【補訂版】入金力とはイージス艦の迎撃ミサイルである

最近、投信ブロガーの中で「入金力」というパワーワードが流行しています。
その論調を見ると、どうもこれに否定的な反応を示す人がなぜか多い印象を受けます。

しかし、私は断言します。

入金力(毎営業日積立てをするパワー)こそ正義であると。

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最近、私はペイペイに夢中です。

何を買っても20%残高バックされ、10%の確率で全額バックが当選する。
しかも、決済をした瞬間に当選したかどうかがスマホに表示される。

これにはものすごい中毒性があります。

しかも、ボーナス残高の付与予定日は来月10日です。
調子に乗った転売屋は、おそらく高確率でボーナス残高没収の憂き目にあうことでしょう。
これまでヤフーショッピングやソフトバンク携帯で転売屋と戦ってきたヤフーソフトバンク連合を舐めてはいけません。彼らは必ずやります。switchを2台3台買ったと嬉しそうに報告している人がネット上に無数にいますが、来月10日の人生ドラマの予告編のライブ中継を見ているようで、私は胸のドキドキが止まりません。

さて、ペイペイは社会現象を巻き起こすことに成功しました。
15秒のテレビCMが1回100万円として、その1万回分と考えると、今回の100億円のキャンペーン資金は十分にペイするものといえます。
しかも、ペイペイは来月10日が第2のスタートです。今回のキャンペーン資金100億円が顧客のスマホにチャージされるからです。
ペイペイ社は、現在、それを口説き文句にして、これまで現金決済だった小さな商店を加盟店にすべく営業活動をしているはずです。そして、今回の社会現象を体感した無数の商店主がペイペイに興味を持ち、自ら進んでペイペイ社にアクセスし、加盟店契約を申し入れていることでしょう。

それもこれも、ペイペイ社が100億円を顧客に配るという前例のないキャンペーンを打った成果ですが、ペイペイ社がこのようなキャンペーンを打つことができた理由はバックに豊富な資金力を持つソフトバンクがいたからです。


資本主義社会では、基本的に金がある者が有利な立ち位置をとることができます。
それはインデックス投資も全く同じです。

インデックス投資で成功するためには、

長期、分散、つみたて投資とその継続を低コストで行うこと(@バンガード社)

が必要です。

保有している投資信託が値下がりしたとしても、毎営業日積立てをしている限り、それはバーゲンセールです。良いものが安く買えるわけですから、毎日が楽しくてたまりません。
しかし、毎営業日積立てをする資金が尽きた時、バーゲンセールは終わりを迎えます。保有資産の目減りを耐えるだけの日々が始まり、そしていつしかそのような日々に耐えきれなくなって投げ売り、市場から退場してしまいます。

長期的には世界経済は右肩上がりであるという前提を信じるならば、暴落によるバーゲンセールに参加しなかったとしても、それは単に儲けが減るだけにすぎず、損をするわけではありません。
したがって、何があろうとストロングホールド(買ったら絶対に売らない)をすべきであって、インデックス投資に損切りという概念は存在しないのですが、人は誰しも弱いもの。何かにすがらなければ生きていくことはできません。

そこで、バーゲンセールに参加し続けるための入金力が重要な意味を持つわけです。
私がリスク資産への投資を6割にとどめ、4割の無リスク資産を保有している理由も、入金力(毎営業日積立てをするパワー)を確保するためです。もし私に入金力(毎営業日積立てをするパワー)がなければ、きっと相場の暴力になすすべなく降伏し、市場から退場してしまうことでしょう。

入金力(毎営業日積立てをするパワー)を例えるならば、イージス艦の迎撃ミサイルのようなものです。
イージス艦のように、相場からどれほどの攻撃を受けようと、全方向の迎撃システムでその全てから身を守ることができます。
しかし、イージス艦はミサイルがなくなってしまえばおしまいです。もう迎撃システムは機能せず、敵の攻撃から身を守る術は失われてしまいます。

私は、我々がインデックス投資で成功するためには、少しでも多くの入金力(毎営業日積立てをするパワー)を手に入れることで、相場の暴力から身を守る手段を確保し、ストロングホールドをする気持ちを鼓舞し続けることしかないと考えます。

どれだけの暴落に見舞われようと、毎営業日積立てを継続し、


ふはははは、我が入金力の前にひれ伏すがよい


と笑っていられる精神状態をめざしたいものです。


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コメント

No title

入金力・・・その効果はGPIFが証明していると思われます。

ペイペイでSBI証券に入金できるようになればなあ…と思いました。
最早QR決済ではないですが、楽天のポイント運用みたいなイメージで。
楽天バランスファンドは、ポイント運用のお陰なのか最近総資産額の伸びが良くなっています

No title

コメントありがとうございます。

>入金力・・・その効果はGPIFが証明していると思われます。

確かにあれは反則級ですね。誰も勝てません。

>ペイペイでSBI証券に入金できるようになればなあ…と思いました。

Tカードと提携したばかりですので、それを裏切ってペイペイは難しいとは思いますが、

投資信託もペイペイで

というのは面白いキャッチコピーになるかもしれませんね。

クレジットカードを持たないマネックス証券あたりがペイペイと手を組むと、双方にメリットがありそうです。

ビックカメラがPayPay 好景気となっています。

20パーセントバックと全額バックを合わせた30パーセントほどのバックと、クレカ新規特典の年間予算5,000〜10,000ポイントバックでは、どちらの負担が多いと思います?
もし同じくらいなら、表現を変えただけで、ものすごいインパクトになりましたね。

No title

今回の記事、とてもよかったです。
今、自分は余剰資金での入金力がなくなってしまって、月給からの定期積立のみになってしまいました。

https://leveraged1.com/personal-opinion/miscellaneous-thoughts/risk-of-limit-orders#toc4
こちらのブログの記事の後半のようなミスをしてしまいました。
日経平均に連動するフリーETFを指値注文していて、出張に出かけていてキャンセルできず、今年の10月の下落に見舞われて、大金で高値掴みしてしまい現在6-7%の含み損で身動きがとれない状態になってしましました。

これがS&P500に連動するETFであれば、またいつか回復するだろうと気長にまってらますが、日経平均だと・・・・もう今年の10月の水準には戻らないのではと弱気になってしまっています。

現在の含み損は、今年の個別株で得た儲けで損益通算も可能なのですが、日経平均とはいえ、インデックス連動ETFでの損切りは・・・悩みどころです。

No title

コメントありがとうございます。

>20パーセントバックと全額バックを合わせた30パーセントほどのバックと、クレカ新規特典の年間予算5,000〜10,000ポイントバックでは、どちらの負担が多いと思います?

100億円を1万円で割ると100万人です。

楽天カードが公表した資料によると、2017年4月に会員数が1400万人となり、2018年1月には1500万人に増えています。
9か月で100万人の増加ですが、販促費に1会員あたり1万円以上はかかっていると思われますので、楽天カードの販促費のほうが多額であると思われます。

しかし、100億円を顧客にプレゼントすると宣言して社会現象を起こしたペイペイのほうが効果的な金の使い方をしていますよね。

>これがS&P500に連動するETFであれば、またいつか回復するだろうと気長にまってらますが、日経平均だと・・・・もう今年の10月の水準には戻らないのではと弱気になってしまっています。

私も、以前、日経平均が数%下がるとニッセイ日経225を買っていましたが、やはり同じ気持ちになり、ちょっと戻っただけですぐに手放してしまって全く儲かりませんでした。

人間はすぐ忘れる生き物ですから、私も、あれだけ気を揉んで売ったのに、その後も日経平均が下がると買わずにはいられず、何度か同じことを繰り返しました。

欲を出すとうまく行きませんので、淡々と均等額定額積立てを継続するのが一番ではないでしょうか。

No title

確かに、マネックス証券が「投資信託もペイペイで」に動くことは期待できるかもしれませんね。なかなかIDECOに参入しなかったものの、eMaxis Slim 先進国株を引っ提げて参入したのがマネックス証券でした。

入金力=「毎営業日積立てをするパワー」という定義は明解です。男爵様金言集10選に入るのではないでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>入金力=「毎営業日積立てをするパワー」という定義は明解です。男爵様金言集10選に入るのではないでしょうか?

気に入っていただけて、よかったです。

入金力は額よりも心意気です。
それぞれが精一杯のが入金力を注いで、1人でも多くの読者が暴落期を乗り越えてほしいと考えています。

いつも楽しく読ませて頂いております。
PayPayの波もこのブログから学ばせて頂き、活用に至ることが出来ました。ありがとうございます。

日々の投資は楽天証券にてクレカ払いでつみたてNISA含めて5万円上限で行なっておりますが、毎営業日つみたて、楽天証券でも実現する事を祈るばかりです…

No title

コメントありがとうございます。

>PayPayの波もこのブログから学ばせて頂き、活用に至ることが出来ました。ありがとうございます。

お役に立ててよかったです。

>毎営業日つみたて、楽天証券でも実現する事を祈るばかりです

つみたてNISAで導入されたときは、すぐにでも特定口座でも対応するかに思えましたが、動きが遅いですね。

私も、毎営業日積立ての輪が広がることを願っています。
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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入(+特定口座で4万円×4回=毎月16万円の積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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