【重要な追記あり】eMAXIS SlimでS&P500に投資する3つのメリット

マネックス証券は、本日付けで、「eMAXIS Slimで米S&P500に投資する3つのメリット」と題する特集ページを公開しています。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20181004_01.html

なお、本日付けで、

●eMAXIS Slim米国株(S&P500) 40億円に到達
純資産額 41億0100万円

●楽天全米株 240億円に到達
純資産額 241億1300万円

●楽天全世界株 140億円に到達
純資産額 140億9900万円

となりました。


※バンガード社の創設者であるボーグルの新著がアマゾンプライムリーディングで無料で読めます。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1047.html

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メリットその1は、「米国の経済成長を味方につける!」です。


S&P500指数は、米国大型株の動向を表す株価指数で、米国株式市場の時価総額の約70%をカバーしています。
1982年から現在までのS&P500指数と日経平均のパフォーマンスの推移を見ると、1987年のブラックマンデーや2000年代初期のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックを乗り越えた後も、米国経済が力強い成長を続けてきたことが分かります。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20181004_01.html


しかし、スリム先進国株のベンチマークであるMSCIコクサイ指数の約7割は米国株ですから、米国経済の力強い成長の恩恵はMSCIコクサイ指数も享受しています。
何も米国株1本に賭け、アメリカと心中する必要はありません。

また、米国経済の成長が鈍化すれば、残りの3割のヨーロッパ諸国がそのショックを緩和してくれることでしょう。
もちろん、ヨーロッパ諸国が米国よりも沈む可能性はありますが、そのときは諦めがつきます。我々は打つべき手は打っていたわけですから、もうどうすることもできなかったからです。
これに対し、米国だけに集中投資して米国だけが沈んだときには、きっと「米国以外にも分散投資しておけばよかった」と後悔します。


メリットその2は、「長期運用に嬉しい低コスト」です。


長期目線の運用に嬉しい低コストで、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する当ファンドの運用を通じて、米国市場の約70%をカバーする米国の大型株に投資できます。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20181004_01.html


スリム米国株の信託報酬は、税込0.1728%であり、S&P500指数をベンチマークとする投資信託の中では最安です。
そこで、最安の信託報酬がリターンアップに寄与しているかどうかを見てみます。


●スリム米国株
7/5 9942 
10/4 11143
騰落率 12.08006%

●iFreeS&P500
7/5 11126
10/4 12473
騰落率 12.10677%

●SSGA米国株式インデックス・ファンド
7/5 10693
10/4 11985
騰落率 12.08267%

●iシェアーズ米国株 ※ETFを買うだけ。
7/5 19113
10/4 21389
騰落率 11.90812%

●楽天全米株(参考) ※ETFを買うだけ。ベンチマークはSP500指数ではない。
7/5 10654
10/4 11824
騰落率 10.98179%


これらを並び替えてみます。

●iFreeS&P500 12.10677%
●SSGA米国株式インデックス・ファンド 12.08267%
●スリム米国株 12.08006%
●iシェアーズ米国株 11.90812%
●楽天全米株 10.98179%

スリム米国株をゼロとしたときの差です。

●iFreeS&P500 0.02671(1年0.10684%)
●SSGA米国株式インデックス・ファンド 0.00261(1年0.01044%)
●スリム米国株 0
●iシェアーズ米国株 -0.17194(1年-0.68776%)
●楽天全米株 -1.09827(1年-4.39308%)


とりあえず、楽天全米株はダメでした。

●楽天バンガードが高コストなのはブローカー報酬が高いから
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1034.html

ベンチマークが違うとはいえ、同じ米国株ですから、1年で4.4%のマイナスは痛いです。
楽天全米株よりもスリム米国株を買うべきです(※追記あり)。

しかし、スリム米国株は、iFreeS&P500とSSGA米国株に微妙に負けてしまっています。

スリム米国株の信託報酬は税込0.1728%です。
これに対し、iFreeS&P500は0.243%であり、SSGA米国株式インデックス・ファンドは0.486%ですから、スリム米国株の1年リターンは信託報酬差の分だけこれらよりも良くなければなりませんが、微妙に下回ってしまいました。

これは、スリム全世界株が野村つみたて外国株投信よりもリターンが悪いことと同じ現象です。

●野村つみたて外国株投信40億円を突破+スリム全世界株よりも良い
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1052.html#more

新規設定直後に特有の一時的な現象なのか、あるいは構造的な問題なのかは、しばらく経過観察してみなければ分かりません。
しかし、楽天全米株も、スリム米国株も、手放しで礼賛できるファンドではないことは確かです。

そのため、米国株が好きな人であっても、米国株は7割で我慢し、定評のあるスリム先進国株を買ったほうがいいのかもしれません。


ちなみに、メリットその3は、「つみたてNISAもご利用可能」です。
これは、つみたてNISA対象ファンドであれば、どのファンドにも妥当することですので、特にコメントすべきことはありません。

【2018.10.5追記】
楽天全米株とスリム米国株のリターン差が3か月で1%もあったことから、本文ではスリム米国株を選択したほうがよいと述べました。
しかし、VTIとVOOの騰落率を比較したところ、VOOのほうが1%ほどリターンがよいことが判明しました。

VTI(終値)
7/5 141.60
10/4 148.59
騰落率 4.93644%

VOO(終値)
7/5 250.92
10/4 266.04
騰落率 6.02582%

リターン差は1.08938%

結局のところ、楽天全米株とスリム米国株のリターン差はベンチマークの違いによる影響が極めて大きいものと考えられます。

とはいえ、私は、かねてから米国株投資には否定的であり、先進国株に投資すべきであると考えています。
また、米国株投資を選択するにしても、多国籍で活躍し、米国経済の高成長を牽引しているのは大企業であることから、全米株指数ではなくS&P500指数を選択するのが筋ではないかと考えています。


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コメント

No title

SlimはTOPIXも三井住友つみたてより悪い。

No title

コメントありがとうございます。

TOPIXも見てみることにします。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は、たわら先進国株(楽天証券)とVT(マネックス証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)はeMAXIS Slim先進国株を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資はeMAXIS Slim先進国株を毎月5万円購入。
●松井証券で「Slim全世界株リバランス積立」の毎営業日1万円投資を実行中。
●楽天証券で「たわら男爵15種」の毎月2回100円投資を実行中。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、大和証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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