三菱UFJ国際投信(eMAXIS Slim)の直販を大胆に予想してみる

日本株を含むスリム全世界株と松井証券の投信保有ポイントの詳細が発表され、残りの年内のイベントは三菱UFJ国際投信の直販だけになりました。

三菱UFJ国際投信は、最近行われたブロガーミーティングではポイント付与やクレジットカード投資に言及するなどしており、その発表がとても楽しみです。

そこで、三菱UFJ国際投信(eMAXIS Slimシリーズ)の直販の内容を大胆に予想してみました。

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まず、仮想敵は、楽天証券です。

楽天証券は、毎月5万円を上限として、楽天カード決済を利用した投資信託の購入額の1%の楽天ポイントを付与する施策を12月1日購入分(設定締切日は11月12日)から開始します。

●楽天カード投資がもたらすインデックス革命
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1012.html

上記記事でお伝えしたとおり、これはまさに革命です。

たしかに、購入上限額が月額5万円ということは、その1%は500ポイントにすぎません。
しかし、上記記事でお伝えしたとおり、投資信託を購入している世帯のうち投資額が5万円以下の世帯は84.1%であり、10万円以下の世帯は93.2%ですから、夫婦で楽天カードを作れば、ほぼ全てのが世帯の投資需要をまかなうことができます。

楽天がこのような施策を行うことができる理由は、付与される楽天ポイントが楽天経済圏でしか利用することができないものだからです。
楽天ポイントを付与された顧客は、そのまま楽天証券で投資信託を買う人もいるでしょうが、中にはポイントカードを作って出光やビックカメラや大丸松坂屋でショッピングをする人もいるかもしれません。
楽天ポイントを付与することで、楽天経済圏の宣伝をすることができると思えば、1人あたり月額500円のポイントは惜しくはありません。

しかし、三菱UFJ国際投信の直販でクレジットカード投資を導入しても三菱UFJ国際投信にはメリットがありません。
そのため、私は、クレジットカード投資は導入しないと予想します。

とはいえ、上述したとおり、月額5万円の楽天カード投資はほとんどの世帯の投資需要を満たしてしまいますから、ここに切り込まなければ直販は成功しないでしょう。
そこで、私は、三菱UFJ国際投信の直販は、毎月の積立投資額の1%相当額(上限500円)の投資信託の口数を上乗せする施策を採用するのではないかと予想します。


つぎに、楽天証券では、投資信託の保有額に応じた投信保有ポイントを付与しています。
付与率は年0.048%です(SBI証券でも投信保有ポイント制度はあるものの、超低コスト投信の付与率は0.03%にすぎません)。

三菱UFJ国際投信の直販が成功するためにはこれに対抗しなければなりません。
そこで、私は、三菱UFJ国際投信の直販は、投信保有額の0.05%相当額(上限なし)の投資信託の口数を上乗せする施策を採用するのではないかと予想します。

とはいえ、これでは楽天証券と同水準であり、楽天証券から顧客を奪うことはできません。
そこで、三菱UFJ国際投信の直販が導入すべきは大口顧客優遇です。

投信保有ポイントの基本付与率を0.05%とした上で、月間保有残高が1000万円を超えた部分は0.06%、3000万円を超えた部分は0.07%、5000万円を超えた部分は0.08%相当額(上限なし)の投資信託の口数を上乗せする施策を採用すべきです。
要するに、三菱UFJ国際投信の直販を利用すればするほど顧客が得になる状況を作り出すことに成功すれば、多額の資金を呼び寄せることができるでしょう。

また、月間保有残高が1億円を超えた顧客には、超えた金額というケチなことはいわず、保有額の全額について0.08%相当額(上限なし)の投資信託の口数を上乗せすれば、大口顧客は解約したら損をすると考えるため、安定した大口資金を確保することができるでしょう。
ベビーファンドに安定した大口資金を確保することができれば、それが暴落時のアンカーになり、解約の嵐からファンドを守ってくれます。

また、純資産額を集める最も手っ取り早い方法は、他社ファンドを解約させて三菱UFJ国際投信の直販に乗り換えさせることです。
そのためには、期間限定の施策として、購入額の1%相当額(上限なし)の投資信託の口数を上乗せすることも極めて効果的であると考えます。

私は、三菱UFJ国際投信は直販の概要をほとんど煮詰めており、来月には発表するのではないかと考えています。
なぜなら、そうしないと来年のつみたてNISA口座に間に合わないからです。

三菱UFJ国際投信が本気で日本のバンガード社をめざすのであれば、直販で成功することは絶対条件となります。
三菱UFJ国際投信がこれらの施策を実行すれば、おそらく短期間に大量の資金が直販に流入することになるでしょう。もちろん私も全力で行きます。


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コメント

あまり期待しないほうがいいと思いますが

SMAMの投信直販もこれといった優遇サービスは、ないみたいですしね

そもそも直販するのは、スリムシリーズだけでなく高コストと言われるようなファンドも含まれるんですかね。
スリムシリーズだけですと売上が微妙そうですし、高コストファンドを扱うにしても、いくらポイント還元が多いとはいえ、そのようなファンドを買う人がわざわざ直販の口座を開くとは思えません。
どうやって利益を上げようとしているのかいるのか興味があります。

スリム先進国の販売会社取り分が0.04806%なので、直販サービスの運営費を考えると0.05%のオマケはなかなかですね。

あと考えられるサービスとしては、
・口座に関わらず毎日積立が可能
・自動リバランス
・他社からの移管手数料キャッシュバック
とかでしょうか

No title

コメントありがとうございます。

>あまり期待しないほうがいいと思います

私も、楽天カード投資が発表された時点で終わりかなと思いましたが、その後のブロガーミーティングで、代田常務執行役員がやる気に満ちた発言をしているので、非常に期待しています。

>どうやって利益を上げようとしているのかいるのか興味があります。

バンガード社の利益の源泉は直販です。
きっと、日本のバンガードをめざす三菱UFJ国際投信も直販をめざしたということでしょうね。

>口座に関わらず毎日積立が可能

いいですね。

>自動リバランス

これもいいですね。

>他社からの移管手数料キャッシュバック

これは販売会社とぎくしゃくするため、無理だと思います。

ご相談です。

男爵様、いつもブログを拝見させていただいております。今回個人的にご相談があり、ここに書き込みさせて頂きました。この内容はもし必要であればブログに掲載させて頂いて結構です。本題に入ります。

昨年の2月15日に男爵様とほぼ同じタイミングで積み立てNISAを選択して一括購入したつもりでいました。(積立てNISAで買い付けたつもりがそうでなかったようです。)
よくよく見てみると普通の買い付けで一括で39万9900円の購入をしていました。
毎月ポートフォリオは見ていたんですが、今まで気付かず、今になって大変焦っております。
まちがって買い付けしたことはもうどうにもできないのですが、このまま一括購入したもの置いておけばいいものでしょうか?購入したものを積立NISAに変更する方がよろしいでしょうか?
また別の最善策が考えられますならご教授願います。
長くなりましたが、最後まで目を通して頂きありがとうございました。

追記です

なお現在はSBI証券で運用しており、トータルで54万円のemaxsslim先進国株でトータルで+14000円となったおります。投資初心者で言葉足らずなところもありますが、よろしくお願いいたします。

No title

コメントありがとうございます。

>積み立てNISAを選択して一括購入したつもりでいました。(積立てNISAで買い付けたつもりがそうでなかったようです。)
よくよく見てみると普通の買い付けで一括で39万9900円の購入をしていました。


私ならば、このようにします。

(1)余剰資金があればつみたてNISA口座でスリム先進国株を40万円購入する。

(2)余剰資金がなければ、含み益がある今のうちに直ちに特定口座のスリム先進国株を40万円売却し、同日、つみたてNISA口座でスリム先進国株を40万円購入する(手持ち資金がなければ10万円とか20万円ずつ買い換えをしてもよいでしょう)。

No title

お忙しなか、返信ありがとうございます。
あと一つだけ質問させてください。
余剰資金があり40万円分のつみたてNISAを購入出来る場合、特定口座で最初に一括で購入した40万円はそのまま置いておけばいいのでしょうか?

No title

コメントありがとうございます。

>余剰資金があり40万円分のつみたてNISAを購入出来る場合、特定口座で最初に一括で購入した40万円はそのまま置いておけばいいのでしょうか?

リスク市場に資金投入する時期が早ければ早いほど、より多くのリスクを取る結果、リターンもより良くなります。

ただし、含み損に耐えられずに解約してしまうと元も子もありませんので、仮に半値になっても淡々と継続投資をすることができるという自信があれば、特定口座のスリム先進国株はそのままにしておいたほうがよいと思います。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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