VTを買うならSBI証券

楽天銀行は、2017年9月1日、米国株・ETFの売買手数料を値下げすると発表しました。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20170901-01.html

上記リンク先では、「業界最低水準へ」などという煽り文句が記載されていますが、単に、マネックス証券・SBI証券と同額にしただけです。

米国株・ETFの売買手数料は、長らくマネックス証券が最安でした。
SBI証券と楽天証券は、マネックス証券より高かったのですが、SBI証券は2016年7月11日からマネックス証券と同額に引き下げています。
つまり、3大ネット証券会社の中で、楽天証券だけが1年以上も高いという状況でした。

そこで、改めて、VTを買うならどこで買うのが得なのかを検討してみます。

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米国ETFの為替差益課税は心配無用

先ほど、こんな記事を見ました。

「海外ETFの問題点とは ~課税区分と税金」
http://21centurycapitalist.com/2017/07/18/post-356/

要するに、保有するリスク資産は米国ETF(うち7割がVT)であるところ、為替差益相当額は雑所得として課税されるので、国民健康保険等に影響して不利益になるとの前提のもと、

さて、これで私も自分のポートフォリオを見直さなければならなくなりました。
ずっと保有する気でいましたので、ショックです。

と結論づけています。

その後の記事を拝見しても、いろいろと悩んでおられるようですが、そもそも悩む必要は一切ありません。

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投資信託とETFの課税関係

投資信託やETF(以下「ファンド」といいます)が保有する現物株が配当金を出すと、配当金の分だけファンドの純資産が増えます。

ファンドは、増えた純資産について、
(1)配当しない
(2)一部だけ配当する
(3)全て配当する
という選択肢の中から、いずれかを選びます。

配当する場合もしない場合も、極めて複雑な課税関係が発生します。
私が理解する限度になりますが、整理してみました。間違い等がありましたら、ご指摘いただけるとうれしいです。

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VTとVTWSXのどちらが儲かるか

VTの実質コストは0.11%であるのに対し、そのインデックスファンド版であるVTWSXの実質コストは0.21%ですので、両者のコスト差は年0.1%です。

もしVTWSXを日本の証券会社で買えるようになったら、どちらを買うべきでしょうか。

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VTのインデックスファンド(VTWSX)の実質コストは0.21%だった

全世界株に投資するバンガード社の米国株ETFである「VT」。
経費率が継続的に値下げされ、現時点では0.11%まで下がっています。

しかし、VTはETFであることから、必ず分配金を出さなければなりません。
分配金には、アメリカ税10%、日本税20.42%が課税されることから、税引き後では7割の分配金しか再投資に回せないことになります。

これに対し、インデックスファンドであれば、顧客に配当する前にファンド内で再投資してしまえば上記の課税はされません。

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米国ETFは分別管理されているので、証券会社が破綻しても大丈夫

「海舟の中で資産設計を」というブログの記載を引用します。
http://anbowasset.blog.fc2.com/blog-entry-215.html#more

【引用開始】

外国株式は元々SBI証券名義になっているのですから、貸株を利用していなくても信用リスクを負っているのは同様かもしれません(SBI証券の債権者がSBI証券名義の株式を取り上げに来たら、対抗手段はないと思われる)。
もしそうだとすると、貸株を利用したからといって特段リスクが増加するわけでもないということになるかもしれません。

【引用終わり】

もし本当ならとても怖いです。
私も正直怖くなりましたので、SBIとマネックスに聞いてみました。

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バンガードETFで世界の未来に投資する

マネックス証券のホームーページを見ていたら、「バンガードETFで世界の未来に投資する」という座談会がありました。
https://www.monex.co.jp/Etc/topbn/guest/G800/new2016/news1603_22.htm

同じページからバンガードジャパンの金野さんのオンラインセミナーも視聴できます(25分28秒)。
https://ondemand.seminar.vcube.com/ondemand/v/ff423caf56969898b9d2e0ee08ca7a2c35270d0a

VTはまるで呼吸するかのように自動的に構成比率が調整される。
世界経済の今を生きているメンテナンスフリーのETFである。

金野さんがドヤ顔で上記の決め台詞を述べています。
きっと一生懸命考えたのでしょうね。これを見るだけでも視聴する価値はあるでしょう。

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外国株口座はSBIで決まり(3社の比較)

SBI証券と楽天証券が手数料値下げ戦争に突入したことについては、以下の記事でお伝えしました。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-137.html#more

この記事ではいろいろと詰め込みすぎましたので、今回は米国株でETFを買うケースに絞って3社を比較してみたいと思います。

【以下は参考】

私が推奨する「VT三分の計」については、以下の記事をご覧ください。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-103.html#more

いなぐらパパさんに褒められました。
ありがとうパパさん。
http://inagrafam.com/2016/06/30/vt-addendum/

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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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