ニッセイ外国株、前人未到の1000億円に到達

ニッセイ外国株の純資産額が、8月29日、1000億円に到達しました。

同日付けの純資産額は、1001億1100万円です。

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同日付けの純資産額ランキングです。

1、ニッセイ外国株 1001億1100万円
2、SMTグローバル株 683億3700万円
3、eMAXIS先進国株 376億2400万円
4、たわら先進国株 269億3500万円
5、スリム先進国株 202億8200万円
6、外国株式インデックスe 167億0800万円
7、Funds-i外国株 104億6800万円

ちなみに、たわら先進国株の新規設定日(2015.12.18)時点の純資産額ランキングはこちら。

1、SMTグローバル株 518億2300万円
2、eMAXIS先進国株 325億3200万円
3、ニッセイ外国株 199億7800万円
4、外国株式インデックス 147億0600万円
5、Funds-i外国株 47億6500万円

これらを比較すると、次のことが分かります。

1、ニッセイ外国株は、純資産額を5.01倍に激増させている。

※ニッセイ外国株は、2015年11月21日付けで、信託報酬を税抜0.39%から0.24%に引き下げています。2015年12月18日時点の信託報酬(税込0.2592%)を前提とした年間売上額は5178万2976円ですが、2018年8月29日時点の信託報酬(税込0.11772%)を前提とした年間売上額は1億1785万0669円ですので、売上額ベースでは2.23倍にすぎません。
超低コスト戦争がいかに儲からない戦いかが分かります。

2、SMTグローバル株は、低コスト戦争の覇者だったが超低コスト戦争には参加しないという決断をし、純資産額を微増させている。

※信託報酬は0.54%ですので、年間売上額は3億6919万8000円です。
これに対し、ニッセイ外国株の年間売上額は1億1785万0669円にすぎません。
これを見ると、低コストファンドの覇者たるSMTグロ株の先行者利益がいかに大きいかが分かります。

なお、SMTグロ株を超低コスト化させたi-SMTグロ株(信託報酬0.2052%)の純資産額は7100万円にすぎません。
私は、i-SMTグロ株の信託報酬を税抜0.08%(運用会社0.03%、販売会社0.03%、信託銀行0.02%。この信託報酬はEXE-iつみたて先進国株の信託報酬のうち信託銀行分0.015%を0.02%に増額したものですので、他社に文句を言われることはありません)に下げるべきだと考えます。
そうすると、スリム先進国株は即座に対抗値下げをしてくるでしょうし、ニッセイ外国株も苦渋の決断として対抗値下げに動くでしょう。

今後、i-SMTグロ株の純資産額が激増する未来は想定できませんので、これを捨石にすることでニッセイ外国株に痛撃を与えることができます。
また、仮にスリム先進国株が対抗値下げに動かなければ、スリムのブランド価値を大きく毀損することができるでしょう。
このようにすると、超低コスト戦争に参加しないという決断をしたSMTグロ株が売上額ベースで見ると一人勝ちすることができるでしょう。

3、eMAXIS先進国株は、低コスト戦争の覇者だったSMTグロ株とは異なり、超低コスト戦争のあおりを受けて超低コストファンドに浸食されるも、スリム先進国株の異次元の値下げによってシリーズ全体での巻き返しに成功した。

この詳細は、下記記事をご覧ください。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1009.html#more

4、元祖ネット専売ファンドだったインデックスeは、超低コスト戦争のあおりをもろに受け伸び悩むものの、野村證券のブランドを背景にしたFunds-i外国株は純資産額を2.2倍に増やすことに成功した。。

運営会社の側に立てば、誰でもSMTグロ株が欲しいと思うでしょう。
低コスト戦争の覇者としての絶大なブランド価値によって、過熱する超低コスト戦争に参加することなく、最も多額の売上金を得ることに成功しているからです。
また、i-SMTグロ株という鉄砲玉をうまく使えば、安全な場所から超低コストファンドを潰すこともできます。

これに対し、低コストファンドで覇者となれなかったeMAXIS先進国株は、スリムシリーズを投入することで生き残りを図り、その作戦は今のところ成功しています。
しかし、全てはi-SMTグロ株の動向次第です。i-SMTグロ株がどのように動くかで、スリム先進国株の今後が決まってしまうという不安定な立場にあります。
今にして思えば、eMAXIS先進国株は、信託報酬を0.648%からSMTグロ株と同額の0.54%に引き下げ、SMTグロ株と低コストファンドの覇権を争うべきでした。

ニッセイ外国株は、純資産額を前人未到の1000億円に到達することに成功しました。
1位か2位以下かの差は極めて大きなものがあります。
ニッセイ外国株は、信託報酬と純資産額の2点で先進国株インデックスファンドの覇者といえます。雑誌や書籍で頼まなくても勝手に宣伝してくれることから、それがまた純資産額を集めることにつながります。

しかし、純資産額を急激に集めるということは、長期投資の覚悟がない顧客が大半を占めることを意味します。
相場が暴落すれば狼狽売りが相次ぎ、ファンドの価値を毀損し、下方乖離の原因となることでしょう。

また、ニッセイ外国株は、原因不明の乖離を年中行事のように出しています。
しかも、ニッセイは、なぜニッセイ外国株が乖離を頻発するのかについて、その原因を把握していません。

インデックスファンドの運用って難しいんですよね(@ニッセイ外国株)
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-784.html
●刮目せよ、これがニッセイマジックだ!!
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-791.html
●ニッセイ外国株から、説得力ゼロの弁解が公表されました
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-831.html

相場の暴落は、いつ来るかは分かりませんが、必ず到来します。
そのとき、顧客の狼狽売りに原因不明の乖離が重なることで、我々の想定を超える乖離が発生しないことを祈るばかりです。

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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
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ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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