は、20%バックは破格といえますので、ぜひ参加すべきです。

まだペイペイ残高チャージをしたことがない人は、2月12日午前8時まで、5000円以上のチャージで1000円相当のペイペイ残高バックキャンペーンが始まりましたので、利用してください。
https://paypay.ne.jp/promo/addmoney/

また、YJカードによってペイペイ残高チャージをすると(上限は、直近24時間2万円、直近30日間5万円)、チャージの際、1%のYJカードのショッピングポイント(Tポイント)が付与されます。
銀行口座からのチャージではポイント付与されないため、今後は、

(1)kyashリアルカードを5000円使い切る(還元率3%)
(2)3Dセキュア認証したYJカードを直近30日間で4万5000円使い切る(還元率1%)
(3)YJカードで残高チャージ(1%のTポイント付与)してペイペイ残高払い

の順番でペイペイ決済をするとよいでしょう。

ただし、今回のキャンペーンを満喫するためには、今回のキャンペーン期間中はkyashリアルカードは使わず(残高バック率が10%に下がるため)、(2)のYJカード払いから始めるのがよいでしょう。

※還元率を追求するのであれば、(3)が最も有利です(YJカードでの残高チャージ時に1%、ペイペイ残高利用時に20%)。
ただし、ペイペイ残高は使い切る必要があるため、キャンペーン終了後に継続的に利用する店舗(クレジットカード決済を導入しておらずペイペイ決済しかできない店舗)があればYJカードでのチャージを優先し、なければペイペイ残高を残さないように3Dセキュア認証したYJカード決済を優先したほうがよいと考えます。

ちなみに、私のペイペイ残高は、現在12万6892円です。

実は、最近、近所の定食屋(週に3回ほどランチを食べに行っているところです)がペイペイを導入しました。
毎回864円(デザートを付けると1026円)×週3回×4週間で毎月1万円から1万2000円ほど使っていますので、10か月ほどで使い切る計算になります。

ペイペイに紐づけているkyashリアルカードは3Dセキュア認証に対応していませんので、現在の残高がなくなったら毎月5000円しか使うことができません(YJカードの還元率は1%のため、ペイペイ自体の還元率0.5%と合わせても1.5%にしかならないためです)。
ただし、この定食屋はクレジットカードが使えませんので、キャンペーンが終わったとしても、ペイペイを利用し続けるメリットがあります。

このように、今回の改悪によって、ペイペイの利用先はクレジットカードが利用できない店舗での少額決済が中心になってしまいそうです。

還元率3%のLINEビザカード(年内に新規発行予定)を紐づけてクレジットカード決済ができるようになるLINEペイや、各種クーポンを豊富に発行するオリガミペイ(kyashリアルカードを支払先として紐づけることができます)、楽天ポイント(期間限定ポイントも対象)を支払いに充当できる楽天ペイ(kyashリアルカードを支払先として紐づけることができます)と比べると、ペイペイは明らかに決済手段として劣後しています。

ペイペイの唯一の強みは、大型キャンペーンの実施期間を除けば、加盟店手数料が3年間無料であるため、これまでクレジットカードを導入していなかった店で利用することができるという1点だけです。

しかし、事前に残高チャージが必要になってしまったペイペイがスマホ決済の王者になるとは到底思えません。
3Dセキュア認証の実装に伴うクレジットカード決済の上限額の変更からわずか14日での大幅改悪は、今回の第2弾の100憶円キャンペーンの間だけ利用して、キャンペーン終了後は見向きもされないという悲しい結果をもたらすのではないかと思えてなりません。

【2019.2.5 16:40追記】
以前としてペイペイ社からは連絡がありません。
しかし、キャンペーンページの記載が下記のとおり変更され、昨年の12月の20%残高バックキャンペーンで付与されたペイペイ残高を使ってペイペイ決済をしたときも今回の20%残高バックキャンペーンの対象となることが明記されました。

銀行またはYahoo! JAPANカードからチャージされたPayPay残高(PayPayライト)、各種キャンペーンなどで付与されたPayPay残高(ボーナス/ライト)も20%付与の対象です。
https://paypay.ne.jp/promo/10billion-campaign/


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コメント

No title

いつも参考にさせていただいています。
本記事の以下の記載は、キャンペーン以外の通常時の決済はこうしたほうが良いよということでしょうか。
今回のキャンペーンは普通に銀行口座からチャージしてpaypay残高で決済すれば一番シンプルで得な気がしたのですが、あっていますでしょうか。
あまり理解が追い付いておらず恐れ入りますが、ご確認をお願いします。


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銀行口座からのチャージではポイント付与されないため、今後は、

(1)kyashリアルカードを5000円使い切る(還元率3%)
(2)3Dセキュア認証したYJカードを直近30日間で4万5000円使い切る(還元率1%)
(3)YJカードで残高チャージ(1%のTポイント付与)してペイペイ残高払い

の順番でペイペイ決済をするとよいでしょう。
-------------------------------

No title

コメントありがとうございます。

>今回のキャンペーンは普通に銀行口座からチャージしてpaypay残高で決済すれば一番シンプルで得な気がしたのですが、あっていますでしょうか。

もっとも得な方法は、YJカードで残高チャージをすることです。

1%のTポイントと20%のペイペイ残高バックで還元率が21%となります。

ペイペイは残高チャージすると出金できないため、不要な残高チャージは極力避けるべきです。
今回のキャンペーンは小口決済がメインとなりますし、ペイペイ決済ができる店舗自体それほどの数がありませんので、ほとんどの人はYJカード決済の枠を使い切らないと思われることから、まずはYJカード決済から利用することをお勧めしました。

(1)kyashリアルカードを5000円使い切る(還元率3%)

⬅︎キャンペーンで5,000円チャージ1,000円バックをしたことがない人限定?
還元率3%とは?(KYASH2%と残りの1%は? )

(2)3Dセキュア認証したYJカードを直近30日間で4万5000円使い切る(還元率1%)
⬅︎1ヶ月のMAXは5万円であることはわかるけれど、30日間で使い切る必要性はこるいかに?(早くキャンペーンが終了してしまうリスクへのヘッジ? )

(3)YJカードで残高チャージ(1%のTポイント付与)してペイペイ残高払い
⬅︎30日間で、(1)と(2)が終わった後の話?
また月が変われば(2)?

この辺りは理解できない方多いかもですね

No title

ご回答ありがとうございます。
確かに仰る通り、YJカードのチャージが一番得なようですね。
paypay決済の現金とYJカードの1%の差のためにカードを作るかというところになりますが、少し考えてみようと思います。
ありがとうございました。

No title

YJカードでの残高チャージとカード決済は別枠なんでしょうか?
あとpaypay残高の銀行接続という部分が何を意味するのかも気になります。

No title

記事の更新が毎日の一番の楽しみです。
paypayで使える保有カードが楽天ゴールドカードのみでYJカードを持っていません。
その場合は(2)のYJカードを楽天カードに置き換えて利用すれば一番お得なのでしょうか。

使用は主にファミマ、ローソンで合計月に1万円程度です。
普段は楽天ペイでの使用がメインでpaypay残高が170円しかありません。
楽天ポイントでスリム先進国を買いたいのでキャンペーンが終わると楽天ペイに戻ります。

恐れ入りますがアドバイスを頂ければ幸いです。





No title

コメントありがとうございます。

>キャンペーンで5,000円チャージ1,000円バックをしたことがない人限定?

kyashリアルカードが有利なのは、キャンペーン中ではなく、その前後の話です。
キャンペーン中だと、ペイペイ残高の還元率が10%になって損をします。

>還元率3%とは?(KYASH2%と残りの1%は?)

kyashリアルカード2%+それに紐づけした他社クレジットカード(例えば楽天カード)の1%です。

>1ヶ月のMAXは5万円であることはわかるけれど、30日間で使い切る必要性はこるいかに?

別に枠を使い切る必要はありませんが、まずはYJカード決済で5万分(キャンペーン中でなければkyashリアルカードで5000円を使った残りの4万5000円分)を使ってからYJカードによるペイペイ残高チャージをしたほうがよいという意味です。

>30日間で、(1)と(2)が終わった後の話?
また月が変われば(2)?

ペイペイは月単位ではなく、純粋に直近30日間の決済額の合計で上限を決めます。

そのため、直近30日間で、まずはクレジットカード決済で5万円を使い、つぎにYJカードによる残高チャージで5万円を使い、最後に銀行口座からの残高チャージをするという順番で使うべきです。

>paypay決済の現金とYJカードの1%の差のためにカードを作るかというところになりますが、少し考えてみようと思います。


今回のキャンペーンは長いので、YJカードを作っても使う機会は十分にあります。
とはいえ、YJカードをあえて作らなくても、銀行口座からの残高チャージをすれば20%残高バックですから、それでも非常に得です。

まずはキャンペーンを利用してペイペイを使ってみて、身近なよく使う店があるかどうかを確認してからYJカードを作るかどうかを決めればよいと思います。

>YJカードでの残高チャージとカード決済は別枠なんでしょうか?

別枠です。ペイペイ社に確認しました。

>paypay残高の銀行接続という部分が何を意味するのかも気になります。

ネットでみんなが騒いだせいか、いまは削除されていますね。

>paypayで使える保有カードが楽天ゴールドカードのみでYJカードを持っていません。
その場合は(2)のYJカードを楽天カードに置き換えて利用すれば一番お得なのでしょうか。

銀行口座からの残高チャージ一択です。
楽天カードでは、ペイペイ残高の還元率は10%に半減してしまうからです。

>使用は主にファミマ、ローソンで合計月に1万円程度です。

事前に必要な金額を銀行口座からペイペイ残チャージして使うのがよいと思います。
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Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
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ブログ開始日 2016年3月1日

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●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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