2023/02/26
電気代が高騰しています。
【参考】
●電気代が6万1000円を超えるhttp://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2639.html2022年12月の電気代が6万1341円になって非常に驚きましたが、その原因は燃料費調整単価でした。
2022年12月利用分の燃料費調整単価は12円30銭/kWhだったからです。
2023年1月の電気代は5万0193円でした。
12月利用分よりも1万円少なくなった理由は、国からの補助金(7円/kWh)のおかげです。
2023年1月利用分の燃料費調整単価は5円51銭/kWh(補助金控除後)でしたので、もし補助金がなければ12円51銭/kWhだったことになります。
おそろしいことです。
電気代の高騰のせいで、電気自動車の魅力が急速に失われています。
とはいえ、EU欧州議会は、2023年2月14日、内燃機関車の新車販売を2034年までとする法案を採決しました。
20235年以降は、ガソリン車やディーゼル車だけでなくハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の新車販売もできなくなる見込みです。
自動車メーカーもEV化を急速に推し進めています。メルセデスベンツも基本的には
全ての車種でマイルドハイブリッド(エンジンとトランスミッションの間に
モーター機能付き発電機を配置することで、加速時にはエンジンをアシストし、減速時には回生ブレーキによる発電を行ってリチウムイオンバッテリーに蓄電する仕組み)を採用しています。
このように電動化は世の流れですが、電気自動車は内燃機関車よりも値段が高いという問題があります。
電気自動車が高額な理由はバッテリーにコストがかかるからです。国は電気自動車を普及させるため、
65万円の補助金を出していますが、
内燃機関車との値段差は一般的に100万円程度であるため、値段差を埋めるには至っていません。
これまでは運用コストの差(ガソリン代よりも電気代のほうが安い)によって購入時の値段差を回収することができましたが、電気代の高騰でそれも難しくなりつつあります。
電気自動車はモーター駆動するため、
静かでなめらかで力強い運転体験をすることができると言われています。
静かでなめらかで力強い運転体験の実現は、全ての高級車が目指してきたところです。特にガソリンエンジンよりも振動や騒音が大きいディーゼルエンジンについては、メルセデスベンツも大変な苦労をしてきたようです。
ベンツ社は、未完の大器であるディーゼルエンジンに粘り強く関わり、ついにはガソリンエンジンに遜色ない製品にまで育て上げたのです。今日、メルセデス・ベンツの乗用車に搭載されるディーゼルエンジンの優秀性は誰もが認めるところですが、その基礎はこの時ベンツ社によって築かれたと言えるでしょう。https://www.mercedes-benz.jp/brand/magazine/story/03_page02.htmlメルセデスベンツによるディーゼルエンジンの集大成が
S400dに搭載されたOM656型
直列6気筒直噴ディーゼルターボになります。
マイルドハイブリッド機能は搭載されていませんし、タイヤもランフラットタイヤではありません。そのため、
S400dが純粋な内燃機関車を味わえる最後の車になると言われています(Sクラスのガソリンエンジン車であるS500にはマイルドハイブリッドが搭載されています)。
S400dについては、様々な試乗記や試乗動画が公開されていますが、絶賛の嵐です(五味やすたかさんだけが音がうるさいと文句を言っていますが、文句を言っているのは五味さんだけです)。
最後にして最高のディーゼルエンジン搭載車であるS400dに乗ってみたくなり、オーナー表彰を受け取る用事があったので試乗してきました。
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