【必見】意外と知らない追越しの作法

今日は書くことがないため、追越しの作法についてお伝えします。

車を運転する人は必見です。
この記事を読めば、後ろから赤色灯をピカピカさせたパトカーに停車させられて悲しい思いをしなくても済みます。

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私は、4年前にベンツのE250ステーションワゴンを購入し、走行距離は既に8万キロを突破しました。

東名高速道路をよく利用するのですが、その際、メーター速度を110キロにセットし、自動運転に切り替えています。ベンツの自動運転システムはよくできており、クルーズコントロールとは全くの別物です。

※メーター速度は、一般に、実測値の1割増し程度で表示されるようですので、私は、メーター速度110キロは実測100キロと理解しています。

自動運転を作動させると、停車している車は認識しませんが、動いている車であれば認識し、設定速度を上限として自動で加減速し、自動停止までします。
ハンドルも自動でぐりぐり動き、車線逸脱時にはブルブルと強い振動で警告し、一部の車輪だけに自動ブレーキをかけることによって車を車線内に戻してくれます。

しかし、私が110キロで気持ちよくドライブしていると、追越し車線をメーター速度90キロでふさいでいるトラックがいるわけです。
追越し車線に出てきたなら根性出して走れと思うわけですが、トラックには90キロのリミッターが付いていて、それ以上のスピードが出せない仕様になっているので、根性出しても走れないことになっています。

仕方がないので、トラックの後ろに追随して走行車線にどくのを待つことになりますが、中には走行車線が空いているのにどかない車もいます。
トラックはすぐにどきますが、なぜか追越し車線をずっと走っている軽自動車やコンパクトカーに遭遇するときがあります。

この時、自分が走行車線に移り、走行車線でどかない前車と並走し、走行車線で追い抜き、しばらく走行車線を走った後、はるか後方の前車(だった車)をルームミラーで見ながら、別の車を追い越すために追越し車線に戻ると、道路交通法違反となるのかというのが今日のテーマです。


道路交通法2条1項21号
追越し 車両が他の車両等に追い付いた場合において、その進路を変えてその追い付いた車両等の側方を通過し、かつ、当該車両等の前方に出ることをいう。

これを読んでもよく分かりませんので、解説本を見てみます。

上記書籍によれば、上記の条文はこのように解釈されます。

(1)他の車両等に追いついた場合
車両が同一の進路の前方にある他の車両等に対し、おおむね必要な車間距離まで接近した場合という意味である。
後車が前車に追い付いたが、前車との間に必要な車間距離を保って、あるいはそれ以上に接近して同一の速度で進行していた車両が追越し可能な地点に至って進路を変更する場合も、なお追い付いた場合に当たり追越しと解することができる。
「追越し」は、追い付いた場合に進路を変更して、その側方を通過し、前方に出ることをいうのであるから、「追い付かない」前に進路を変更して、その側方を通過し、その前方に出たとしても、それは追越しとはならない。

(2)進路を変え
追越しにおいては、その定義に「同一の進路」という文言が用いられていないが、追越しは車両が同一の進路の前方にある他の車両等に追い付いた場合と解さなければならない。

(3)側方を通過して
後車と前車が並列して進行(並進)するのではなく、時間的及び距離的に見て「通過」としてとらえられる行為であることを要する。
進路を変更して前車の側方に出た場合であっても、そのまま同一の速度で並進を続け、その後に前車の前方に出たとしても追越しとはならない。
「並進」とは、2台以上の車両等が並列して同一方向に進行することをいうが、必ずしも厳密な意味で並んでいる必要はなく、車両の一部が前後して重なっていれば足りる。
一般道路において、後車が進路を変えて、前車の側方に並んで100メートル以上も進行した後、その前方に出たような場合は並進したことになるであろう。しかしながら追越しか単なる並進かの区別については、実際上極めて困難な場合が少なくないが、車両の進行速度や交通の状況等個々具体的に判断するほかはないと考える。
なお、ここにいう「側方」とは、前車の右側方はもとより、左側方も含むものである。

(4)前方に出る
前方とは、後車が前車に追い付いた場合に、その進路を変えて前車の側方を通過して、その前車の進路上に出る場合はもとより、前車の進路上には出ないでそのまま直進する場合も含まれる。
後車がどのくらい前に出たとき「前方に出る」に当たるかについては、後車が前車の前に完全に出た場合はもちろんであるが、必ずしも追い付いた車両等を完全に抜き切ることは必要としない。
しかし、やや頭を出した程度では、いまだ側方通過の段階であり、追い越したことにはならないと解する。その限界は、具体的状況に応じ社会通念によって判断するほかはない。


以上の解釈を前提にすると、設例では道路交通法違反となります。

そこで、走行車線に移動した直後に前車を抜き去るのではなく、1分程度並進し(時速100キロで1分並進すると1.6キロ移動したことになります)、その後に速度を上げて走行車線で追い抜けば、違法な追越しではなく、合法な追抜きとなります。

しかし、走行車線で並進するのは危ないといえば危ないです。
私の場合は、前車にピッタリくっついて走行していると(自動運転なので車が勝手に速度調節して全く同一の車間距離を保って前車を追走してくれます)、大抵はすぐにどいてくれます。

ちなみに、私は、よほど狭い道を除き、法定速度に10キロ上乗せしたメーター速度で自動運転を設定しています。
時々パトカーに追いかけられますが(もう少し先で下り坂になると分かって追走するパトカーもいます)、例え下り坂であっても私は常に一定速度で走行するため(ベンツの自動運転は、急な下り坂でも2~3キロしかぶれず、すぐに設定速度に戻ります)、みんな途中であきらめて去っていきます。

4年前にこの車にかえてからスピード違反を取られることは一切なくなりました。
おかげさまで保険料のゴールド免許割引を受けることができています。


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コメント

たまには

こういう記事もいいですね!

今日は高速乗るのでタイムリーな話題でしたw

No title

コメントありがとうございます。

>今日は高速乗るのでタイムリーな話題でした

よかったです。

No title

メルセデスの自動運転はこういう効用もあるのですね。うっかり速度違反の心配もなくなって、罰金や保険料アップの心配もない。もちろん事故予防にもなるでしょうし。

投資は最大の防御ですね。
クルマを運転する視点からの記事、おもしろいです。またお願いします。

初カキコ

毎日、投資に関する記事で勉強させていただいているものです。
今回のブログの内容は、あまりよくないと感じましたので、初めてコメントさせていただきます。

追い越し、追い抜きの法的解釈はさておき

> ※メーター速度は、一般に、実測値の1割増し程度で表示されるようですので、
> 私は、メーター速度110キロは実測100キロと理解しています。

> 私は、よほど狭い道を除き、法定速度に10キロ上乗せしたメーター速度で
> 自動運転を設定しています。

と言っておりますが、60キロ制限の道で、+10キロのメーター速度70キロで自動運転したとすると、仮にメータ速度が1割増しだとすると、計算上の実速度は約63.6キロとうことになり、制限速度オーバーです。
計算上、+10キロでも制限速度内に収まるのは、制限速度が100キロ以上の場合のみです。
※また、これらの数字はあくまで計算上の速度で、実際に計測しないと誤差がどれほど出ているかなんてわかりません。

制限速度なんて守っていたら、交通の流れを乱しかねない世の中なので、普段の運転が、今回の記事で書かれた状況であることは、なんら問題ないとは思いますが、

私からすると、今回の記事の内容は
 「追い抜き追い越しなどの法的解釈と、違反にならない方法の解説」
に加えて、
 「切符は切られない程度の節度で制限速度は守ってません(法律違反)」
と暗に言っていて、違和感を感じます。

No title

コメントありがとうございます。

>クルマを運転する視点からの記事、おもしろいです。またお願いします。

了解です。

>「切符は切られない程度の節度で制限速度は守ってません(法律違反)」と暗に言っていて、違和感を感じます。

たしかに、制限速度を1キロでも超過すれば道交法違反となりますね。
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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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