もしたわら先進国株よりも低コストな投信が発売されたらどうする?(1)

既に投信を保有しているときに、もっと低コストな投信が新たに発売されたとしたら、果たして乗り換える方が得かどうかというお話です。

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なお、投信の乗換えといっても、既存投信を売却して新たな投信を買うだけのことですので、既存の投信に含み益があればそれが売却によって確定します。その結果、含み益の2割が税金として天引きされることになります。
つまり、投信の値上がり益は、含み益である限り課税されないのに対し、売却によって利益を確定させてしまうと課税され、手元には8割しか残らないのです。

たしかに、いずれは課税される以上、早いか遅いかの違いでしかないのですが、課税時期を遅くさせることができれば、課税によって失われるであろう2割の利益に相当する金を運用してその運用益を手に入れることができるため、有利になります。

そういうわけで、含み益が発生している投信は、気軽に別の投信に乗り換えることができないのです。

ところで、私は、SMTグローバルバランスファンドを10年ほど毎月積み立ててきました。
これは10年前は低コストだったのですが、たわら先進国株には到底太刀打ちできません。

http://www.masuitousi.com/blog-entry-1026.html
(出典は「ますい画伯とインデックス投資?」)

上記リンク先の一覧表によれば、SMTグローバルバランスファンドの信託報酬は税込0.54%、信託報酬を含む実質コストは税込0.61%です。マザーファンドの信託財産額も2720億5000万円であり、非常に大きな規模です。

これに対し、ニッセイ外国株の信託報酬を含む実質コストは税込0.56%であり(上記リンク先の一覧表参照)、たしかにトータルコストは安いものの、その差は0.05%(1000万円当たり5000円の差)しかないことから、乗り換えることまではしませんでした。

しかし、昨年12月にたわら先進国株が発売され、状況は激変しました。
たわら先進国株の推定実質コストは税込0.257%であり、その差は年間0.353%です。1000万円を運用すれば、たわら先進国株の方が毎年3万5300円も安くなります。
しかも、たわら先進国株のマザーファンドの信託財産額は3192億円で、SMTグローバルバランスファンドの2720.5億円を上回ります。

とはいえ、一時期は含み益が100%を超えていたこともあり、相当な金額が課税されるため、乗換えのタイミングを見計らってきました。
そうしたところ、今年頭の株価の下落で含み益が60%ほどに減ったことから、1月の半ばに全て解約し、無リスク資産から一時的に資金を借用し、売却日と同じ日にたわら先進国株を購入しました。
ただし、それでもある程度の金額が課税されたことから、含み損があった新興国株投信を売却し、その売却代金相当額もたわら先進国株に投下しました。

ちなみに、同じ証券会社の特定口座内での売買ですので、損益は通算され、SMTグローバルバランスファンドの売却時に天引きされた税金相当額が新興国株投信の売却時に還付されます。
つまり、特定口座内に確定利益があれば、含み損が発生している投信を売却することで、既に天引きされていた2割の利益が還付されることになり、確定損は8割で済むことになります。

そして、そのまま現金で保有すれば確定損は取り戻せませんが、たわら先進国株を買えば、たわら先進国株が値上がったときに含み益となるため、確定利益の税金相当額の支払時期を繰り延べるのと同じ結果になります。

次回に続きます。



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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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